家庭教師ブログ
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2023.10.16
こんにちは、家庭教師Campライターの工藤です。
長らく連載してきた「学校別『都立中に合格するには』」シリーズもついにラストとなります。
都立中(区立九段中を含む)11校のラストを飾るのは、都立三鷹中等教育学校になります。
今回含め都立中の紹介をしてきましたが、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
▼小石川中▼ ▼武蔵中▼ ▼立川国際中▼ ▼南多摩中▼ ▼両国中▼
▼白鷗中▼ ▼大泉中▼ ▼九段中▼ ▼桜修館中▼ ▼富士中▼
まずは立地・交通アクセスからの確認です。通学距離に関わる大事な情報ですから、しっかり確認しておきましょう。
〒181-0004 東京都三鷹市新川6丁目21番21号
JR中央線「三鷹」駅よりバス(鷹54 仙川・晃華学園東行き)20分
JR中央線「吉祥寺」駅よりバス(吉03 仙川・新川団地行き)20分 バス(吉05 調布駅北口行き)20分
京王線「仙川」駅よりバス(鷹54 三鷹駅行き)15分 バス(吉03 吉祥寺駅行き)15分
京王線「調布」駅北口よりバス(吉05 吉祥寺駅行き)25分
これまでの都立中に比べると、最寄りの主要駅は多いもののバス移動でそれなりの時間はかかりますね。
ご自宅が三鷹中に近い方は楽ですが、少し遠方から通学を検討している方は、行き帰りの時間や入試当日の動きを確認しておいたほうが良いでしょう。
また、三鷹中は名前の通り「中等教育学校」ですので、高校入試はございません。
三鷹中で学びたい方は、中学入試に全力を尽くしましょう。
都立三鷹中等教育学校は「思いやり・人間愛を持った社会的リーダーの育成」を基本理念として教育活動を行っています。
リーダーの育成という点は他の都立中にも見られますが、
「思いやり」や「人間愛」といった協調的な姿勢を重視するのは三鷹中の特色と言えます。
都立中の頻出テーマである「他者の尊重」「他者を認め共存する」というようなテーマに通じていますね。
適性検査に関する内容は後述いたします。
教育目標を「互いの基本的人権を尊重し、思いやりの心をもった豊かな人間性を養う。」
「高い見識と幅広い視野を培う。」
「自立と共生の精神を養う。」としています。
これを達成するための教育活動として「探究」活動を推進しています。
前期課程(中学生)のうちから地域の調べ学習や職業を含めた自己のキャリア形成、
論文作成と発表などに取り組んでいます。
国際交流に関しても、海外修学旅行や海外ボランティア研修、
台湾や中国・韓国・アメリカなどからの留学生の受け入れ、
オンライン英会話を必修の授業に取り入れる、といった活動を行っています。
部活動については基本的な部活はそろっています。
後期課程(高校生)には「弓道」「チアダンス」「軽音楽」「料理研究」など珍しい部活動もあり、
また前期課程(中学生)のうちから「ラグビー(男子)」「鉄道研究」「書道」「茶華道」などもあります。「鉄道研究」部は私立の男子校などにもよく見られますが、都立としては珍しいでしょうか。
大学の進学実績としては国公立大学への進学も多く見られます。
現役生から東京大学への進学者を輩出している他、
東京外国語大学・東京学芸大学・横浜国立大学・東京都立大学への進学者が比較的多いです。
私立大学では早稲田大学・上智大学・東京理科大学・中央大学・法政大学・明治大学への進学者が比較的多いです。ぜひ大学進学、その先についても考えてみましょう。
都立三鷹中の入試形態は適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱの2教科です。
この2教科の点数と報告書の点数を合わせて合否が決定します。
報告書と各教科の得点の比率は2:3:5となっており適性検査Ⅱの配点比率が高くなっています。
報告書と2教科の合計では2:8となっています。
適性検査Ⅱの比重が全体の50%を占めることが特徴です。
適性検査Ⅰは三鷹中の独自作成問題です。
他の都立中によく見られる説明的な文章だけではなく、文学的な文章や詩が出題されていることが特徴です。
文章2題を横断する内容の読解問題も出題されます。
ただ、文学的な文章だからといって、感性だけではなく論理的に読み取る力を必要とされています。
適性検査Ⅱは大問1(算数分野)の問題のみが三鷹中の独自作成問題となり、
大問2・3は都立中の共同作成問題となります。
配点が高いだけに、基礎的な問題でしっかり得点するようにしましょう。
「並べ方・組み合わせ」の問題が頻出です。
配点の比重が高い適性検査Ⅱでの得点力が重要になってきます。
独自作成である大問1(算数分野)は「並べ方・組み合わせ」の問題が7年連続で出題されていますので、十分に対策しておきましょう。
また、会話文と例を照らし合わせながら図を描かせる問題が3年連続で出題されていることもポイントです。
考え、作業しながらまとめていく作業は普段から練習をしておくと慌てずに済みます。
書いて調べるような問題アプローチに対しても、
丁寧に図を書くなどして解いていく手法を身に付けておきましょう。
もちろん、他の大問も重要です。
苦手な分野があるとしても、大問1つを丸々失点してしまうと厳しくなります。
基本的な問題や記述の部分点など、取れるものを拾っていく泥臭さも大事です。
適性検査Ⅰも独自作成です。
令和3年度では詩が取り上げられるなど、これまでになかった傾向も見られます。
作文の字数も年々増えてきています。しかしながら、まずは読解問題を確実にとることが重要です。
どうしても文学的文章などが出てくると直感的に解いてしまう、解けてしまう人が出てきますが、
あくまで論理的に考える・答える練習をしてください。
感覚に頼りすぎることは、新傾向で自分とは感性の合わない文学が出題されたときに、
詰まってしまうことを意味しています。
論理的に根拠を求めるようにしましょう。
そこで、都立三鷹中対策としてぴったりなのが、
オンライン家庭教師の家庭教師Camp「学校別都立中受験コース」です。
前述のような三鷹中に向けた対策ができるのはもちろん、
オンラインのマンツーマン指導なので分からないところをしっかり解説を受けることができます。
志望校ごとにコースが分かれているので、その学校にあった細かいポイントまで指導します。
独自作成の算数問題の演習や文章横断型の読解問題の考え方など、三鷹中だからこその指導を行っていきます。
また、都立中を志望されている皆様に向けて、学校別のオンライン相談会を現在承っております。
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