家庭教師ブログ
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2023.09.27
こんにちは。家庭教師Campライターの工藤です。
猛暑真っ只中だった9月もだいぶ暑さが落ち着き、勉強をはじめいろんな活動がしやすくなってきましたね。
受験生のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。
週末は文化祭や説明会といったイベントが増えてきます。引き続き体調にお気をつけてお出かけくださいね。
さて、都立中の学校紹介シリーズ第5弾は、両国高等学校附属中学校です。
「両国中」は東京都東部地域の都立中になります。それでは見ていきましょう。
▼小石川中▼ ▼武蔵中▼ ▼立川国際中▼ ▼南多摩中▼ ▼白鷗中▼
▼大泉中▼ ▼九段中▼ ▼桜修館中▼ ▼富士中▼ ▼三鷹中▼
まずは概要です。恒例の立地・交通アクセスを確認しましょう。
〒130-0022 東京都墨田区江東橋1丁目7番14号
JR「錦糸町駅」より徒歩約5分 東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」より徒歩約5分
都営新宿線「菊川駅」より徒歩約10分 都営新宿線「住吉駅」より徒歩約10分
多くの駅に囲まれている関係で、最寄り駅が比較的多いのが特徴ですね。最短は錦糸町駅になります。
江東橋のすぐ隣くらいの位置にあり、比較的分かりやすい立地ではないでしょうか。
新宿駅から約21分(両国中公式HPより)なのもありがたいですね。
両国中は「併設型」に属する学校ではありますので、高校入試もございました。
ただし、両国中は2022年から高校入試の募集を停止し、中学募集定員を拡大しました。
そのため、今後何かしらの変更がない限りは、中学入試で頑張る他ないということです。
「高い『志』の実現 リーダーの育成」を教育目標として掲げる両国中は、東京府立第三中学校から数えて開校120年を超える歴史を持つ、ということもプッシュしています。
両国中が独自作成している適性検査Ⅲの問題文でも、度々両国中のことや墨田区関係の話が出てきており、地元意識や母校愛の強さを感じます。
また、「自律自修」という校訓からも、主体性や自律性を求めていることが分かります。
「質の高い授業をチャイムとともに開始し、特別な事情がなければ授業を欠かさないで大切にする」という方針を書いていることからも、そういった人物を求め教育していく指導方針が見えてきます。
「志(こころざし)学」という総合学習の時間を設けていることも同様です。職業体験などを通じて、社会貢献や倫理観・職業観を持ってもらう授業になります。
そのあたりについては、実際に生徒さんと接する機会があれば一番良く伝わります。
合う合わないはあるかと思いますので、ぜひ足を運んで保護者様・そして通うご本人の目で確かめてほしいと思います。
授業カリキュラム(シラバス)は現在の公式HPでは開示されていませんが、基本的には他の都立中に準ずる部分が大きいです。
英語・数学・理系教育に力を入れていることはもちろんですが、国語やディベートについても力をいれています。しっかりと両国中の勉強についていけるよう、まさに「自律自修」しなければならないわけです。
大学進学実績については、国公立進学者が現役合格者の約3割を占めるということで、良い実績と言えるでしょう。
国公立大学の中では、過去5年間で安定して千葉大学は2桁輩出しています。
錦糸町駅に近いという立地の関係もあるかもしれません。
私立大学では、エリアの関係か校風の影響か、GMARCH・早慶上理全体で見ても明治大学が突出して多いです。(他大学の2倍、学習院大学と比べると約7~10倍)大学についても考えている方は、ぜひ調べたり相談会で質問してみたりしてください。
両国中の入試形態は「一般枠募集」のみとなり、いわゆる適性検査型入試のみとなります。両国中の適系検査型入試は、適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ、適性検査Ⅲの3教科です。
この3教科の点数と、学校の成績による報告書の点数を合わせて合否が決定します。
報告書点と筆記試験の配点比率は2:8であり、3教科の中では適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱの比重が高くなっています。
適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱは都立中の共同作成問題を使用します。
とはいえ、難易度が変わるわけではありません。しっかりと対策をしていきましょう。
適性検査Ⅰの共同作成問題は段落ごとの条件指定がなくなり、文字数も文章1・文章2ともに増加するなどの傾向がありますが、字数についてはむしろ例年通りに戻ったという感じです。
適性検査Ⅱは算数では条件に合わせて考える力が必須になる問題でした。社会では日本の産業について考える内容で、理科では日常生活の問題から観察結果の考察、分析をする問題などが出題されました。
共同作成問題であっても、レベルの低い問題が出るわけでは全くありません。文章量・作業量も大変多くなっています。独自作成問題の学校の過去問も解くように心がけてください。
適性検査Ⅲは両国中の独自作成問題を使用します。検査時間が45分と長くなり、小問が1つ増えました。
平面・空間図形、約数・倍数などの整数問題への理解や、数え上げのミスや条件の見落としなどのルール・規則をきちんと守る力が求められます。
とはいえ、理科の対策を捨ててよいわけではありません。傾向の変化に対応できるよう、適性検査Ⅱの対策も含めて勉強しておきましょう。
適性検査Ⅰの比重も高いので、作文がしっかり書けることがまず大切です。
時間内に文章2つを読み切るスピード、作文を書ききる作文力が必要になります。
テーマそのものには大きな独自性はないため、広く作文で出題されやすいテーマについて練習することが肝要です。
また、適性検査Ⅲもおろそかにはできません。
単位換算や基礎計算力が問われる問題が毎年出てくるので、計算練習はコツコツ行っておきましょう。
平面図形問題も頻出なので、操作を含む問題を含めて平面図形は重点的な対策が必要です。
指示も細かいので、読み飛ばしがないか、間違えた問題などで条件の認識不足がないかなども確認しておきましょう。
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