家庭教師ブログ
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2025.04.18
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こんにちは。家庭教師Camp事務局です。
本日のブログは、
2025年度版最新!
都立中適性検査問題分析 ③立川国際中等教育学校 です。
都立立川国際、都立中を志望している方、必読です!
〈文章・出典〉
平松 正顕「ウソみたいな宇宙の話を大学の先生に解説してもらいました。」(一部改変)による
〈出題形式〉
3200字程度の文章が1題に読解問題が2問、作文問題1問の例年と変わらないスタイルでした。昨年度(約4000字程度)よりはやや字数が減りましたが、昨年度同様に作文の条件が示され、二段落で書く指定がありました。読解問題の字数は合計最大150字(昨年105字)、作文の最大字数が460字となり、読解問題の字数が昨年度よりやや増加しました。テーマは「天文学者による天の川銀河の観測結果からわかってきたこと」で、わかってきた新事実の結果から「先入観を持たずに」ものごとを見ることの大切さを説く内容となっています。「先入観にとらわれない」という内容は立川国際中の異なる文化を理解し、尊重するという「共生」の理念にもかなった内容で、受験生にとってはとらえやすい内容だったと言えます。
(問題1)指示語の内容を読み取る問題(60字以上70字以内)
「このような考え方」とはどのような考え方かという指示器の内容を読み取る問題です。直前に「そのパターンのなかに『私』を位置づけることで、『私』の行動を予測することがはじめて可能になるのです」とあり、この部分を利用することになりますが、「このパターン」の内容をこの段落の直前の段落にある「人間が好きなものには一定のパターンがあり、そのパターンを学習すれば、その人間の行動は予測できる」という部分とあわせてまとめることが肝要です。傍線部の前の段落だけに目がいってしまうと必要な内容をすべて盛り込むことができません。制限字数との関係で何を書くべきかを素早く決める必要がある問題でした。
(問題2)本文の表現の内容を問う問題(60字以上80字以内)
「周囲の銀河の分布まで考えに入れてみると、天の川銀河はかなり特殊なようですという表現について「天の川銀河」の「どのようなところ」が特殊だと述べているのかを問う問題でした。こちらも本文の直後に「不思議なことにローカル・シートの銀河は速度のばらつきがそれほど大きくありません。ただし、「周囲の銀河の分布まで考えに入れると」という表現があるので、本文後半の「私たちがいるローカル・シートの中には、天の川銀河の他に~と大きな渦巻銀河が3つも含まれている」という内容にも着目する必要があります。直後の表現に着目しただけでは完全正答とはなりません。設問の意図する内容について慎重に読み解く必要がありました。
(問題3)作文問題(400字以上460字以内)
本文で述べられている「重要な教訓」について「これまで自分たちのまわりが特別ではない」と仮定して宇宙を調べてきたが、もし「天の川銀河のまわりが特殊なのであれば、その仮定は間違った結論をもたらす」として、「先入観を持たずに宇宙と向き合うことが必要」と結んでいます。これらの内容をもとに、第一段落で筆者が「どのような姿勢で研究に取り組むのがよい」と述べているかをまとめ、さらに第二段落で「その姿勢を生かして学校生活で起こる課題をどのように解決していこうと思うか」を書く作文です。「先入観を持たずに向き合う」という内容がとらえられていれば、作文の方向性を大きく誤ることはないでしょう。「学校生活で起こる課題の解決」についても、「先入観を排除してものごとを素直に見つめる」ことといった内容を、「学級の話し合いの場面」「クラブ活動での場面」「友人関係での場面」などから選んで具体例として示すことができれば、大きくずれる内容にはならないはずです。設問の指示と、そのあとにある指示および注意を確実に読み落とさないようにまとめることが重要だったと言えます。
1⃣立体図形をテーマとした問題(共同作成問題)
〔問題1〕は、立体図形の展開図の面積を求める問題でした。〔問題2〕は、途中まで組み立ててある立体に2種類のブロックを使うことで、立方体を作る問題でした。例年との大きな違いは、大問を通して記述が無かったことです。代わりに、小数の計算や投影図の考え方などの算数の基礎的な力を必要とする出題となっており、計算力、空問把握能力が問われる問題でした。難度は昨年度と同等か、やや易化した形となりました。
〔問題1〕展開図から面積を求める問題
提示されている展開図と2人の会話から、展開図の面積を求める式と答えを出す問題でした。解くためのヒントは少ないものの、展開図から組み立てたときにどの辺とどの辺が重なるのか、円周率である3.14 を使った小数を含めた四則演算が正確にできるかがポイントです。面積を求めるための式と答えを出すといったシンプルな問題ではありますが、算数の基礎となる正確な計算力が必要となるため、日頃から小数のかけ算やわり算の演習を積むことで、早く正確に計算ができる力を養っておくとよいでしょう。
〔問題2〕立体を組み合わせることで立方体を作る問題
途中まで組み上げられている立体に、2種類のブロックをいくつか組み立てることで立方体を作る問題でした。一見、途中まで組み上げられている立体が複雑に見えますが、2種類のブロックのうち1種類しか合わない場所があるため、そのことに気づけたかどうかが正否の分かれ目となりました。図てから見た右の1列、正面の手前1列については1種類のブロックのみ組み合わせることができ、残りの8ヶ所を2種類のブロックで作る必要がありました。空いている形が複雑なところから埋めていくパズルに近い問題で、ブロックを埋めた後の形が正確にイメージできる、もしくは図にかくことができれば、解きやすい問題でした。
2⃣製品のリユースやリサイクルについて考える問題(共同作成)
令和3年度から引き続き小問2問の構成ですが、〔問題1]は、(1)と(2)に分かれており、(1)では割合の計算が出題されました。
共同作成問題の適性検査日大問2で割合の計算が出題されたのは、平成30年度以来です。大問全体の話題はリュースやリサイクルといった循環型社会に関するもので、受検生にとっては見慣れたテーマでしょう。また、会話文や資料は標準的で取り組みやすい内容であったため、2問とも正解するべき問といえます。解答に必要な要素を会話文や資料から適切に読み取ったうえで、問われていることに対しての答えをわかりやすく表現することが大切でした。
〔問題1〕割合を計算し、資料を比較して分析する問題
(1)は、図2または図3から選択した資料における循環利用率を計算したうえで、その結果が衣服の循環利用率と比較してどちらが高いかを答える問題でした。計算自体はどちらを選択しても3桁÷3桁と平易な割合の計算なので、確実に正解したい1問と言えます。ただし、ここでの選択は(2)にも関わるため、ただここを速く確実に解くだけでなく、そちらも見据えての選択をしておきたい1問でした。
(2)は、製品ごとの循環利用における特徴を比較し、共通点と異なる点を説明する問題でした。ひとつの問題で解答すべき内容が複数ある形式は、5年連続の出題となりました。問題の条件から、「ペットボトルと~の循環利用の共通点は~であり、異なる点は~である。」といった解答の枠を作り、必要な情報を読み取って完成させると解きやすいでしょう。共通点はペットボトル(図2)を選んでも、紙(図3)を選んでも自明ですが、異なる点は紙の方が答えやすかったため、(1)を解く時点で、こちらまで目を配っておく視野の広さがある受検生は、多少なりここで時問を節約できたでしょう。
〔問題2〕複数の資料を組み合わせて説明する問題
衣服の循環利用率を高める取り組みによって、消費者の意識や行動がどのように変化して循環利用率が高まるのかを説明する問題でした。[問題1](2)と同様に、解答に用いる資料を受検生に選択させる形式は6年連統の出題となりました。この問題を正解する一番のポイントは、花子さんの「循環利用率を高める意識や行動もあれば、そうでないものもあります。」というセリフです。この観点で図4、図5、図6を見ると、無計画な服の購入、まだ着られる衣服を可燃ごみとして捨ててしまう、などが「そうでない」意識や行動であることが分かります。そして、その上でカードを見ると、そういった問題点を改善し、図4、図5、図6の「循環利用率を高める意識や行動」に当たるものへ導いていることが分かります。例年通りの都立中適性検査文系の、セオリー通りの解法が身についているか否かで正否が分かれる一問でした。
3⃣シャボン玉の性質について考える問題(共同作成問題)
近年の傾向通りの問題でしたが、例年よりも会話文が少なくなり、実験の手順の説明が詳細化されました。問題文中の表現も含めると、これまでであれば実験結果の着眼点を示唆するだけであったものが、それに加えて検証の仕方まで示唆されるものとなっており、大幅に解きやすくなったと言えます。しかし、思い込みなしに丁寧に問題文を読み取らないと、読み取り方が問違いやすい箇所があり、落ち着いて処理できたかどうかが重要でした。共同作成の適性検査山は、算数系の大問1の方が難度の高い年度と、理科系の大問3の方が難度の高い年度があります。今年度は解答の記述量の面で、大問3の方が難度が高かったと言えるでしょう。適性検査全体の難度が例年よりも易化したことと合わせて考えると、学校によっては合否の決め手となる大問と言えます。なお、シャボン玉とその体積、割れ方などを題材とした問題は後期日曜特訓第14回の適性検査I大問3と同一でした。このため、enaの後期日曜特訓を受講している多くの受検生は、大変取り組みやすい問題だったと言えます。
〔問題1〕シャボン玉の割れやすさに関する問題
シャボン玉は砂糖水から作ると割れにくい、ということについて、望ましい濃度を探る実験についての問題でした。食器用洗前、濃度、などのキーワードは、令和4年度の問題を考様させます。あくまで題材の近さであり、問われているものは異なりますが、問われているものを正しく読み取ると、実は令和6年度の(問題1)ととても似ています。条件を1つ変化させた実験2つの結果をふまえて答えを出す、結果をただまとめるだけでなく、その内容を換言する一手問がある、という特徴が踏題されています。そのため、近年の過去開をしっかり解きこんでいった受検生にとっては解きやすい一問でしたが、完全に正解した受検生はそこまで多くないと思われます。鍵となるのは前述の「換言」で、問われているのはシャボン玉の「体様」の比較ですが、資料には体積ではなく、空気入れを押した回数がまとめられています。「回数が多い→シャボン玉に入れられた空気が多い→体積が大きい」という置き換えを正しく説明しきれているかどうかが記述のポイントになります。こういった問題で点数を取り切れるように、過去問の演習をする際には、ただその問題を例題として扱うのではなく、肝となる部分はどこか、を意識して行うとよいでしょう。
〔問題2〕シャボン玉の時問経過による割れ方に関する問題
時問経過により、シャボン玉のまくをつくる液が徐々に下部にたまっていき、薄くなった上部から割れていくことについての実験結果の考察を答える問題です。実験の手順と結果は大変分かりやすく示されており、結果に対しての考察の検証をする実験まで行っていますから、現象についての理解は平易でした。そのため、この問題における得点の差は、問題文の条件通りに解答を作ることができているかどうかによるものが大きいでしょう。適性検査の問題文としての正しい読み取り方をすると、解答には4つの要素を入れなければなりません。それを正しい言語表現でまとめられたかどうかが重要でした。特に、前述の日曜特訓の問題で、現象(時問経過により、シャボン玉の液が下へいくことで、上部がうすくなり割れる)について問うほぼ同一のものを経験していますから、enaで日曜特訓を受講している受検生には特に解きやすい一問であったと言えます。
いかがでしたでしょうか。
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