家庭教師ブログ
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2024.06.18
こんにちは
家庭教師Camp事務局です。
本日のブログは、2024年度 都立青山高等学校 入試問題分析についてです。
青山高を志望している方、必読です!
大問は例年通り5問で小問は26問、問題数は昨年度と変わらなかった。
1⃣・2⃣漢字の読み書きは各5問。漢字の難度は、読みも書きも例年通りであった。
3⃣小説文は、竹内真『図書室のピーナッツ』からの出題であった。
司書の資格を取るために勉強を始めた主人公の姿が描かれている。昨年度あった自由記述形式の記述問題がなくなり、すべて記号選択の問題となった。
4⃣論説文は、上村博『身体と芸術』と小林太市郎『藝術の理解のために』からの出題であった。
芸術作品の創作とその鑑賞について述べられている。昨年度同様、文章1と文章2にまたがる横断型の問題が特徴。
昨年度増加した文章量がやや減ったが、文章自体の難度は低くない。
書き抜き問題の指定字数は昨年度と同様に短く、2字+6字であった。さらに使用語句を指定された記述の問題が15字以内と短い指定字数ながら1題出題された。
5⃣現古融合文は、野良良三『無常と偶然』からの出題であった。吉田兼好の美に対する意識がテーマである。
記述問題は昨年度同様2問で、そのどちらも書き抜きの問題が多い傾向が続いている。
都立の問題だけでなく、書き抜きの問題が多く採用されている難関私立校の過去問を広く使用して、書き抜きに対するアプローチの方法と時間の使い方をなるべく早い段階で身につけておくべきである。
大問4問、小問204問の構成。
1⃣は、四則演算、一次方程式、さいころを用いた確率、表を用いた平均値の計算、2直線に接する円の作図の合計5問。
難度は作図以外の4問は例年よりやや平易で、作図問題は例年並みであった。作図以外の問題は情報処理スピードも問われており、時間をかけずに全問正解しておきたい。
2⃣は二次関数の問題。〔問2〕は昨年度と同様に空欄補充形式で、誘導に沿って計算することが求められているが、解き方、問題ともに標準レベルであるため確実に正解しておきたい問題である。〔問3〕は平方根の計算が若干煩雑ではあるが、問題自体は典型的で、普段通りの方法で落ち着いて解くことができれば問題ない。
3⃣は平面図形の問題。〔問1〕・〔問2〕は平易であり、時間をかけずに正解したい。〔問3〕は補助線の利用など発想力が求められる問題である。普段から多くの図形問題に接しているかどうかで差がついた問題であるといえよう。
4⃣は立体図形の問題。〔問2〕は問題を解く方法を自分で選んでから記述式で解く問題である。問題を解く前に方針をある程度立て、難度の低い解法を選べるかがポイントであった。〔問3〕は頻出の問題ながら、正確性が求めらえる問題であり、差がつく問題であったといえる。
全体としては例年並みの難度であったものの、高度な計算力が要求される問題で差がつき、ミスの許されない入試となった。日頃から応用問題を含んだ問題演習を積み、問題を見たら即座に解法が思い浮かぶレベルまで持っていくことが重要である。
出題傾向は前年度同様、リスニングと長文2題(対話文読解と説明文読解)。
文字数は、2⃣が約1170字で3⃣が約1100字とほぼ変化なし。
設問数は、2⃣が昨年度8問構成だったものが今年度は7問構成。
図表を見て答える問題や内容一致問題、本文の内容を踏まえた要約(文中の単語を用いて作る)など過去問を複数年度しっかりやってあれば対応しやすいものであった。
一方、3⃣は7問構成が9問構成に変更されている。英作文は昨年度同様3⃣の最終問題として出題された。
問4のような適語句選択の完全解答問題が、例年と違うパターンであった。
長い文章を短い時間で早く読み、summary(要約)をとらえた上で本文中のどこに何が書いてあったかを覚えておくことが高得点を取るカギとなる。
文章の長さも難度も進学指導重点校の中では標準であり、英作文を書かないで(時間がないから飛ばして)合格者平均点を至難だと思われる。
注に頼らずに文章を読むために英検2級程度の語彙力と文法力を身に付けること、これを目標に前期のうちから1日30分以上の勉強量を確保してほしい。
いかがでしたでしょうか。
自校作成問題は早くから練習をし、過去問や他校の難関高校の問題も含めてさまざまな問題に触れましょう。
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