家庭教師ブログ

学校別「都立中に合格するには」①小石川中等教育学校 の紹介

2023.09.20

 

こんにちは。家庭教師Campライターの夏海です。

 

9月も終わりに近づいていますが、まだまだ暑い日が続くようですね。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

朝晩は涼しくなってきていますが、体調管理に十分気をつけて過ごしましょう!

 

学校別「都立中に合格するには」①小石川中等教育学校 の紹介 ◎そもそも都立中とは?

ところで、皆さんは都立中と聞いて、この学校と思い浮かぶ学校はありますか?

都立中は全部で11校あります(千代田区立九段中含む)。

都立中は正式には「都立中高一貫教育校」と言います。

 

都立中が目指す教育としては、以下の3つがあります。

 

①6年間の一貫した教養教育を行うことで、総合的な学力を培うとともに、個の確立を図り、生徒の個性や創造性を伸ばします。

②使命感・倫理観、社会貢献の心、日本人としてのアイデンティティなど、これからの日本人に求められる資質を育てます。

③教養教育を重視しながら各校が特色ある教育を行うことを通じて、社会の様々な場面、分野で信頼されるリーダーとなり得る人材を育成します。

(東京都教育委員会ホームページより引用)

 

都立中は中等教育学校と併設型に分けられます。

中等教育学校は6年間を1つの学校で学ぶ学校です。

併設型は中学と高校に分かれています。

 

今回は都立中の中から、都立小石川中等教育学校についてご紹介いたします。

 

そのほかの都立中学校紹介シリーズはこちらをクリック! 

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▼大泉中▼ ▼九段中▼ ▼桜修館中▼ ▼富士中▼ ▼三鷹中▼

学校別「都立中に合格するには」①小石川中等教育学校 の紹介 ◎概要

 

まずは立地・交通アクセスからの確認です。通学距離に関わる大事な情報ですから、しっかり確認しておきましょう。

 

立地・交通アクセス

〒113-0021 東京都文京区本駒込2-29-29

都営三田線「千石」駅 徒歩3分

山手線/都営三田線「巣鴨」駅 徒歩10分

山手線/東京メトロ南北線「駒込」駅 徒歩13分

 

学校別「都立中に合格するには」①小石川中等教育学校 の紹介 ◎特色

小石川中は都立中の中で最難関の学校です。教育で特に力を入れているのは3点です。

 

小石川中は「小石川フィロソフィー」という課題研究の授業を6年間行います。

また、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)にも指定されており、理数系にも力を入れています。大学との提携やコンテストへも参加しています。

国際教育では、海外の学生とのオンライン英会話やホームステイ、スピーキングコンテストなどに取り組みます。

5年生では海外に修学旅行に行くので、英会話の実力を試すこともできます。

 

これらのことに共通するのは6年間かけて生徒一人ひとりが何らかの課題に取り組むということです。

中等教育学校だからこそ6年という長い時間をかけられ、つきつめて考えることが可能になります。

そしてそうした努力は、今後人生を歩んでいく上で大事な素地になるはずです。

 

学校別「都立中に合格するには」①小石川中等教育学校 ◎入試形態

小石川中の入試は適性検査Ⅰ適性検査Ⅱ適性検査Ⅲの3教科です。

この3教科の点数と報告書の点数を合わせて合否を決定します。

各教科の得点の比率は1:1:1です。ここでは報告書の点数については割愛します。

 

適性検査Ⅰは都立中の共通問題(正しくは共同作成問題といいます)、

適性検査Ⅱ大問1、3共通問題大問2小石川中の独自問題

適性検査Ⅲ小石川中の独自問題です。

 

内容は適性検査Ⅰが 読解問題と作文

適性検査Ⅱが 理科、社会、算数

適性検査Ⅲが 理科、算数となっています。

 

学校別「都立中に合格するには」①小石川中等教育学校 の紹介 ◎対策

都立中のすべての学校に言えることですが、理系がかなり重要になってきます。

小石川中でいえば、適性検査Ⅱの大部分、適性検査Ⅲで理系が必要になってきます。

基礎的な計算力はもちろんですが、文章や資料から原因や理由を探す力も必要になってきます。

 

特に小石川中の入試問題で気をつけていただきたいのは、

適性検査Ⅱ 大問2 と 適性検査Ⅲ 大問1 です。

 

適性検査Ⅱ大問2は数値から計算をし、グラフや表を書く問題です。

計算自体はそこまで難しい問題は出ません。しかし、計算の量が多く、グラフや表も書かなければならないので時間が足りません。

日ごろから計算に慣れていないと間に合わないと思います。

さらに、この後の問題で150字以内で意見を書く問題もあります。なので、この計算自体は5分程度で解くことが理想です。

 

適性検査Ⅲ大問1ですが、日常的な事象や生活の中の物事から理由や原因を記述する問題です。

鳥の羽ばたきの様子やお茶の色についての問題など、日常で見かけるものから出題されますが、なぜなのかは考えたことがない問題ばかりです。

この問題への対策は、過去問や似たような問題を繰り返し解くしかありません。

日ごろから似たような問題を解くことで、どのように考えればいいのかがつかめてきます。

都立中問題は解けば解くほど力がつくので、たくさん問題を解きましょう。

 

学校別「都立中に合格するには」①小石川中等教育学校 の紹介 ◎学校別都立中受験コース

そこで、小石川中等教育学校対策としてぴったりなのが、オンライン家庭教師の家庭教師Camp「学校別都立中受験コース」です。

前述した、小石川中等教育学校向けの対策ができるのはもちろんですが、

先生と生徒の1対1授業なので、分からないところをその都度先生に聞くことができます。

志望校ごとにコースが分かれているので、その学校にあった細かいポイントまで指導します。

 

今回は小石川中等教育学校について紹介しました。

今から学校別に学習しておくと、他の受験生に差をつけられます。

気になる方は家庭教師Campまでお気軽にお問い合わせください。


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【この記事を書いた人】
夏海
【略歴】
小学生から個別指導塾に通い、高校受験を経験。個別指導塾で4年間働き、現在も個別指導塾の校長を務める。
学生時代と合わせ、8年にわたり個別指導塾での指導を行う。
中学受験では都立小石川・大泉・白鴎中など、高校受験では都立戸山・新宿・竹早高校などに合格者を輩出。
今までの指導経験をもとに、受験や成績アップに役立つ情報をお伝えします。

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