家庭教師ブログ
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2021.11.24
こんにちは。家庭教師Camp事務局です。
定期テストの結果もじょじょに返却され、仮内申が伝えられる時期だと思います。みなさんの努力が報われて、少しでも内申点アップにつながっていることを祈っています。
今回は、前回の記事でご紹介した「換算内申」と志望校の例として、「オール3」すなわち主要5教科(国数英理社)および副教科4つのすべての評定が3の場合を考えていきましょう。
実際にオール3の内申点で、志望校に悩んでいる人は必見です!ではまいりましょう。
オール3とは、先ほども述べたように、すべての教科(9教科)の内申点が3であることを指します。5段階評価での考えですので、現在10段階評価の学校にお通いの方は、おおよそオール6(10段階)とお考え下さい。
換算内申では、副教科4つの内申を2倍にして計算します。よって、3×5+(3×4)×2=39となります。実際の都立高校の一般入試においては、この39点(満点の場合65点)を300点満点の場合に変換して考える必要がございます。
その計算式は「自分の換算内申÷65×300=自分の調査書点」です。よってオール3の方は39÷65×300=180点となります。
結論としては、オール3の方の換算内申は39点であり、都立高校の一般入試(1000点満点)においては、調査書点が180点ある、ということになります。調査書点の満点は300点ですので、6割ピッタリの点数となっております。
素内申とは、主に都立高校の推薦入試の基準として用いられることの多いものになります。こちらは単純に9教科の内申点を足した点数になりますので、3×9=27点となります。
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ここからは実際に、先ほど計算した換算内申・素内申を利用して、考えられる都立高校について見ていきましょう。もちろん、ここに書いてある高校はあくまで一例であり、都立高校一般入試当日の筆記点によっては、十分に逆転も可能ですし、逆もしかりです。注意しましょう。
ここでは、有望圏の定義として、おおよそ合格率60%前後としています。安全圏とは言えないものの、一般入試の点数によって、十分に狙える高校という位置づけになります。各エリアごとにご紹介します。
八王子・日野・町田・立川・青梅・昭島・福生・東大和・武蔵村山・あきる野・羽村・西多摩エリアのみなさんの近隣校では、オール3で有望圏と言えそうな都立高校は「福生高校」「片倉高校」「八王子北高校」「武蔵村山高校」「拝島高校」「山崎高校」「羽村高校」「野津田高校」「多摩高校」「五日市高校」になります。
このうち、拝島高校・山崎高校・羽村高校・野津田高校・多摩高校・五日市高校は、内申点的には安全校と言えそうです。
武蔵野・小金井・東村山・小平・清瀬・国分寺・西東京・東久留米・三鷹・府中・調布・国立・狛江・多摩・稲城エリアのみなさんの近隣校では、オール3で有望圏と言えそうな都立高校は「田無高校」「府中西高校」「府中東高校」「小平西高校」「久留米西高校」「永山高校」「東村山西高校」になります。
このうち、小平西高校・久留米西高校・永山高校・東村山西高校は、内申点的には安全校と言えそうです。
新宿・目黒・世田谷・渋谷・中野・杉並・練馬エリアのみなさんの近隣校では、オール3で有望圏と言えそうな都立高校は「松原高校」「桜町高校」「光丘高校」「練馬高校」「千歳丘高校」「田柄高校」「深沢高校」になります。
このうち、光丘高校・練馬高校・千歳丘高校・田柄高校・深沢高校は、安全校と言えそうです。
千代田・港・品川・大田・文京・豊島・北・板橋エリアのみなさんの近隣校では、オール3で有望圏と言えそうな都立高校は「大崎高校」「板橋高校」「八潮高校」「大山高校」「大森高校」です。
このうち、八潮高校・大山高校・大森高校は安全校と言えそうです。
中央・台東・荒川・足立・墨田・江東・葛飾・江戸川エリアのみなさんの近隣校では、オール3で有望圏と言えそうな都立高校は「葛飾野高校」「篠崎高校」「日本橋高校」「足立西高校」「足立新田高校」「竹台高校」「南葛飾高校」「淵江高校」「葛西南高校」「青井高校」です。
このあたりはランクが近い高校が多いですが、おおよそ足立新田高校・竹台高校・南葛飾高校・淵江高校・葛西南高校・青井高校は安全圏と言ってよいでしょう。
努力圏の定義というのは、なかなか難しいものがありますが、ここでは換算内申が5離れているレベルまでを努力圏とします。オール3の換算内申が39ですので、おおよそ39+5=44の換算内申なら有望圏となる都立高校を見ていきましょう。
八王子・日野・町田・立川・青梅・昭島・福生・東大和・武蔵村山・あきる野・羽村・西多摩エリアのみなさんの近隣校では、「松が谷高校」「富士森高校」「日野高校」「小川高校」が努力圏に該当します。東大和高校がさらにワンランク上といったところでしょうか。
武蔵野・小金井・東村山・小平・清瀬・国分寺・西東京・東久留米・三鷹・府中・調布・国立・狛江・多摩・稲城エリアのみなさんの近隣校では、「府中高校」「保谷高校」が努力圏と言えます。この二校と田無高校との間にあたる都立高校がなかなか難しいところです。
新宿・目黒・世田谷・渋谷・中野・杉並・練馬エリアのみなさんの近隣校では、「武蔵丘高校」「杉並高校」「鷺宮高校」が努力圏でしょうか。武蔵丘高校は内申点の開き以上に筆記点の開きがある他、鷺宮高校も近年人気のある高校ですので、実際のところは模試結果などもよく見ておきましょう。
千代田・港・品川・大田・文京・豊島・北・板橋エリアのみなさんの近隣校では、「高島高校」が努力圏にあたります。このエリアはもう少し上となると「向丘高校」になり、換算内申としては8くらい離れますから、なかなか難しいところです。
中央・台東・荒川・足立・墨田・江東・葛飾・江戸川エリアのみなさんの近隣校では、「足立高校」「紅葉川高校」が努力圏にあたります。
昨今、都立高校入試における男女格差が問題視されていますが、現状是正はされていません。
どのような問題かというと、かなり単純化すると「同じ都立高校に合格するのに、男子と女子で、合格できる内申点や筆記点の基準が大きく異なる」というものです。
そのため、上記に述べた基準も、女子の場合もうすこし上がります。これまでの受験生たちのデータとしては、女子の場合はさきほどの「有望圏」⇒努力圏に、「安全圏」⇒有望圏になる、というイメージです。
なかなか難しい問題ではありますが、女子でオール3の内申点の方は、より高い都立高校を目指したいならば男子以上に危機感を持って勉強、定期テスト対策に励みましょう。
今回はオール3の内申点の場合の換算内申と、オール3行ける都立高校について説明していきました。あくまで年度ごとによってレベルや志望倍率も変化します。かつては学区域が存在した都立高校も変化しており、時代によって大きく異なります。保護者様の受験されたころから変わっていることもありますので、「オール3で行ける都立高校」という枠に縛られず、お子様の行きたいと思える高校をぜひ探していただければと思います。
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