家庭教師ブログ

もう年末! これを見れば分かる、時事問題6選【2021年度最新】

2021.12.01

こんにちは。家庭教師Camp事務局です。もう12月、あっという間の一年でしたね……。大人になると、毎年言っている気がいたします。

 

しかし、受験生たちにとってはそうはいきません。この一年の「時事問題」も、入試には数多く出題されます。今回は、今年度の時事問題を振り返りながら、重要なポイントを確認していきましょう。

 

※当記事は、2021年11月29日現在の情報をもとに書かれています。ご了承ください。

2021年度で問われる、最新の時事問題とは?

そもそも「時事問題」とは、主に私立中学入試や大学入試の指定校推薦・総合型選抜(旧AO入試)などで問われやすい問題です。おおよそ2つのパターンがございます。

①時事問題の知識自体が問題となるもの

例えば、「○○年にノーベル平和賞を受賞した人はだれ」「現在の国連事務総長の名前は」など、時事的な内容自体が入試問題として出るパターンです。

これは基本的に知っているか知らないかの勝負にはなりますが、逆に言えば得点しやすい問題です。また、この問題傾向は過去問などから把握しやすいので、自分の志望校の過去問をよく確認してみましょう。

②時事問題から派生して、関連する知識を問う問題

こちらは、①より難易度が高くなります。

例えば「大河ドラマの主人公に渋沢栄一が選ばれたので、渋沢栄一について登場人物が話し合っていく」という会話文形式をとりながら、実際にはそれに付随する明治時代~現代までの歴史問題や地理問題などにつなげていく、といったパターンです。

様々なテーマが想定されるうえ、多種多様な問題を出題することが可能です。レベルの高い学校になると、こういった入試問題を採用するところが増えていきます。

 

ここまで、まず「時事問題」そのもののパターンを振り返っていきましたが、ここからは2021年度の時事問題をピックアップしてご紹介していきます。

2021年度注目の最新時事問題① 菅首相の辞任と衆議院議員選挙、岸田首相

衆議院選挙や参議院選挙、東京都知事選挙など、選挙がある年には必ず問題に取り上げる学校もあります。ここは社会常識としても、確実に把握しておきたいところです。

 

まず、前首相である菅首相と、現首相である岸田首相のフルネームを漢字で書けますか? 顔は思い浮かんでいるのに、フルネームとなると「あれ……?」と少しでも思った方は、すぐ新聞やニュースを見てください。

 

また、選挙に関連する問題は公民分野から数多く作ることができます。選挙制度そのものはもちろん、「総理大臣」というワードから歴代の総理大臣の問題につなげることもできますし、選挙で争点となったものにつなげて、「憲法改正」から憲法制度や法律の問題、「一票の格差」から一票の格差の説明の記述問題など、多様な広げ方が予想されます。

 

公民分野は独特の用語を覚えたり定義を覚えたりすることが必要なので、しっかりと見直ししておきましょう。

2021年度注目の最新時事問題② ノーベル物理学賞

2021年のノーベル賞で、日本人がノーベル物理学賞を受賞しました。お名前と研究内容、ご存じでしょうか。

 

今年ノーベル物理学賞を受賞されたのは、真鍋 淑郎(まなべ しゅくろう)氏になります。アメリカのプリンストン大学上席研究員で、受賞理由は「地球温暖化を確実に予測する気候モデルの開発など」です。

 

地球温暖化に関連する問題は、理科の生物や社会の公民・地理分野と結び付けやすく、直接の知識問題としてだけでなく問題文のテーマとして扱われる可能性もあります。また、過去のノーベル賞受賞者には小説家や政治家もいます。思い出せますか?

2021年度注目の最新時事問題③ 東京オリンピック・パラリンピック

2020年東京オリンピックは、新型コロナウィルスの猛威の影響を受け、今年開催しましたね。受験生の方でも、「この競技だけは!」と思って見ていた人もいるかもしれません。

 

東京オリンピックは、実は2度目なのはご存じでしょうか。今の20代~30代の方のお父様お母さまであれば、直撃世代なのではないでしょうか。ご家庭によっては、お祖父さんお祖母さんの世代かもしれません。

 

前回の東京オリンピックが開催されたのは1964年、開会式は10月10日です。この日は「スポーツの日」として、祝日に制定されています。2019年までは、「体育の日」と呼ばれていたので、そちらのほうがなじみ深いでしょうか。

 

オリンピックが直接の問題になるというよりは、1964年前後に起こった歴史問題などが重要です。「東海道新幹線開通」や「名神高速道路のほぼ全線開通」から地理問題、「第一次佐藤内閣」から佐藤栄作首相に関する問題、あるいはその前後の池田勇人内閣の問題、「新潟地震」から関連して自然災害、など、多種多様な派生が考えられます。

2021年度注目の最新時事問題④ 東日本大震災から10年の節目

2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。保護者様はみなさんリアルタイムで経験された、痛ましい出来事ですが、現在の小学6年生にとっては、記憶はないでしょう。

 

実際に体験している人たちは、あの当時のおびただしいニュースの数々で、福島第一原子力発電所の事故や、東北地方の地理・都市について覚えている人も多いと思います。このあたりも公民分野・地理分野と絡めた出題が予測されます。

2021年度注目の最新時事問題⑤ 多発する気象災害

近年、「〇〇年に一度」「観測史上初めて」「観測史上最大」などの文言を、毎年聞いている気がいたします。

 

例えば、東日本大震災の余震とされる福島県沖地震が2月13日に発生しました。3月と5月にもマグニチュード6.8前後を記録した地震が宮城県沖で発生。7月・8月にもあいついで神奈川県・静岡県や九州、北陸、中国地方で集中豪雨が発生しました。直近では10月7日に千葉県北西部を震源とする地震があり、東京や埼玉で震度5強、関東南部の各地で震度5弱を観測し、首都圏の鉄道で運休や大幅な遅れが発生しました。

2021年度注目の最新時事問題⑥ 核兵器禁止条約の発効

2017年7月7日に国際連合の総会で採択された「核兵器禁止条約」が、2021年1月22日に発効しました。

 

核兵器禁止条約は、2017年度の入試でも出題されたことのある時事問題ですので、今年も出題される可能性があります。また、こういった核兵器に関連については、第二次世界大戦についてや、現代の日本の国防に関連して、日米安全保障条約や「核の傘」に関する問題が出題される可能性があります。

もう年末! これを見れば分かる、時事問題6選【2021年度最新】まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、2021年時事問題として、6つのニュースをご紹介いたしました。オンライン家庭教師の家庭教師Campでは、今年の時事問題対策として、『中学受験重大ニュース解説』講座をご用意しております。時事問題が苦手な方、あまりニュースなどに関心がなかったが、志望校にて出題されるのでまとめて対策したい方、ぜひ『中学受験重大ニュース解説』講座をご受講くださいませ。

(2022.02.25追記:現在は募集を停止しております。)

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