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「京都府公立中高一貫校に合格するには」京都府立洛北高等学校附属中学校 の紹介

2023.01.20

「京都府公立中高一貫校に合格するには」京都府立洛北高等学校附属中学校 の紹介

こんにちは。家庭教師campライターの深川です。今回は京都府の公立中高一貫校の京都府立洛北高等学校附属中学校についてご紹介いたします。

これまでの公立中高一貫校紹介シリーズはこちらをクリック! 

洛北高等学校附属中学校 ◎概要

募集人員が名80名のところ、300名弱の応募があります。アクセスは京都駅および京都出町柳駅よりバスに乗り市営バスあるいは京都バスにて「洛北高校正門前」より徒歩すぐ、地下鉄で北山駅から徒歩12分、北大路駅から徒歩15分です。国公立大学への進学実績もさることながら、医学部へも多くの生徒を輩出しています。

洛北高等学校附属中学校 ◎特色

―洛北の魅力―

洛北サイエンス」という言葉をみなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。これは大学や企業・研究所などと連携して、専門家に指導を受けたり、直接的に施設を訪問したりすることで、体験的な学習をし課題解決のための科学的手法を身につける教育です。

洛北は、文部科学省によって「スーパーサイエンススクール(SSH)」に指定されています。先進的な科学技術、理科・数学教育を通して、未来を牽引する科学技術にたけた人材を育成するのが目的です。中学1年生から3年生までを対象に「洛北サイエンス特別講義」が行われています。宇宙学・気象学・農学・薬学・化学の専門分野、エネルギーと環境について、など様々な話を専門家から聞きます。世の中にはどのような学問探求の道があるのか、自分にはどういった学問が向いているのか、専門家の講義の中から己の進むべき道を決めていくのでしょう。こういった取り組みから多くの生徒が医学部に進学していることもうなずけます。また、博識を高めるために、「琵琶湖博物館」、「JT生命誌研究館」への校外学習もあります。

―洛北の教育理念―

洛北の教育目標は「確かな見通しを持って主体的に生き抜く、創造性あふれる心豊かな人間の育成」となっています。教育方針は6つあり、

1.基礎・基本の徹底による学力の充実・向上及び個性の伸張をめざす。

2.学習に対する興味・関心を高め、自ら学ぶ意欲と自ら考える態度を育成する。

3.自己の能力・適性・興味・関心を把握し、自らの進路を主体的に選択できる力を育成する。

4.人権問題の正しい理解と問題解決のために行動できる技能や能力を育成する。

5.好ましい人間関係を育成するとともに、主体的な規律のある生活を確立する。

6.広い視野を持ち、異文化を持つ人々とともに生きていく資質や能力を育成する。

となっています。

洛北高等学校附属中学校 ◎入試対策

―洛北中学に合格する子どもー

最難関の私立中を受験する子どもと同じくらいに、しっかりと勉強できる子どもが洛北中に向いているでしょう。また、洛北サイエンスを掲げている学校なので、算数や理科が得意ではないというお子さんは、学校に入ってから苦労します。お子さんの適性をしっかりと見極めた上で受験することをお勧めします。

―洛北中学の入試傾向―

洛北中学では府立共通の入試問題が出されます。洛北中学以外では、園部高等学校附属中、南陽高校付属中、福知山高校付属中が共通作成問題受験校にあたります。

適性問題Ⅰ

大問が3問出題されます。大問1と大問2が読解問題、大問3が作文です。大問1、大問2ともに説明的文章となります。大問1と大問2では、記号選択問題、書き抜き問題、また、30字から40字の記述もあります。大問3はテーマ型の作文です。自分の体験を交えながら、テーマにそって400字前後の文章を書きます。50分で大問を2つ解いた上で、400字の作文を書くのですから、いろいろと考えている時間はありません。読解にかけられる時間は長くて30分。残りの20分で、テーマに沿った構成の作文を書く力が必要です。作文は、テーマ型なので自由に書くことができますが、求められているのは徹底した論理力です。自分の意見とその根拠をしっかり書く練習はふんだんにしておきましょう。

適性問題Ⅱ

大問1が社会、大問2が理科です。社会では学校で習う基礎知識が大いに問われますが、それだけにとどまらず、思考力が無ければ解けない問題が出題されます。洛北の合格ラインが70%の得点と言われているので、思考力をいかに育んでおくかが合否を分けます。理科ではたくさんの資料が掲載されます。文字の多さと資料の多さに圧倒されているとあっという間に時間が経ってしまいます。文章を速く正確に読み、グラフを含む資料に数多く触れておくことが必要です。

適性問題Ⅲ

大問が5題出題されます。すべて算数になります。図形に関する問題が多く出題されるので、平面図形、立体図形ともに苦手にならないように勉強をしておく必要があります。思わず、紙を折って確かめたくなるような問題でも基本は頭の中で解かなければなりません。合格を勝ちとるためにはある種の図形頭を作っておいた方が楽でしょう。受験直前にできることではありませんが、京都府立の中学を考えているならば、小さいころからブロックなどで空間認識力を養っておくと有利になります。また、場合分けや条件整理の問題も多く出されます。地道に書き上げても解ける問題ではありますが、それでは時間が足りません。論理的に考えて、規則性をいち早く見つける力を養っておきましょう。

面接

洛北中では面接が行われます。1人5分程度です。志望動機、入学してから何を学習したいのかは、全員に聞かれます。この質問に対して、きちんと答えられないと合格は難しいと言われています。なぜ、洛北を受けるのか、洛北で何を学びたいのか、しっかりとした受け答えができるように準備をしておいてください。

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【この記事を書いた人】
深川佐知子
【略歴】
指導歴30年以上のベテラン。現在はena個別の校長を務め、大学受験では早稲田大学や東京薬科大学、高校では立川・国分寺・中大附属高校などに合格者を輩出。自身の子供も中学受験を経験し駒場東邦中学に進学後、東京大学に合格した。どの学年で、どんな勉強をしたらよいのか、など、教育者と保護者の視点から情報を発信していきます。

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