家庭教師ブログ
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2023.09.25
こんにちは。家庭教師Campライターの工藤です。
東京のほうは最近ようやく涼しくなってきたように感じますね。。
気候の変化に負けず、うまく休息をとりながら過ごしたいですね。
さて、都立中の学校紹介シリーズ第4弾は、南多摩中等教育学校です。
一般に「南多摩(みなみたま・なんたま)」とも称される本校は、前回の立川国際中等教育学校に続く、多摩地区の都立中です。それでは見ていきましょう。
▼小石川中▼ ▼武蔵中▼ ▼立川国際中▼ ▼両国中▼ ▼白鷗中▼
▼大泉中▼ ▼九段中▼ ▼桜修館中▼ ▼富士中▼ ▼三鷹中▼
まずは概要ということで、立地・交通アクセスの確認からです。
〒192-8562 東京都八王子市明神町4-20-1
JR中央線八王子駅から徒歩12分、京王線京王八王子駅より徒歩3分
国道20号に面している立地なので、比較的道順は分かりやすいでしょうか。
もちろん入試前の下見は忘れないようにしておいてください。
南多摩中は「中等教育学校」に分類され、6年間の一貫教育となっていますので、高校入試はありません。
南多摩中での学校生活を送りたい人は、中学入試に全力を尽くしましょう。
南多摩中は『「心を拓く 知を極める 体を育む」~心・知・体の調和~』を教育目標として掲げています。
そのためにフィールドワーク(探求学習)を柱としての教育活動に力を入れており、
文部科学省による「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」の10校のうちの1校に選ばれています。
実際の授業として、理科系は実験やそのレポートを中心とする課題がよく見られます。
また、そういったことに興味のある生徒が志望することが多い学校でもあります。
あまり国際色を前面に打ち出してはいないようにも見えますが、英語教育についても力を入れています。
教科書は「NewHorizon」という公立中でも採用されている教科書ですが、副教材として難関私立中でも採用されている「NewTreasure」を使用しており、定期考査もなかなかの難問です。
数学も「体系数学」を使用して学習を進めており、中学3年生の途中には高校内容に入ります。
他校でも見られるものではありますが、中学3年生の途中に「接続テスト」が実施されます。
これはいわゆる「進級試験」のようなもので、前期(中学)から後期(高校)への進級テスト、というわけです。
実際に国語・数学・英語の合格不合格が出て、不合格のものは再試験となります。
難度は高く、事前準備には都立難関校(都立高自校作成校)レベルの過去問を演習しておくと良いでしょう。
大学の進学実績も近年良くなってきており、国公立大学志望の生徒も多くいます。国公立大学への進学を検討・希望されている方も、ぜひ進学実績等ご覧いただければと思います。なお、最近HPが新調され立川国際中のデザインと同じデザインになりました。旧HPには最新情報がない可能性もありますのでご注意ください。
南多摩中の入試形態は「一般枠募集」のみとなり、いわゆる適性検査型入試のみとなります。
南多摩中の入試は適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱの2教科です。
この2教科の点数と学校の成績による報告書の点数を合わせて合否が決定します。
報告書点と筆記試験の配点比率は2:8となっており、その中でも適性検査Ⅱの比重が重いです。
全体の半分以上が適性検査Ⅱで決まるということで、確実な得点力が必要となってきます。
適性検査Ⅰは南多摩中の独自作成問題を使用します。
しばらくは文章1つに対する読解問題2題と作文1題でしたが、近年は文章が2つになるなど、傾向の変化が見られました。2023年度ではもとに戻りましたが、また傾向が変わるかもしれません。2つの文章を横断する内容をつかみ、まとめていく力が必要となります。
作文の内容は他の都立中のように読書に関する内容が出ることもありますが、かなり理系の実験によった内容が出た年もあれば、ビジネスマンが読むようなやや大人レベルの文章が出たこともあります。
過去問をよく演習しておきつつも、多様なテーマに対応できるようにしておきましょう。
適性検査Ⅱは都立中の共同作成問題を使用しますが、
大問3(理科問題)の比重が他の大問より重くなっています。
そのため、理科社会の記述力が大事になってきます。
この傾向は、おそらく入学後の方針(探求学習など)によるものとみられますが、しっかりと対策しておきましょう。
会話文・資料の情報を整理してまとめていく練習をしましょう。
独自作成である適性検査Ⅰに目が行きがちですが、まずは適性検査Ⅱでの安定した得点力が重要になってきます。文系・理系(特に理科)の対策を重点的に行ってください。
理科は実験結果からの予測や仮説を立てる能力、対照実験の考え方を利用する力が大事となってきます。また、解く順番にも気をつけたいところです。
適性検査Ⅰの対策としては読解問題も大事ですので練習しつつ、作文としては素早く「書ききる」ことを徹底してください。
書ききれるかどうかがまず大事になってきます。字数の変化もありますが、きちんと条件を確認したり体験を200字前後で素早くまとめたりしながら、作文を時間内に書く練習をしてみましょう。
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