家庭教師ブログ
家庭教師ブログ
2023.09.22
こんにちは、家庭教師Campライターの工藤です。
9月も下旬に入り、さまざま文化祭も増えてくる時期ですね。
30℃以上の気温もまだまだ健在ではありますが、まずは体調にご自愛くださいね。
健康でないと勉強もおろそかになります。まずは健康第一です。
さて、前回(都立武蔵高等学校附属中)、前々回(小石川中等教育学校)と都立中の学校紹介をしていきました。
本日はさらに東京の西部地域、立川国際中等教育学校の紹介です。
「立川国際中」「立国(たちこく)」とも略されるこの学校について知っていきましょう。
▼小石川中▼ ▼武蔵中▼ ▼南多摩中▼ ▼両国中▼ ▼白鷗中▼
▼大泉中▼ ▼九段中▼ ▼桜修館中▼ ▼富士中▼ ▼三鷹中▼
まずは概要ということで、立地・交通アクセスから確認していきましょう。
〒190-0012 東京都立川市曙町3-29-37
・JR立川駅北口・多摩都市モノレール立川北駅から徒歩18分
・立川バス「北町」行で「立川国際中等教育学校」下車 所要時間12分
交通アクセスのよい立川駅からそれほど離れていないので、駅からは近いと言えます。
立川駅周辺は初めて来るとやや入り組んでいる印象を受けますので、
入試当日に初めて来て迷う、ということがないように複数回下見しておきましょう。
慣れてしまえばどうということはありません。
交通アクセスが良いということは利用者も多いので、電車内や駅構内の人は多いです。
そのあたりは初めて電車通学する人にとって大変だと思いますが、朝の通勤通学ラッシュにも慣れていきましょう。
立川国際中は「中等教育学校」に分類され、6年間の一貫教育となっています。
そのため、高校入試はありません。
立川国際中で学びたい人は、中学入試に全力を尽くしましょう。
立川国際中が掲げる教育目標は、「国際社会に貢献できるリーダーとなるために必要な学業を修め、人格を陶冶する。」です。
国際の名前を関する通り、国際社会での活躍を念頭に置きながら、学業すなわち勉強についてはもちろん、人格についても高い目標を持っています。
また、そのための教育グランドデザインを新たに策定し、
教育理念「立志の精神」「共生への行動」「感動の共有」を三本柱として教育していく、としています。
実際のカリキュラムとしては、数学では都立中や私立中でよく使用される『体系数学』を使用して代数分野と幾何分野を並行して進めたり、
英語は「共通」「標準」「発展」と授業内容や教材のレベルを分けた指導を行ったりしています。
「国際」と書いてあるので文系科目重視のようにも見えますが、内部での数学のレベルは高いです。
入試自体もそうですが、理系科目を軽んじることがないようにしてください。
ちなみに、第三学年(いわゆる中3)の数学では、あっという間に高校数学に入ります。
英語もに関しても、かなりハイレベルな教材を使用して進めていますので、しっかりついていけるように勉強していきましょうね。
勉強のことばかり書いてしまいましたが、学校生活についても触れておきましょう。
立川国際中は1学年のうち約2割が海外帰国・在京外国人生徒ですので、国際色豊かな学校であることは間違いありません。
東京都教育委員会が指定する「東京グローバル10」の指定校であり、海外姉妹校や留学生との交流も行えます。
4年生(高校1年生)では自由選択科目としてフランス語・ドイツ語・中国語が開講されているなど、第二外国語の習得も目指せます。
部活動ではおおよそよくある運動部はあります。
剣道部やラクロス部は学校によってはないかもしれませんので、特徴と言えるでしょう。
後期(いわゆる高校生)の部活動では弓道部もあります。文化部としては吹奏楽や演劇などがあります。
合唱部があるのが少し珍しいでしょうか。また、英語部もあります。
立川国際中の入試形態は2つあり、「一般枠募集」と「海外帰国・在京外国人生徒枠募集」(通称:帰国枠・帰国生入試など)です。帰国生入試は一般枠との併願ができます。
まず、一般枠とは入試時期が大きく異なることに注意してください。
1月末に試験を行い、一般枠の入試日よりも前に合格発表が行われます。そのため、併願できるわけですね。
もちろん誰でも出願できるわけではなく、
日本の小学校あるいはそれと同等の日本人学校や現地校での卒業見込みがある方、
保護者どちらかに伴い連続して2年以上海外に在住しており、
入学日現在帰国後2年以内の方、あるいは外国籍があり条件を満たす方が対象になります。
このあたりの細かい年数や条件は、入試募集要項をご参照ください。
入試としては45分の作文試験と、20分程度の面接試験があり、
作文が600点満点に換算、面接が400点満点に換算され、総合成績1000点で計算します。
作文の比重が重いですが、面接試験も4割かつ時間が長めです。
作文については、短めの課題文やテーマが与えられ、それについて論じる形式です。
面接については、志望動機や英語で資料を作成してのプレゼンテーションなど、かなり独特な試験となります。
いきなりできるものではありませんので、しっかりとした対策と準備が必要です。
とくにプレゼンテーションは、資料の内容もありますので事前準備がかなりあります。
こちらは、いわゆる都立中の試験になります。
適性検査Ⅰ(作文)を立川国際中で独自作成し、適性検査Ⅱは共通問題を使用します。
この2教科の点数と報告書の点数を合わせて合否を決定します。
各教科の得点の比率は1:1:2です。適性検査が75%、報告書点が25%です。
適性検査Ⅱの比重が大きいので、理数系はおろそかにできませんね。
適性検査Ⅰは立川国際中の独自作成ですが、直近年度の入試では字数は400字、読解問題が2問という構成です。国際だからといってそういったテーマばかりが出てくるわけではなく、読書や環境問題、人間の心性や理性についてなど多様なテーマから出題されています。
適性検査Ⅱは都立共通問題になります。
算数・社会・理科の各大問にしっかり答えていく必要があります。
適性検査Ⅱの配点が大きいことも考えると、適性検査Ⅱでしっかり得点できることが重要です。
とくに算数問題の配点が大きいとみられているため、算数での得点力がある子は大事です。
また、どの都立中でもそうですが、立川国際中も例にもれず人気の学校になります。
報告書点が高いに越したことはありません。各教科の「できる」を「よくできる」に引き上げ、確実な得点を目指しましょう。
まずは適性検査Ⅰ、作文で及第点以上を取れる実力が必要です。
そのためには、作文だけでなく、読解問題2題を安定して取れる力が大事になってきます。
読解問題は筆者の主張をしっかり捉えたうえで、字数指定に沿って解答を作る必要があります。
問題文に出てきている表現をうまく拾うことです。字数制限のある読解問題の練習をしていきましょう。
また、適性検査Ⅱでは算数の比重が大きいですが、例年都立中の算数は難しいです。
算数が得意な子は武器にしていきつつ、そうではない子はまず確実に取れる小問を得点しましょう。
理想的には、算数問題を完答しきった上で、他の問題もしっかり部分点を得点できると良いです。
年度によっては合格者でも低い点数での勝負になることもありますので、1点でも多く得点しにいく姿勢が大切です。
そこで、立川国際中に合格するための対策としてぴったりなのが、オンライン家庭教師の家庭教師Camp「学校別都立中受験コース」です。
前述した立川国際中に向けた対策ができるのはもちろんですが、授業はすべて1対1なので分からないところをその都度聞くことができます。
志望校ごとにコースが分かれているので、その学校にあった細かいポイントまで指導します。
今回は立川国際中について紹介しました。立川国際中は近年倍率も高い人気の都立中です。
今からしっかり対策をして、他の受験生に差をつけましょう! 立川国際中志望の方はぜひ家庭教師Campまでお気軽にお問い合わせくださいませ。
難関中高大受験のための
オンラインマンツーマン指導
月額 5,940円(税込)~
入会金・管理費・解約金はありません