家庭教師ブログ
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2022.09.27
こんにちは。家庭教師Campライターの工藤です。
今回は「合格するには」シリーズの大学版ということで、日本最高峰の大学である東京大学を紹介いたします。
東京大学というとニュースなどにも出てくる赤い門(赤門)が印象強いのではないでしょうか。あるいは、上部に時計のついた「安田講堂」などのイメージが強いと思います。いわゆる古風な大学のイメージを備えていますね。
しかし、実は1年生のうちはそちらではなく「駒場キャンパス」という場所に通うことになります。2年生の後期からは、赤門などがある「本郷キャンパス」に行くようになります。
ちなみに、一般選抜(一般入試)については、文科一~三類については駒場Ⅰキャンパスで、理科一~三類については本郷キャンパスで行いますので、注意しましょう。
東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」から徒歩8分
都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目駅」から徒歩6分
東京メトロ千代田線「湯島駅」または「根津駅」から徒歩8分
東京メトロ南北線「東大前駅」から徒歩1分
都営地下鉄三田線「春日駅」から徒歩10分
その他、JR中央総武線「御茶ノ水駅」やJR山手線等「上野駅」「御徒町駅」からも都バスなどが出ています。東京都23区内の方であれば、何かしらの路線にアクセスするのは難しくないと思いますので、乗り換えは大丈夫だと思います。
京王電鉄井の頭線「駒場東大前駅」から徒歩0分(東口に正門、西口に坂下門)
JR山手線等「渋谷駅」や小田急線「下北沢駅」から乗り換えでも可能です。渋谷からのアクセスは一見簡単に見えますが、慣れていないと確実に迷いますので注意しましょう。
また、HP上では珍しく「各空港からのアクセス」を示しています。成田空港か羽田空港からの流れを書いていますが、実際には飛行機を使うような場合、入試日の前には東京に来てホテルや親戚のお家に泊まる、というのが一般的でしょう。
注意してほしいのは、他県出身者で東京にあまり来たことがない方、あるいは電車の頻繁な乗り換えに不慣れな方です。乗り換えなどで間違えてしまうと、時間に間に合ったとしても心理的には大きくかき乱されると思います。基本ルートを確認しておくとともに、スマートフォンなどに交通案内アプリを入れておき、いざというときのルート探しを迅速にしましょう。もしくは、駅員さんに聞けば絶対に答えてくれます。落ち着いて行動しましょう。
東京大学の特色を上げるのは難しい(というか、たくさんある)のですが、私が高校生だった当時、一番惹かれていたのは「学部選択を(ある程度)後からできること」です。
東京大学は「リベラルアーツ教育」の一環として、進学振分け(通称、進降り)制度を導入しています。これは、1年生と2年生の途中までの成績をもとに、3年生からの進学先を決めることができるという制度です。これにより、例えば東大の経済学部には「入試の時は理系だった」ということも可能です。実際、私が通っていた大学の教授などは東大出身者でしたが、「自分は数学が得意で理系で東大に入ったが、自分よりも数学の天才たちに会い、数学ではなく他の学部に移った」というエピソードを聞いたことがあります。(ふつうの人からすると、雲の上の話のように聞こえますが……。)
実際に家庭教師Campに所属している東大生に話を聞いてみると、一定数の人が「まだ専門は決めていないが、教養科目で受けた〇〇の授業が面白かったので、その方向で考えている」と答えています。「勉強はオールマイティにできるが、逆に専門も決めていない」という人にとっては魅力的な制度ではないでしょうか。ただし、「基本的に医学部は理科三類」など、各科類に応じた傾向はありますし、成績をもとにしていることは忘れてはいけません。大学に入ってからも勉強は怠らないようにしましょう。
また、東大生や東大の雰囲気を知るのに良いイベントとして、「五月祭」「駒場祭」があります。「五月祭」は本郷キャンパスにて、その名の通り5月に行われます。この時期の1年生は入学して1か月ほど。そういう意味で、自分に近い先輩の姿も見ることができるでしょう。「駒場祭」は11月下旬に、駒場キャンパスで開催されます。駒場キャンパスに通う1・2年生が主体となりますし、入試が近いのでモチベーションアップのために行ってみると良いでしょう。
以前、東大の委員会に所属している方にお話を伺ったことがありますが、学園祭とはいえ企業も多数関わるなど、実行委員会なども様々な対応が必要なようでした。社会人経験やチームで協力して一大プロジェクトを運営する経験も学ぶことができるでしょう。
東京大学に合格する、というとずば抜けた天才のようにも思えますが、決してそういう人だけではありません。むしろ、合格している多くの人は、基礎基本を徹底してきた人だと感じます。ただ、この言葉には語弊もあります。基礎基本というのは「基本問題が解けます」というレベルの話ではなく、「どんな難問であってもパターンと要素を分解して、基礎レベルのところまでは解ける」「つまらないケアレスミスをしない」「教科間の極端な偏りがない」ということです。
まず、東京大学の入試は前段階として「大学入学共通テスト」(旧:センター試験)を受験する必要があり、これが一定基準に達しない場合、「足切り」といって不合格になってしまいます。これは年度によって発生しないことがありますが、とはいえ共通テストの点数も合否の対象ですので、しっかりと満遍なく得点できる必要があります。また、二次試験も基本的にすべて記述問題です。そうすると、
①大学入学共通テストを高得点で突破できる基礎力・処理能力
②東大の二次試験を突破できる応用力
が問われることになります。
しかし、記述であるということは、部分点も存在するということです。例えば数学であれば、答えにたどり着けなくてもそこまでの証明の流れが正しければ一定の点数は見込めますし、逆にちょっとした書き方のミスが減点になる可能性もあります。日ごろの問題演習から丁寧に、型に沿った証明の書き方を練習しておくことは大事です。そうした基礎基本の徹底、もっと言うならば「高水準での基礎基本の徹底」ができるかどうかが大切です。
数学はそうしたケアレスミスを防ぐとともに、とにかく「パターン分け」を意識してみてください。普段から問題を解くときに、「この問題はこういうパターンで解く」ということを意識するとともに、一見関連の無い問題・単元であっても、実は似たパターンで解けないか考えてみることも大切です。
国語は記述問題の演習はもちろんですが、とにかく添削を受けることです。過去問の解答だけが絶対の正解ではありませんし、東大の国語の記述は「分からないときは解答用紙の枠があまり、分かるときは枠が足りない」という感覚に襲われがちです。何か文章の要点なのか、どこがより重要な要素なのかを考え抜いて記述し、他人に添削してもらいましょう。また、古文漢文については日本史選択者が有利であることは言うまでもありませんが、和歌・漢詩などおろそかにしないようにしてください。この詩句の読み取りというのも頻出です。
英語については、まず「英作文」「リスニング」「長文読解」など総合力が問われます。とくに英語のリスニングは非常に長いため、意識して対策しましょう。単語を覚える際などに発音・リスニングを行うことはもちろん、リスニング教材としても(段階を追って)長い文章を読む教材を使うようにしてください。「TED」などのアプリや、海外のニュースなどもうまく活用できると良いです。長文読解については、まず文章量が膨大なので、速読力は必要です。決して異常に複雑な構文の連続、というわけではないので、さっと一読して内容をつかめるような「構文理解」力が必要でしょう。いちいち日本語に訳して考えていては、時間がいくらあっても足りません。
理科・社会の選択科目についてはここでは割愛させていただきますが、いずれにせよ高い水準が求められることはもちろん、「添削を受けること」が大事になります。
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