【中学入試・高校入試への影響は？】入試と不登校について

こんにちは。家庭教師Campライターの夏海です。こちらの記事では、不登校が中学入試や高校入試にどのような影響を与えるのか、という内容をご紹介いたします。

◎不登校とは？

文部科学省では「不登校児童生徒」とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間３０日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由によるものを除いたもの」と定義しています。

近年では、不登校児童生徒数は増加傾向にあります。原因としては、いじめ、人間関係、学業の問題など生徒によってさまざまです。

不登校の場合は、受験で不利になるのかと心配される方は多いと思います。不登校生の受験においての扱いは都道府県で異なります。そのため、本記事では東京都についてご紹介いたします。

◎中学入試に与える影響

・都立中の場合

都立中を受験される場合は、報告書の提出が必須になっています。都立中入試では各教科の評価のみが合否に影響します。学校によって報告書点の配点は異なりますが、得点全体の20～30％を報告書点が占めます。

そのため、通知表の「よくできる」が多ければ多いほど有利で、「もう少し」が多いと不利になります。欠席日数は合否に関係しません。しかし、欠席日数も記載されるので、欠席日数が多い場合は理由書を提出する場合もあります。

・私立中の場合

私立中は学校によって対応が異なりますが、基本的に報告書の提出はありません。一部の学校で報告書の提出を求められることがありますが、数は多くありません。志望校のホームページを確認して、必要書類に報告書が無ければ提出する必要はないのでご安心下さい。

提出が必要な学校の場合は、出席日数などが合否に影響する可能性もありますので、注意が必要です。この差異の学校側の懸念点というのは「入学したら、きちんと通学できるのか」という部分にあります。理由が明確で学校側が問題ないと判断するかどうかによります。

◎高校入試に与える影響

・都立高の場合

東京都で高校受験をする場合、都立高受験では報告書の提出が必要になります。この場合不登校の方で心配されるのは、内申点と欠席日数です。東京都では中学3年生の時の欠席日数が報告書に記載されます。もし、中学1年生2年生で不登校、中学3年生からは通学していたという場合であれば、欠席日数を気にする必要はありません。

中学3年生で欠席日数が多い場合でも、欠席の理由を受験予定の都立高校に説明をすることが出来ます。都立高校入試の出願の際に「自己申告書」という用紙を提出することで、欠席の理由を説明することが可能です。この用紙を提出することで、合否決定の際に配慮されますので、提出は忘れずに行いましょう。

内申点に関しては中学1年生～3年生までの点数が合否の決定に使用されます。また、都立高校受験の一般入試では得点全体の約3割を報告書点が占めます。そのため、都立高校を受験するためには内申点が重要になってきます。内申点のつけ方は通っている学校にもよりますが、欠席日数が多いと低くなる傾向にあります。

・私立高の場合

私立高校の場合は、調査書を提出する学校が少ないため、不登校の生徒は私立への進学が多くなります。私も不登校の生徒を何人か指導したことがありますが、大半が私立を志望していました。

不登校の方の場合は、都立よりも私立の方が目指しやすいといえます。私立高校受験は推薦入試を除けば、基本的には筆記試験のみの実力勝負です。試験のみで合否が決まるので、都立高校受験より公平といえるかもしれません。内申点があまりよくない、自信が無いという方は勉強に力を入れ、私立を第一志望にするというのも一つの選択肢です。

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・時間割

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10：00～10:50

11:00～11:50

12:00～12:50

13:00～13:50

14:00～14:50

15:00～15:50

16:00～16:50

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・要項

開講日：毎週月曜日～土曜日

料金：1コマ50分×月4回　11,000円（税込み）

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今回の記事では、不登校が受験にどのような影響があるのかという内容をご紹介いたしました。お勉強面でお困りのことがございましたら、家庭教師Camp事務局までお気軽にお問い合わせください！

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