家庭教師ブログ
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2026.08.14

さて、前回(都立武蔵高等学校附属中)、前々回(小石川中等教育学校)と都立中の学校紹介をしていきました。
本日はさらに東京の西部地域、立川国際中等教育学校の紹介です。
「立川国際中」「立国(たちこく)」とも略されるこの学校について知っていきましょう。
まずは概要ということで、立地・交通アクセスから確認していきましょう。
〒190-0012 東京都立川市曙町3-29-37
・JR立川駅北口・多摩都市モノレール立川北駅から徒歩18分
・立川バス「北町」行で「立川国際中等教育学校」下車 所要時間12分
交通アクセスのよい立川駅からそれほど離れていないので、駅からは近いと言えます。
立川駅周辺は初めて来るとやや入り組んでいる印象を受けますので、
入試当日に初めて来て迷う、ということがないように複数回下見しておきましょう。
慣れてしまえばどうということはありません。
交通アクセスが良いということは利用者も多いので、電車内や駅構内の人は多いです。
そのあたりは初めて電車通学する人にとって大変だと思いますが、朝の通勤通学ラッシュにも慣れていきましょう。
立川国際中は「中等教育学校」に分類され、6年間の一貫教育となっています。
そのため、高校入試はありません。
立川国際中で学びたい人は、中学入試に全力を尽くしましょう。
立川国際中等教育学校が掲げる教育目標は、「国際社会で貢献できるリーダーとなるために必要な学業を修め、人格を陶冶する。」です。
校名に「国際」を冠する通り、国際社会で活躍・貢献できる人材の育成を大きな柱としていますが、決して「英語や国際教育に力を入れている学校」というだけではありません。
学業については、幅広く高度な教養を身に付けることを重視し、
5年生までは文系・理系に分けず、すべての生徒がすべての教科・科目を学ぶカリキュラムを採用しています。
中高一貫教育のメリットを生かし、前期課程の段階から後期課程で学ぶ内容を発展的に扱うなど、学力面でも高い水準を目指しています。
この教育目標を実現するため、立川国際では「Road to Global Citizens ~Think Globally, Act Locally~」を掲げています。
その教育理念・スクールポリシーの柱となっているのが、
の3つです。
自ら志を立てて未来を切り開く力、異なる文化を理解・尊重しながら自分の考えを表現する力、そして学校生活の中で主体性や達成感、連帯感を育てることを重視しています。
「国際社会で活躍するための英語力」と「幅広い教養」、そして「人としての成長」をセットで考えているところが、立川国際の大きな特徴と言えるでしょう。
「立川国際」という名前から、国際教育や文系科目を中心とした学校をイメージする人もいるかもしれません。
しかし、数学をはじめとする理系科目もしっかり学ぶ学校です。
数学では、中高一貫校でよく使われる『体系数学』を使用。
前期課程から代数・幾何を体系的に学び、中高一貫教育のメリットを生かして高校数学につながる内容も発展的に扱っています。
現在の学校案内でも、数学では習熟度別の少人数クラスを編成し、基礎の確実な定着と応用力の向上を図ることが示されています。
特に中等3年では、高校数学への接続を意識した学習が進みます。
「中学校だから、まだ高校数学は先」とのんびり構えていると、思った以上に授業の進度が速く感じられるかもしれません。
立川国際を受検する場合は、入試対策の段階から算数・数学を軽視しないことが大切です。
入学後も、数学を含めた主要教科をきちんと積み上げていく必要があります。
もちろん、英語教育は立川国際の大きな特色です。
2026年度の年間授業計画を見ると、前期課程の英語では「共通・標準・発展」という段階に分けた教材・授業が組まれています。
1年生では4クラスに展開して少人数指導を行い、帰国生なども含めた生徒それぞれの英語力に対応しています。
2年生でもγ(ガンマ)クラスを含む4クラス展開で授業を行っており、
リスニングやリーディング、シャドーイングなどにも取り組んでいます。
実際に中学生の段階で高校レベルの文法表現を扱う授業も紹介されています。
さらに、学校としては卒業時までに英語検定準1級取得を目指した指導を掲げており、
後期課程の4・5年生では週1回のオンライン英会話も行っています。
ですから、英語が得意な生徒にとってはさらに力を伸ばせる環境である一方、
英語をこれから頑張りたい生徒も、少人数指導を生かして力を伸ばしていくことができます。
そして、立川国際ならではの大きな特徴が、国際色豊かな学校生活です。
現在も公式サイトでは、1学年の約2割が海外帰国・在京外国人生徒とされています。異なる文化や環境で育った生徒たちが、授業だけでなく行事や部活動などでも一緒に学校生活を送ることで、日常の中から国際感覚や多様性を学べる環境になっています。
東京都教育委員会のGE-NET20(Tokyo Metropolitan Global Education Network School Premier 20)の指定校でもあり、
英語教育・国際教育を学校全体で推進しています。
以前の「東京グローバル10」という表現は、現在はGE-NET20に更新されています。
海外の学校との交流や短期留学生の受け入れ、オンライン交流などの機会もあり、
「海外に行かなければ国際交流ができない」という学校ではありません。
さらに、5年生では全員がオーストラリアで約1週間の研修旅行を行うほか、
希望者向けにはカンボジア・シンガポール・米国などを舞台とした特別プログラムも用意されています。
外国語については英語だけではありません。
4年生では自由選択科目として第二外国語が設定されており、現在はフランス語・ドイツ語・中国語から選択して学ぶことができます。
また、希望者向けの海外大学進学支援などもあり、将来的に海外大学への進学を考えている生徒にも対応したプログラムが用意されています。
勉強や国際教育だけでなく、部活動も充実しています。
運動系では、バドミントン、サッカー、剣道、ラクロス、バスケットボール、野球、卓球、陸上、硬式テニス、バレーボールなどがあり、後期課程には弓道もあります。
特にラクロスや弓道は、学校によってはあまり見かけない部活動なので、立川国際ならではの選択肢と言えるかもしれません。
文化系では、吹奏楽、演劇、英語、合唱、美術、家庭科、放送、自然探究、科学研究などがあります。後期課程では茶道部も活動しています。
また、体育祭・紫翠祭(文化祭)・合唱祭の「三祭」を生徒主体で開催しているほか、
英語発表会、英語村、英語合宿、英語劇など、英語を実際に使う行事も多く用意されています。
立川国際中等教育学校は、確かに国際教育が大きな特色の学校です。
しかし、実際の教育内容を見ていくと、英語・国際教育だけに特化した学校ではありません。
数学をはじめとする理系科目もしっかり学び、5年生までは文系・理系に分かれず幅広い教科を学習。その上で、英語をコミュニケーションツールとして使いこなし、異なる文化や価値観を持つ人たちと協働する力を育てています。
「国際社会で活躍したい」という目標を持つ人はもちろん、
勉強もしっかり頑張りながら、英語や海外、異文化交流にも挑戦したいという生徒にとって、立川国際は非常に特徴のある中高一貫校と言えるでしょう。
立川国際中の入試形態は2つあり、「一般枠募集」と「海外帰国・在京外国人生徒枠募集」(通称:帰国枠・帰国生入試など)です。帰国生入試は一般枠との併願ができます。
まず、一般枠とは入試時期が大きく異なることに注意してください。
1月末に試験を行い、一般枠の入試日よりも前に合格発表が行われます。そのため、併願できるわけですね。
もちろん誰でも出願できるわけではなく、
日本の小学校あるいはそれと同等の日本人学校や現地校での卒業見込みがある方、
保護者どちらかに伴い連続して2年以上海外に在住しており、
入学日現在帰国後2年以内の方、あるいは外国籍があり条件を満たす方が対象になります。
このあたりの細かい年数や条件は、入試募集要項をご参照ください。
入試としては45分の作文試験と、20分程度の面接試験があり、
作文が600点満点に換算、面接が400点満点に換算され、総合成績1000点で計算します。
作文の比重が重いですが、面接試験も4割かつ時間が長めです。
作文については、短めの課題文やテーマが与えられ、それについて論じる形式です。
面接については、志望動機や英語で資料を作成してのプレゼンテーションなど、かなり独特な試験となります。
いきなりできるものではありませんので、しっかりとした対策と準備が必要です。
とくにプレゼンテーションは、資料の内容もありますので事前準備がかなりあります。
こちらは、いわゆる都立中の試験になります。
適性検査Ⅰ(作文)を立川国際中で独自作成し、適性検査Ⅱは共通問題を使用します。
この2教科の点数と報告書の点数を合わせて合否を決定します。
各教科の得点の比率は1:1:2です。適性検査が75%、報告書点が25%です。
適性検査Ⅱの比重が大きいので、理数系はおろそかにできませんね。
適性検査Ⅰは立川国際中の独自作成ですが、直近年度の入試では字数は400字、読解問題が2問という構成です。国際だからといってそういったテーマばかりが出てくるわけではなく、読書や環境問題、人間の心性や理性についてなど多様なテーマから出題されています。
適性検査Ⅱは都立共通問題になります。
算数・社会・理科の各大問にしっかり答えていく必要があります。
適性検査Ⅱの配点が大きいことも考えると、適性検査Ⅱでしっかり得点できることが重要です。
とくに算数問題の配点が大きいとみられているため、算数での得点力がある子は大事です。
また、どの都立中でもそうですが、立川国際中も例にもれず人気の学校になります。
報告書点が高いに越したことはありません。各教科の「できる」を「よくできる」に引き上げ、確実な得点を目指しましょう。
まずは適性検査Ⅰ、作文で及第点以上を取れる実力が必要です。
そのためには、作文だけでなく、読解問題2題を安定して取れる力が大事になってきます。
読解問題は筆者の主張をしっかり捉えたうえで、字数指定に沿って解答を作る必要があります。
問題文に出てきている表現をうまく拾うことです。字数制限のある読解問題の練習をしていきましょう。
また、適性検査Ⅱでは算数の比重が大きいですが、例年都立中の算数は難しいです。
算数が得意な子は武器にしていきつつ、そうではない子はまず確実に取れる小問を得点しましょう。
理想的には、算数問題を完答しきった上で、他の問題もしっかり部分点を得点できると良いです。
年度によっては合格者でも低い点数での勝負になることもありますので、1点でも多く得点しにいく姿勢が大切です。
そこで、立川国際中に合格するための対策としてぴったりなのが、オンライン家庭教師の家庭教師Camp「学校別都立中受験コース」です。
前述した立川国際中に向けた対策ができるのはもちろんですが、授業はすべて1対1なので分からないところをその都度聞くことができます。
志望校ごとにコースが分かれているので、その学校にあった細かいポイントまで指導します。
今回は立川国際中について紹介しました。立川国際中は近年倍率も高い人気の都立中です。
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