家庭教師ブログ

【換算内申? 目安は?】都立高校入試の内申点の計算方法まとめ

2021.11.11

オンライン家庭教師の家庭教師Camp 都立高校入試の内申点の計算方法まとめサムネイル

こんにちは。家庭教師Camp事務局です。

 

現中学3年生にとっては、一つの山場である「2学期期末テスト(考査)」。そろそろ期末テスト本番が近いかたが多いのではないでしょうか。頑張って一点でも多く得点できるよう、応援しています。

 

一方、中学1年生、中学2年生にとっては、次の学年をそろそろ意識するころあいです。特に、中学2年生は「受験予備学年」です。受験生になるという自覚を持って、日々の学習に取り組んでいきたいですね。

 

受験を意識するにあたって、特に高校入試においては「内申点」の存在がキーとなります。今回は、都立高校入試に絞って、内申点の計算方法や目安について解説していきますので、ぜひご覧くださいませ。

▼無料で志望校別の合格者データがもらえる『学校別 都立高合格者データ』申込はこちらをクリック!▼

都立高校の一般入試 内申点とテストの点数の比率は?

都立高校の入試は大きく分けて「推薦入試」と「一般入試」に分かれますが、ここでは主に「一般入試」をメインで扱っていきます。

 

ところで、都立高校の一般入試には大きく分けて二つの観点があります。それが、「調査書点」と「学力検査の得点」です。基本的に「学力検査の得点」:「調査書点」は700点:300点、すなわち7:3です。つまり、3割(30%)の部分が「調査書点」によって決まります。

 

「学力検査の得点」は、いわゆる一般入試の当日、筆記試験の点数がどのくらいか、ということです。入試本番まで、己の学力を高め、演習をすることで高めていくことができます。入試日は2月下旬ですので、そこまでに完成させることが大事になります。

 

一方、「調査書点」が、いわゆる内申点の部分になります。ここは、入試本番までに確定してしまう部分になります。多くの公立中学校において、11月に行われる2学期期末テスト(2期制の場合は1学期末テストまたは2学期中間テスト)の結果をもって、「仮内申」が決定され、12月ごろには自分の内申点=「調査書点」がわかる、という形になります。

 

まとめると、入試本番より2ヶ月近く早い段階で、3割にあたる内申点の部分が確定してしまうということです。内申点を日頃から意識して、非受験学年であっても取り組んでおくことの重要性が分かるかと思います。

 

オンライン家庭教師の家庭教師Campでは、始めたいと思った日から即日授業に参加できます。月額4,950円(税込)から受講できますので、中学1・2年生のうちは部活動などもあって塾に通う時間がない、費用をかけられないという方にもピッタリです。

初めての方へ

都立高校入試における「調査書点」=内申点の計算方法

そんな内申点の計算方法ですが、国語・数学・英語・理科・社会の「主要5科目」と、音楽・保健体育・美術・技術家庭科の「副教科4科目」では扱いが異なることをご存知でしょうか?

都立高校入試の主要5科目の計算方法

主要5科目の計算方法は、オーソドックスに「そのまま足す」ことになります。

 

例えば、国語が3、数学が4、英語が3、理科が4、社会が3だったとしましょう。すると、3+4+3+4+3=17、が主要5科目の合計になります。それぞれ内申点が1上がれば合計も1上がる、単純な仕組みです。

都立高校入試の副教科(実技)4科目の計算方法

一方、副教科は異なります。例えば、音楽が4、保健体育が3、美術が4、技術家庭科が3だとしましょう。すると、(4+3+4+3)×2=28が副教科4科目の合計となります。

 

2021年現在の都立高校入試においては、副教科は2倍で計算されます。つまり、副教科が1上がることは、実質2上がったことと同じです。主要5教科を2つ上げる努力よりも、副教科1科目を上げる努力の方が簡単なことも多いのではないでしょうか。

都立高校入試における2種類の内申点

こうなってくると、内申点の計算がやや複雑になってきますね。また、各模試やインターネット、雑誌の情報などでも内申点は2種類の書き方があり、見る側は混乱してしまいます。2種類の内申点とはどういうことか、確認していきましょう。

都立高校入試の「素内申」とは

先ほど、副教科を2倍しましたが、2倍せずに主要5教科と同じように足したものが「素内申」と呼ばれます。

 

素内申の合計は、各内申の最大5×9教科=45点満点です。

 

素内申は、おもに都立高校の推薦入試の目安として用いられることが多いです。東京都や千葉県にて主に実施されている「Vもぎ」においても、推薦入試の合格判定欄には素内申を用いていますので、都立高校の推薦入試を検討している方は、こちらも把握しておきましょう。

都立高校入試の「換算内申」とは

換算内申とは、先ほど計算した主要5教科の合計と、副教科2倍の合計をしたものになります。

 

換算内申の合計は、(国語・数学・英語・理科・社会の内申の合計)+(音楽・美術・保健体育・技術家庭科の内申の合計×2)=25点+40点=65点満点です。

 

都立高校の一般入試における計算は換算内申で行いますので、一般入試を受験する予定の方は、こちらも何点なのか計算しておきましょう。

▼無料で志望校別の合格者データがもらえる『学校別 都立高合格者データ』申込はこちらをクリック!▼

内申点と都立高校の目安

都立高校入試の換算内申を調査書点にする計算

換算内申のままだと、65点満点ですが、調査書点は300点満点です。よって、そこからさらに計算が必要になります。

 

例えば換算内申が39(9教科すべてが3、いわゆるオール3)の場合、換算内申の満点が65点ですので、得点率としては39÷65=0.6となります。調査書点の満点は300点ですから、得点率0.6ならば300×0.6=180点となります。

 

つまり、「自分の換算内申÷65×300=自分の調査書点」となります。

内申点と都立高校の目安

ここまで考えてきて気になるのは、「実際、どのくらいの内申点だと、どのあたりの都立高校を目指せるのか?」ということに尽きると思います。

 

非常におおざっぱに申し上げると、都立高校の上位、進学指導推進校や進学指導特別推進校、進学指導重点校など(Vもぎの偏差値60以上)は、換算内申55以上は欲しいところです。特に、日比谷高校・西高校・国立高校などは、65点に近い点数が求められます。内申点がすべて5か、ほぼ5という感じです。

 

内申点がすべて4の場合、換算内申は4×5+(4×4)×2=52です。このくらいだと、進学指導推進校よりやや下、偏差値50台後半あたりになるでしょうか。

 

内申点がすべて3の場合、換算内申は3×5+(3×4)×2=39です。このあたりですと、偏差値としては50弱の高校というところになります。あと副教科が1上がる、主要5教科が2上がる、といったところで偏差値50前半の高校が視野に入ってくるというイメージです。

 

一つ申し上げておきたいのは、「男子と女子で目安が異なる」ことと、「学力検査の得点次第で逆転も可能」ということです。昨今、都立高校など公立高校における男女の格差が問題視されております。同じ高校に入るのに、女子のほうが男子より高得点でないと合格を勝ち取りにくい状態が続いています。

 

また、都立高校の一般入試においての学力検査の得点、すなわち当日の入試の点数で逆転は可能です。少し内申が足りないとしても、そのギャップを埋めるために勉強し、本当に通いたい高校に合格することが人生において大事なのではないでしょうか。

【換算内申? 目安は?】都立高校入試の内申点の計算方法まとめ

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。今回の記事では、都立高校の一般入試における調査書点、その計算方法とおおよその都立高校の目安について解説していきました。

また、「志望校はあるが、現状の学力からどのくらい高めればいいのか分からない……。」「志望校は特に決まっていないが、どのくらい内申点が必要なのか知っておきたい!」といったお悩みにお応えするために、「学校別 都立高合格者データ」を実施中!

無料で合格者データをお送りしますので、現状からどのくらい内申点をあげるべきなのか、具体的なイメージをつかむことができます。

▼無料の「学校別 都立高合格者データ」申込はここをクリック!▼

 

 

しかし、なんといっても筆記試験の点数に勝るものはありません。2月入試の本番まで、最後まであきらめず努力し続けましょう。また、内申点を上げるためにも、学校の提出物や授業態度はもちろん、日々の小テストや定期テストの点数が非常に重要なのは言うまでもございません。

 

 

オンライン家庭教師の家庭教師Campでは、内申点アップのための教科書フォローや基礎演習から、高校入試の実戦演習、難関高校に向けた対策まで、幅広い目的に応じたコース・講座と教師をご用意しております。

 

マンツーマンでオンライン家庭教師に指導してもらいたい方内申点が伸びずに苦しんでいる方受験に向けた追い込みをしたい方志望校に悩んでいる方、ぜひ家庭教師Campまでお気軽にご相談くださいませ。

 

また、今年度(2023年度)入試から始まる都立高校のスピーキングテスト対策も、家庭教師Campならいち早く対策可能です! 「英語の発音をするのが恥ずかしい・苦手……」という方も、自宅からのオンラインなら安心して受けられます。合わせてこちらもぜひご覧ください。

都立高校スピーキングテスト対策講座

⇒家庭教師Campのホームページはこちらから

難関中高大受験のための
オンラインマンツーマン指導
月額 5,940円(税込)~
入会金・管理費・解約金はありません

カテゴリ一覧