家庭教師ブログ
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2023.10.30
こんにちは、家庭教師Campライターの瀧本です。
これまでは都立中の学校別紹介をする「都立中に合格するには」シリーズを更新していましたが、もちろん他の都道府県にも優れた公立中高一貫校が存在します。
今回と次回は埼玉県の公立中高一貫校を紹介していきます。
本日は「埼玉県立伊奈学園中学校」「川口市立高等学校附属中学校」の2校を紹介いたします。
まずは立地・交通アクセスから確認していきましょう。
〒362-0813 埼玉県北足立郡伊奈町学園4-1-1
埼玉新都市交通ニューシャトル 「大宮」駅より25分 「羽貫」駅下車、徒歩10分
朝日バス(羽貫駅・伊奈学園行き) JR高崎線「上尾」駅東口3番乗り場から25分 「伊奈学園」下車
けんちゃんバス(伊奈学園行き) JR宇都宮線「蓮田」駅から20分 「伊奈学園」下車 など
伊奈学園中学校の校訓は「自彊創生(じきょうそうせい)」といい、「自ら努め励み、自らを新しく生み出す」という意味で、
自己実現や個性、自分の興味関心を発展させることを目標としているようです。
教育目標としても『一人一人の学力を着実に伸ばす』『豊かな人間性を養う』『健やかな心と体を育てる』といったものを掲げています。
この辺りは、都立中高一貫校とも相通ずるものがありますね。
高校ではさらに総合選択制やハウス制、学系などの制度を整えており、
「自彊創生」を達成すべく特色ある取り組みをしていると言えます。
学校案内の進路合格状況でも、国公立・私立大学だけでなく医療看護系の専門学校や公務員などの就職も見られます。
大学としては埼玉大学や埼玉県立大学、早稲田大学や立教大学、明治大学、法政大学などへの進学者も多いです。
伊奈学園中の入試形式第1次選考と第2次選考に分かれており、第1次選考は作文Ⅰと作文Ⅱの2教科、第2次選考は1人10分程度の個人面接を実施しています。
また、調査書を含め総合的に判断する、としています。もちろん個人面接の練習も大事ですが、まずは第1次選考を突破することが先決です。
作文Ⅰでは英語のリスニング問題、国語と社会の記述問題が出題されます。
リスニング問題は令和3年より導入されましたが、解答自体は日本語で答える問題ですので、短い会話文の内容を聞き取る練習をしていきましょう。
国語と社会の問題では、知識問題や読解問題だけでなく30~40字・80~90字程度の記述問題や、
200字以内の作文問題も出題されます。伊奈学園中の過去問題だけでなく、公立中高一貫校の問題を演習しておきましょう。
作文Ⅱでは算数・社会・理科の問題が出題されます。
社会は作文Ⅰでも出題されていますが、作文Ⅰよりも資料を踏まえた計算を交えてなど、数理的な処理が求められています。
内容は小学校内容を大きく逸脱するものはありませんが、実験の結果から理由を考えるなどの思考力が求められます。
まずは交通アクセスを確認してみましょう。
〒333-0844 埼玉県川口市上青木3-1-40
JR西川口駅東口より徒歩25分
SR鳩ヶ谷駅西口より徒歩20分
JR西川口駅東口より 国際興業バス「上青木循環(川口市立高校先回り)」行き 「川口市立高校」駅から徒歩1分 など
開校が2021年4月の新設校になります。
基本理念を「学習者起点」とし、学校教育目標を「未来を創る しなやかで たくましい人材の育成」としています。新設校ということで、学校の校風もこれからできていく側面もあるかと思います。
新しい環境で、自分たちが歴史や文化を作っていく経験はなかなかできないですね。
高校では理数科と普通科、普通科の中でも普通科・特進クラス・スポーツ科学コースに分かれています。
新しい学校だからこその施設の新しさ・充実度は魅力ですね。
大学への進学状況としては、国公立大学ではやはり埼玉大学・埼玉県立大学への進学者が多いですね。
しかし、他県の国公立大学への進学者もまんべんなく見られます。難関私立大学では、法政大学・明治大学・中央大学・学習院大学への進学者が多いです。
川口市立中の第一次選考は適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱの2教科となっており、
第二次選考では適性検査Ⅲと、集団面接を行います。
こちらも第一次選考の突破なしには合格はありえませんが、第二次選考においても筆記試験があるというのは特徴ですね。
倍率は5倍近い高倍率ですが、他の公立中高一貫校などの傾向から、数年すれば3~4倍程度に落ち着くものと考えられます。
第一次選考の適性検査Ⅰでは、物語文・説明文・地理歴史・公民と国語・社会分野から出題されます。
記号問題だけではなく記述問題も出題されていますが、長くとも120字程度の記述です。まずは確実な読解力・資料の読み取り能力や計算力を養いましょう。
適性検査Ⅱでは理科と算数2題という構成です。
こちらも記述問題が多く、私立中のような特殊算の解法が求められている問題もあります。
公立中に限らず中学受験での算数はしっかり学習しておきましょう。
また、新設校は大きく傾向が変わることも考えられます。過去問だけに頼ることはできませんので、幅広い問題演習をしておきましょう。
第二次選考のうち、適性検査Ⅲはより理数に寄った内容となっており、理科・プログラミング・算数という構成で、試験時間も適性検査Ⅰ・Ⅱと違い60分です。
設問の難易度だけでなく問題数からいっても、高い処理能力が求められます。題材そのものは中高校生で習うものが多いですが、解くのに必要な知識は小学校内容で対応可能です。
作文は30分で面接の資料となり、集団面接は5人程度で25分、一人当たり約4、5分ということになります。入学意欲や目的意識、自己PRや将来像などオーソドックスな質問事項が挙げられていますが、ここも変動は十分ありえます。様々な質問を想定した練習をしておきましょう。
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最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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