家庭教師ブログ
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2026.08.12

いつも家庭教師Campのブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。
今回は都立中の中から、都立武蔵高等学校附属中学校をご紹介いたします。
なお前回ブログはこちら! 小石川中等教育学校をご紹介いたしました。
まず、いろいろな保護者の方と面談をしていく中で、
都立武蔵中についてのお話もするのですが、「あの武蔵中とは違う学校なのか」ということをよく聞かれます。
「あの武蔵中」とは御三家に数えられる、私立武蔵中のことです。
私立武蔵中のほうが、御三家というくくりから知名度があります。
しかし、都立武蔵中と私立武蔵中は全く別の中学校です。
東京都立武蔵高等学校・附属中学校 〒180-0022 東京都武蔵野市境4-13-28
(私立)武蔵高等学校・中学校 〒176-8535 東京都練馬区豊玉上1-26-1
都立武蔵中は以前紹介したように、東京都が設置した6年間の教育を基本とした学校です。
武蔵中は併設型に属します。一方、私立武蔵中は私立の中学校です。
このように2つの学校は全く違う学校なので、ご注意ください。
今回ご紹介するのは東京都立武蔵高等学校・附属中学校です。
東京都立武蔵高等学校・附属中学校 あらためてアクセスは以下の通りです。
東京都立武蔵高等学校附属中学校
〒180-0022 東京都武蔵野市境4-13-28
○JR 中央線・西武多摩川線 武蔵境駅北口下車徒歩 10 分
○西武新宿線 田無駅 より西武バス 武蔵境駅行き
○西武池袋線 ひばりヶ丘駅 「桜橋」バス停下車 7 分
○京王線 調布駅より小田急バス武蔵境駅南口行き下車徒歩 10 分
「都立中高一貫校」と聞くと、中学校だけでなく高校からも受験できると思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、東京都立武蔵高等学校・附属中学校は、高校からの募集を停止している併設型中高一貫校です。
そのため、現在の都立武蔵に入学するには、附属中学校の受検をする必要があります。高校から入学するための一般的な高校募集は行われていません。学校公式サイトでも「高校からの募集は停止」と明記されています。
「都立武蔵で6年間学びたい」と考えている場合は、中学校段階での受検を検討する必要があります。
都立武蔵は、「向上進取の精神」を大切にしながら、「国際社会に貢献できる知性豊かなリーダーの育成」を教育の柱にしています。
2026年度の学校経営計画でも、地球規模の課題を「自分ごと」として捉える探究活動「地球学」を軸に、中高6年間を見通した体系的なキャリア教育を行い、国際社会に貢献する知性豊かなリーダーを育成するとしています。
単に知識を身につけるだけではなく、自分で課題を見つけ、考え、行動し、その成果を社会に発信していく力を育てようとしている点が、都立武蔵の大きな特徴です。
都立武蔵の特色として、まず挙げられるのが「地球学」です。
地球学は、総合的な学習・探究の時間に行われる、都立武蔵独自の探究活動です。
自然・人間・社会に関わるテーマを教科横断的に扱い、身近な問題を地球規模の問題として捉えながら、自分で課題を見つけ、解決する力を養います。
具体的な活動では、文献調査、実験、観察、インタビュー、アンケート調査などを行います。
さらに、グループワークやディスカッションを通して研究を進め、最後には論文作成や研究発表にも取り組みます。
例えば2026年3月には、高校1年生が地球学の個人課題研究の代表者発表会を実施しました。
研究テーマは、AIによる自動ファクトチェック、発電効率、高齢者の自立支援、アニマルウェルフェアなど幅広く、5人の生徒は英語で研究成果を発表しています。
2026年度からは、高校1年生の地球学で東京大学先端科学技術研究センターとの連携授業も始まりました。研究者による講演やポスターセッションなどを通して、個人課題研究をさらに深めています。
このように、地球学は単なる調べ学習ではなく、自分で問いを立て、調査・研究し、考えをまとめ、発表するところまで行う探究学習といえるでしょう。
また、学校の2026年度の経営計画では、SDGsや最先端研究に関連した課題解決を通して、創造的・論理的思考力を育成することも掲げられています。
都立武蔵では、英語についても実際に使うことを重視しています。
学校公式サイトによると、中学3年生では、国際機関や企業、海外の団体などと連携した
「TOKYO GLOBAL GATEWAY(東京グローバルゲートウェイ)」のオールイングリッシュによる体験学習を行っています。
英語を教室で学ぶだけでなく、実際に英語を使ってコミュニケーションを取る経験ができるのが特徴です。
さらに、高校2年生では、1人1台のタブレット端末を使い、海外の英会話講師とマンツーマンで話すオンライン英会話も実施されています。
2026年度の学校経営計画でも、「使える英語力」を身につけるため、4技能の伸長に重点を置いた指導や海外交流を進めることが示されています。
また、都立武蔵では英語教育をさらに広げており、オーストラリアでの海外語学研修も行っています。
2025年3月に実施された海外語学研修では、高校1年生が現地校で授業やアクティビティに参加したほか、英語による日本文化のプレゼンテーションや地球学の研究成果発表などにも取り組みました。
都立武蔵では、学習だけでなく生徒主体の学校行事も特色の一つです。
音楽祭、文化祭、体育祭の3大行事では、中学生と高校生が一緒になって企画・運営に取り組みます。
2026年度の学校経営計画でも、生徒が学校行事を主体的に企画・運営できるようにすることを掲げています。
中高6年間を通して、勉強だけではなく、周囲と協力しながら一つのものを作り上げる経験ができる環境です。
都立武蔵は、現在は「中高6年間」を一つのまとまりとして教育を行っています。
2026年度の学校経営計画では、中学校入学から6年間を見通した体系的な教育課程を編成・実施するとしています。
中学校では高校の学習内容を取り入れた発展的な授業も行われており、国語・数学・英語を中心に少人数・習熟度別授業も実施しています。
また、キャリア教育についても6年間を通して取り組み、職場体験、上級学校訪問、大学出張授業、進路講演会などを行っています。
都立武蔵は「中高一貫校」という名称から、高校受験もできると思われることがあります。
しかし、現在は高校からの募集を停止しているため、高校受験で都立武蔵に入学することはできません。
一方で、附属中学校では現在も適性検査による募集が行われています。2026年度入学者向けにも一般枠募集が実施され、2026年2月には適性検査と合格発表が行われました。
そのため、都立武蔵で6年間学びたいと考えている小学生は、附属中学校の受検を目指すことになります。
都立武蔵高等学校附属中学校の入試では、一般枠募集の場合、
適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ・適性検査Ⅲの3つの適性検査と、小学校から提出される報告書をもとに合否が決まります。
2026年8月現在、都立武蔵中が公式に公開している最新の適性検査問題は2026年度実施分です。
また、2024年度から2026年度までの3年分の問題・解答用紙・解答例も学校公式サイトで確認できます。
ここでは、最新の入試制度と過去問から見える都立武蔵中の適性検査の特徴について解説します。
都立武蔵中の一般枠募集では、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3種類を実施します。
それぞれの出題方針は異なっており、単純に「国語・算数・理科・社会」といった教科別のテストを行うわけではありません。
学校が公表している2026年度の出題方針では、
を見ることが示されています。
つまり、知識を覚えているかどうかだけではなく、与えられた情報を読み取り、自分で考え、筋道を立てて答える力が重要な入試です。
都立武蔵中では、報告書と適性検査の点数を換算して総合成績を算出します。
2026年度の募集要項では、報告書の満点は450点、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲはそれぞれ100点満点です。
これを、
し、合計1600点満点で総合成績を算出します。
したがって、全体に占める割合は、
適性検査75%:報告書25%
です。
また、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲはそれぞれ400点に換算されるため、3つの適性検査の比率は1:1:1です。
適性検査だけで1200点あるため、合格を目指すうえでは、3つの検査それぞれにバランスよく対応できる力を身につけることが重要になります。
適性検査Ⅰは共同作成問題です。
「作文の検査」と説明されることもありますが、単純に自分の意見を書く作文ではありません。
2026年度の出題方針では、文章の内容を的確に読み取り、自分の考えを論理的かつ適切に表現する力を見るとされています。
2026年度は45分で、大問1問・小問3問の構成でした。文章を読み、その内容をまとめたり説明したりする力に加え、
自分の考えを文章で表現する力も問われています。
そのため、対策では「きれいな文章を書く」だけでなく、
文章を正確に読む → 筆者の考えや内容を整理する → 問われていることに合わせて答える
という力を身につけることが大切です。
適性検査Ⅱは、大問1と大問3が共同作成問題、大問2が独自作成問題という構成です。
資料やデータを読み取り、そこから必要な情報を取り出して考える力が中心になります。
一般的な小学校の教科テストのように、算数だけ、理科だけ、社会だけという形ではありません。
学校の出題方針でも、
といった力を測ることが示されています。
そのため、算数・理科・社会などで身につけた知識や考え方を、資料を読み解くための道具として使う力が重要です。
適性検査Ⅲは、2つの大問からなる独自作成問題です。
学校が示している出題方針は、
数理的な分析を行い、総合的に考察する力や問題を解決する力、リーダーとして計画する力
を見るというものです。
実際の過去問を見ると、算数的な思考を必要とする問題だけではなく、観察や実験、条件整理、データの分析など、複数の要素を組み合わせて考える問題が出題されています。
そのため、適性検査Ⅲを単純に「算数と理科の問題」と考えてしまうと、対策の方向を誤る可能性があります。
大切なのは、問題文や資料から条件を正確に読み取り、それを整理して、順序立てて考えることです。
何から始めればいいかわからない場合はまず、理系から始めてください。
都立武蔵中の適性検査Ⅲの過去問を見ていくと、図形や数理的な条件を実際に書き込みながら考えるタイプの問題が見られます。
頭の中だけで考えるのではなく、図や表を書いたり、条件を整理したりしながら解答を導くことが重要です。
特に図形を扱う問題では、問題文を読んだだけで答えを出そうとするのではなく、
図を書く → 条件を書き込む → 変化や規則を確認する → 答えを導く
という手順を踏むことが有効です。
ただし、毎年必ず同じ形式の図形問題が出題されるわけではありません。
都立武蔵中は2024年度・2025年度・2026年度の適性検査Ⅲの問題を公式サイトで公開しているため、
受検対策では複数年度の問題を比較して、問題形式の変化にも対応できるようにしておきたいところです。
適性検査Ⅲでは、理科の観察や実験を題材にした問題にも対応できるようにしておく必要があります。
ただし、ここでも「理科の知識を覚えていれば解ける」というわけではありません。
実験の条件を読み取り、
「なぜこの実験をするのか」
「結果から何が分かるのか」
「条件を変えるとどうなるのか」
「どのように調べればよいのか」
といったことを考える力が求められます。
また、年度によって扱われるテーマや分野は変わります。
実際、過去問を見ても、適性検査Ⅲは毎年まったく同じパターンで出題されるわけではありません。
したがって、特定の分野だけを重点的に暗記するよりも、実験・観察の結果から考察する練習をしておくことが大切です。
都立武蔵中の適性検査では、最終的な答えだけでなく、そこに至るまでの考え方を文章や図などで表現する力が重要です。
特に適性検査Ⅲでは、問題の条件を整理し、自分の考えを筋道立てて説明することが必要になります。
例えば、
「こう考えた」→「その理由はこれ」→「資料や実験結果からこう判断できる」
というように、自分の考えを順番に整理して書くことがポイントです。
普段の勉強でも、答え合わせをして終わりにするのではなく、
「なぜこの答えになるのか」
「別の考え方はないか」
「この条件が変わったらどうなるか」
まで考えてみると、適性検査対策につながります。
都立武蔵中は、公式サイトで2024年度・2025年度・2026年度の適性検査問題、解答用紙、解答例を公開しています。
過去問を解くときは、単に点数を確認するだけでは十分ではありません。
特に適性検査Ⅲでは、
という流れを意識しましょう。
最初は時間を気にせず、じっくり考えて構いません。
その後、時間を測って本番と同じような条件で解くことで、「考える力」と「時間内に答案を完成させる力」の両方を鍛えていきます。
そこで、都立武蔵中対策としてぴったりなのが、
オンライン家庭教師の家庭教師Camp「学校別都立中受験コース」です。
前述した都立武蔵中に向けた対策ができるのはもちろんですが、
1対1なので分からないところをその都度聞くことができます。
志望校ごとにコースが分かれているので、その学校にあった細かいポイントまで指導します。
😥 図形の問題の解き方が分からない!
🙁 記述がうまく書ける方法を教えてほしい!
などなど、学習のお悩みに合わせて、志望校ごとに指導いたします。
都立武蔵中を志望されている方は、ぜひ一度家庭教師Campまでお問い合わせくださいませ。
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