家庭教師ブログ
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2024.06.19
こんにちは。家庭教師Camp事務局です。
本日は、2024年度 都立小石川中学校 適性検査問題分析についてご紹介いたします。
小石川中志望の方は必見です!
小石川中の適性検査では、
「適性検査Ⅰ」・「適性検査Ⅱ」・「適性検査Ⅲ」の3種類があります。
検査Ⅰ は主に国語・読解能力と表現力をみる試験です。
小石川中の出題方針を見てみましょう(同校HPより)。
1) 出題の方針
文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる。
問題の構成及び主なねらい
・ 大問を1問とし、小問3問で構成する。
・ 文章を読み、読み取った内容をまとめたり説明したりする力をみる。
・ 与えられた課題について、読み取ったことを踏まえて自分の考えを400字以上440字
以内でまとめ、文章で表現する力をみる。
(解答時間45分)
適性検査Ⅱ は「算数」「理科」「社会」といった科目の知識・技能、科目横断型の数理的思考力をみる検査です。
出題方針は以下の通りです。
(1) 出題の方針
資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確
に表現する力などをみる。
(2) 問題の構成及び主なねらい
・ 大問を3問とし、小問6問で構成する。
・ 日常の事象を題材とし、数量の関係について思考・判断する力、言葉・数などを用いて論理
的に考え表現する力、問題解決の過程や結果を数理的に考察・処理する力をみる。
・ 森林面積の増減の状況に関して資料を基に論理的に考察し、身近な社会や社会全体の課題に
ついての考えを適切に表現する力をみる。
・ まさつを題材とし、実験の結果を基に考察する力、的確に表現する力をみる。
(解答時間45分)
適性検査Ⅲ は「理科」「算数」の知識・技能、思考・判断・表現等の力をみる試験です。
こちらの出題方針は以下の通りです。
(1) 出題の方針
身近な事象を通して、分析力や思考力、判断力などを生かして、課題を総合的に解決する力を
みる。
(2) 問題の構成及び主なねらい
・ 大問を2問とし、小問7問で構成する。
・ これまでに身に付けてきた知識や経験を基にして、課題を解決する力をみる。
・ 自然科学への興味・関心の程度、表現力・論理的な思考力をみる。
・ 事象を数理的に分析し判断する力など、総合的な思考力をみる。
(解答時間45分)
これらの問題のなかで、適性Ⅰ・Ⅱは共同作成問題、
適性Ⅲについては小石川中の独自問題の出題となっています。
それでは各問題を詳しくみていきましょう。
文章1:東直子「生きていくための呪文」による
文章2:藤田 真一『俳句のきた道 芭蕉・蕪村・一茶』
〈出題形式〉
4000字程度の文章が1題の形式で、読解問題2間、作文問題1間の例年と変わらないスタイルですが、前年度に比べて文章量は2倍近く増えました。また、ここ2年姿を消していた作文の条件指定が再登場しました。読解問題の字数は合計最大105字、作文の最大字数が460字となり、昨年よりは書く分量がやや減少した形です。テーマは「インターネット上で個人の好みに合った情報が自動的に選択される仕組み」についての説明と生命の子見不可能な存在であることを対比させて「人間は予見不可能な創造的 進化を遂げる」ものであることを述べています。SNSなどで同じ動画を見ても、それぞれの感じ方は個性によって異なるという筆者の考え方がとらえることができれば難しい内容ではありません。
(問題1)問われている内容に一致する具体例をそれぞれの文章から探し記述する問題
短歌・俳句をくり返し唱えたり、思い浮かべたりすることに、どのような効果があるのかを答える問題です。空欄を補充する形で答えるので「という効果」につながるような言葉を使っていきます。前年度・前々年度でも今回の問題のように字数が指定されていないものが出ています。また今回は、「文章1・文章2で挙げられている例を一つずつ探し、解答らんに合うように答えなさい」という指示があります。ポイントは各文章からそれぞれ一つずつ 例を探すということです。例ですので、抽象化されたものではなく具体例に注目します。そして「探す」ということなので、字数の指定などはないものの、ほとんど抜き出す形式に近いと言えます。まずは文章1・文章2のそれぞれから「短歌や俳句をくり返し唱えたり、思い浮かべたりする」という動作に該当する例を探していき、その動作によってもたらされる効果・影響が書かれている部分を、「という効果」につながる形に直して、書いていきます。抽象・具体を区別する必要があり、普段の演習時から、これらをしっかり区別して読解をおこなっているかどうかが、解く上でのポイントになっていました。
(問題2)文章2の傍線部に関連する二文を、文章1から抜き出し記述する問題
文章2の傍線部について問われ、文章1から連続する二文を探して、最初と最後の4文字を答える問題です。これまでの共同作成問題で何度も出されてきた文章横断型の問題ではありますが、今までは傍線部がある文章から大まかな情報を整地して、もう一方の文章から探す答えの方向性を絞るという作業が求められました。しかし今回は、文章2から得られる傍線部に関する情報はほとんどなく、「文章1の筆者は、短歌を読んで どのような情景を想像しているでしょうか」という問いから考えていけばよい問題でした。文章1から短歌を読み、その内容から何を想像しているかということに注意して読んでいきます。冒頭の岡本かの子・与謝野晶子の短歌の後に、「桜の咲くころ~と浮かぶ。」という部分がありますが、連続する二文を情景として抜き出すことを考えると、その後の文が答えとして考えることは難しいです。次に大西民子の短歌の後にも、想像している情景として読み取れる部分があり、この「青い空」に関する記述を抜き出す必要がありました。文章2を踏まえるという過程があまり求められず、文章1から情報を探す際にも、ややわかりにくいものになっているので、この問題に時間をかけてしまうことがないように気を付けなければいけない問題でした。
(問題3)二つの文章のいずれかの考えに触れ、自分の考えを書く問題
これからの学校生活で仲間と過ごしていくうえで、言葉をどのように使っていきたいかの考えを述べる問題です。また文章1・文章2の筆者の、短歌・俳句に対する考え方のいずれかにふれることが条件になっています。したがって、まずは短歌・俳句に対する考えを読み取ったうえで、自分にとって書きやすいほうを選択する必要があります。文章1は短歌や俳句を何度も唱えることで、自分の気持ちを前向きに変えることができるという内容であり、文章2は表面的な言葉だけを見るのではなく、日々生活を送っている人々の気持ちを想像して勉強していくうちに、すばらしい俳句が生まれるという内容です。言葉によって気持ちを前向きにできるという内容の文章1の方が、学校生活で仲間と関わるうえで使っていく言葉に関する考えは書きやすいと思われます。選んだ文章の内容にふれつつ、その内容に寄せた自分の考えとその根拠などを、学校生活で想定される例とともに書いていけばよいでしょう。近年の作文問題の字数は、400字以上440字以内の傾向が続いており、各段落に各内容についても詳細なものは指定されていません。つまり指定字数の中で、ある程度自分で構成を考えた上で書いていく近田が求められているのだと考えられます。また今後の学校生活を意識する内容も続いているので、中学校生活での例を挙げられるように、対策をしていく必要があるでしょう。
1⃣ デジタル数字を題材にした問題(共同作成問題)
1⃣は前年同様小問2題のシンプルな構成でした。どちらの問題もデジタル数字を題材としたパズル要素の強いものとなっています。条件に合わせて考える力が必要でした。全体的にここ数年の中では取り組みやすい難易度となっています。
〔問題1〕条件に合う作業の分担方法を考える問題
マグネットシートから棒状のマグネットを切り取り必要な個数をつくる問題です。花子さんと太郎さんで「かく」作業と「切る」作業を分担して行い、45分未満ですべての作業を終わらせます。作業する人によってかかる時間が違うので、どう組み合わせるべきなのか当たりをつけて解き進める必要があります。太郎さんはマグネットシート1枚当たり「かく」作業に10分、「切る」作業に5分かかり、花子さんは「かく」作業も「切る」作業もマグネットシート1枚当たり7分かかります。問題文の条件より、最初の作業は同時に始めないといけないため、最初の作業は二人とも「かく」作業になります。その後は、「かく」作業が太郎さんより速い花子さんはずっと「かく」作業を、「切る」作業が速い太郎さんはずっと「切る」作業を、という風に分担すれば45分未満で作業を終えることができます。ルールをきちんと把握していれば、記述する内容も単純なので、比較的得点しやすい問題でした。
〔問題2〕最短時間で操作を完了させる方法を考える問題
ルールに従って、指定された3けたのデジタル数字を最短時間で作る方法を考える問題です。「マグネットをつける操作(2秒)」「マグネットを取る操作(2秒)」「数字の書かれたポードを180度回す換作(3秒)」「2枚のボードを入れかえる操作(3秒)」を組み合わせて考えます。本間では456から987にする場合が問われています。回転と入れかえはそれぞれる秒かかってしまうものの、入れかえを行わずに456を987にすることを考えると、どうしても時間がかかってしまいます。したがって、できるだけ効率の良い手順で入れかえを行う必要があります。会議文で6を回転させると9になることが説明されているので、6を回転させて9にしてから4と入れかえ、4を7にすることを考えます。真ん中の5はマグネットを2本加えれば8にできます。しかしこれが「最短」の方法であることを確かめようと思うと時間がかかりますので、確実に得点するという観点で言うとやや離しい問題だったように思われます。
2⃣ 世界の森林面積をテーマにして、環境問題について考えさせる問題
〔問題1〕計算問題、計算で求めた数値をもとにグラフを作成する問題、複数の地域のうち一つの地域を選び、資料をふまえて森林面積の増減の理由について考えを書く問題が出題されました。計算問題の数は増えましたが、例年よりも桁数が少ないため、かかる時間は同程度という印象です。また、複数の候補から一つを「選び」、理由や特徴を述べる問題は小石川中において顔出ですが、最も変化が大きい地域のアフリカを選択すると解答しやすかったのではないでしょうか。ただし、アフリカは人口が急増している→生活するために農地を確保したり、資源を多く得たりする必要がある→そのために森林を伐採する→よって森林面積が減少している、というように、わかりやすく筋道立てて記述することができたかどうかがポイントです。
〔問題2〕「世界の森林面積を増加させるためにはどうしたらよいか、減少させないためにはどうしたらよいか」について、「世界の国々はどのような協力をすればよいと考えるか」、考えを151字以上210字以内で書く問題です。前々年度までは150字以内、前年度は180字以内、そして今年度は210字と、求められる記述の量が増えていますが、今年は小問数が減ったため、丁寧に取り組むべき問題です。資料6と資料からは、一人当たりの国民総所得が増える、つまり経済が発展するに伴い木材の結要も増えていることがわかります。また、主に、「柱や板などに加工された木材」や「紙の原料となるパルプやチップ」「合板」などの用途の割合が高いこともわかります。したがって、森林面積を少させないようにするためには、加工された木材や紙の生産量を抑えるとよい、と筋道立てることができます。そのためには、どのような「国際協力」が必要になるかを考えてみましょう。また「今までの問題、解答」も参考にするので、〔問題1〕(3)で仮にアフリカを選択した場合は、「食料や木材資源などを後かに得られる国がアフリカに対して支援を行うことで伐採量を減らせる」といった要素も必要になります。また、森林面積を増加させるためには、伐採量を渡らし植林などの活動をしていくことが考えられますが、これも「国同士がどのような協力をすればよいか」という視点で、書かなければなりません。近年は、大問2の最後の記述問題は敬遠される傾向がありました。あるいは時間がないためとりあえず「埋めてみた」だけといった内容も目立ちました。しかし、先述したように、今年度は問題数が減ったことと、1⃣(算数)と3⃣(理科)が取り組みやすい問題だったため、合否を分ける1問となる可能性が高いです。
3⃣ 摩擦に関する実験を題材とした問題(共同作成問題)
3⃣は、ここ3年は、小問2つにそれぞれ枝問が2つあり合計4問、という構成でした。
しかし今年度は枝問が1つずつになり、合計2問構成となりました。実験の内容自体も比較的素直で読み取りやすいため、ここ数年では最も取り組みやすい難易度だったと言えます。題材としては、旅に関して調べる実験を行い、その結果を分析する問題でした。計算を必要とする問題はなくなり、読解力・考察力・記述力が試される構成となりました。
どちらの問題も、内容理解はそれほど難しくないため、平均点は高くなると考えられます。しかし、満点解答を出すうえでは、問題で問われている内容を過不足なく盛り込んで解答する、答案作成力が必要な問題でした。
〔問題1〕素材の表面の状態の違いによる摩擦の大きさの違いを考える問題
ペットボトルのキャップにつけられたみぞの摩擦による効果を、モデル化して調べた実験についての問題です。実験の結果から、表面にみぞをつけることで、手でキャップを回すときにすべりにくくなると考えられる理由を説明する問題でした。
ペットボトルのキャップを回すときのように、みぞの方向と力の方向が垂直なときには、動き出すのに必要なおもりの個数が多いことが、実験結果からわかります。 これが、ペットボトルのキャップを回すことを考えると、すべりにくいということに相当します。また、問題では「手でつかむ力が大きいときでも小さいときでも」とありますので、載せる金属の重さが 750g の場合と 1000gの場合の両方について記逃する必要があったと考えられます。このように、「手でつかむ力」を「のせる金属の重さ」に、「表面のみぞの方向が回す方向に対して垂直であるペットボトルのキャップ」を「糸に対して垂直にみぞをつけたプラスチックの板」に、「すべりにくさ」を「おもりの個数」に、それぞれモデル化した実験が行われていることを理解する必要がありました。
〔問題2〕斜面をすべり下りる物体の速さの違いを考える問題
会話文から、斜面をすべり下りる物体の速さについて、「物体が斜面に接する面積」、「物体の重さい、「斜面に接する物体の素材」の3つの観点が挙げられ、これらの条件によってすべり下りる速さがどう変わるかを調べる実験についての問題です。6通りの条件で斜面をすべり下りるのにかかる時間を調べた実験の一部が隠されており、その中から結果が同じであると予想できる組み合わせを選び、そう考えた理由を説明する問題でした。
この設問に対しての実験は2つ行われていますが、両方を通して、複数の条件によって変わる実験結果を考察する必要があります。そのため、対照実験の考えを用いた実験結果の読み取りと客作成が必要な問題でした。「実験2では同じでなかった条件のうち実験3では同じにした条件」については、そのことを意識して実験手順を読み取れば、「物体の重さ」であること自体は分かりやすいです。あとは、明らかになっている結果のうち、「斜面に接する物体の素材」が同じ場合には、すべり下りる時間も同じになっていることが分かれば、結果が同じになる組み合わせを選ぶことは、比較的やりやすかったと言えます。答案作成においても、「実験2では同じでなかった条件のうち実験3では同じにした条件は何であるかを示して」という指示を意識することが重要でした。
<出題形式>
小石川中の独自作成問題で、大問2題小問7問構成でした。前年度同様に、1⃣が理科分野、2⃣が算数分野からの出題でした。
1⃣ 音をテーマとした問題
物理分野からの出題でした。前年度は知識をもとに考える問題がやや多く出題されましたが、今年度は会話文や図をもとに考える問題が多く出題されました。
〔問題1〕人の声を直接聞いたときと電話で聞いたときの違いに関する問題
2人の声を直接聞いたときに聞き分けられる仕組みと、電話で声を聞いたときに人を認識し間違える理由を答える問題です。2人がそれぞれ直接声を出したものと、そのうちの1人が電話を通して声を出したものの3つの場合について、オシロスコープで見たときの形が図で示されています。3つの図の中から2つ選んで比較して記述をする必要があります。図の選び方は対照実験のような考え方で、直接聞いた声の違いを知りたい場合は、2人の異なる人がどちらも直接出した声をオシロスコープで見た図を比べる必要があります。直接聞いた声と竜話で聞いた声の違いを知りたい場合は、同じ人が直接出した声と電話で出した声をオシロスコープで見た図を比べる必要があります。会話文を元に考えることができ、記述としては書きやすい問題でした。
〔問題2〕アマガエルの鳴くタイミングに関する問題
3匹のアマガエルが2秒間に鳴く様子を観熱したとき、他のアマガエルと重ならないように鳴いていることが示され、(1)ではその理由を、(2)では鳴くタイミングをどのように判断しているのかを答える問題でした。特に(1)は会話文に書かれている内容が鍵になり、正解しておくべき問題です。(2)は明確なヒントが無く、難度の高い問題でした。(3)では鳴いたアマガエルの位置を把握するためにどのような工夫をしたらよいかを説明する問題でした。例年、実験方法を説明し、それに対する予想される結果を進べる問題が出題されていましたが、今年度は調査方法を説明する問題でした。(3)も(2)同様、明確なヒントが無く、難度の高い問題でした。
〔問題3〕アマガエルの鳴き方に関する問題
長い間隔で複数のアマガエルが鳴く様子を記録した図から分かることを答える問題です。会話文では、記録した図から常に鳴き続けているわけではないことが分かると書かれており、それ以外に分かることを答えます。〔問題2〕で使用した図は2秒間鳴き声を記録した図ですが、〔間題3]で使用する図は900秒の長い時間で鳴き声を記録した図です。2秒間のときと900秒間のときでは異なる特徴があると読み取ることができ、短い時間で観察すると声が重ならないように鳴いていることが分かりますが、長い時間で観察するとほぼ同時に鳴いていると、対比の考え方でも読み取ることができます。
〔問題4〕身のまわりのものについて答える問題
オン・オフが自動で切り替わるものを一つ例に挙げ、オン・オフが切りかわる目的を答える問題でした。身のまわりのものについて答える問題は令和3年度までの小石川中で頻出の問題でした。
2⃣ 条件に合うようにグループ分けを行う問題
組み合わせをテーマにした問題でした。条件をもとに書き出して調べる問題が多く、確実に正解したい問題が多く出題されました。
〔問題1〕プレゼント交換に関する問題
5人ずつで組まれた2つのグループの計10人が、それぞれのグループ内でプレゼント交換をします。10人それぞれのほしいプレゼントがいくつか示されていて、なるべく全員がほしいプレゼントをもらえるようにするときの組み合わせを考えます。片方のグループでは全員がほしいプレゼントがもらえるような組み合わせが決まり、(1)ではその組み合わせを答える問題です。もう一方のグループでは欲しいプレゼントをもらえないメンバーがいて、(2)ではその理由を答える問題です。適性検査で頻出の、条件のきついものから考えるという考え方を使うと答えやすい問題であり、必答問題でした。
〔問題2〕条件をもとにペアをつくる問題
2つのグループ、グループ1とグループ2のメンバーとでペアをつくる組み合わせを考える問題です。ペアの決め方が順を追って会話文と図に書かれているので、丁寧に照らし合わせて理解をする必要があります。(問題1)と同様に、条件のきついものから考える力が決められますが、他の問題と比べて時間を要し、やや難しい問題といえます。
〔問題3〕条件に従い書き出して調べる問題
10人のメンパーと実行委員の2人の合計12人が互いの手をタッチし、それぞれがタッチした人数が指定した通りにできるかを考える問題です。問題では、実行委員のうちの1人を除く11人がタッチした人数が全員違うようにするときの、もう1人の実行委員がタッチする人数を求める問題です。条件に(問題2)で決まったペアをのぞいた10人が互いの手をタッチすることがあり、タッチする人数が 0人の場合と10人の場合が会話文で記されています。例をもとにして条件に従い丁寧に書き出して調べることで答えを求めることができます。類題を経験している受検生が多かったのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
来年度受験の方、志望校として検討していらっしゃる方いずれもご活用いただけましたら幸いです。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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