家庭教師ブログ
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2024.04.20
こんにちは。家庭教師Camp事務局です。
世の中にはたくさんの参考書があり、「どれが一番いいんだろう?」と迷ってしまいますよね。本日は受験指導のプロである家庭教師Camp事務局から、おすすめの参考書を紹介いたします!
今日は物理の参考書から、河合塾シリーズの『物理のエッセンス 力学・波動/熱・電磁気・原子』をご紹介します。2冊ありますが、両方に共通する内容を説明していきます。
以前のと比べ、現在出版されている『物理のエッセンス』は青と赤の鮮やかなデザインがカッコイイですね!
大きめの書店であれば、全国でお買い求めいただけるかと思います。
『物理のエッセンス』の表紙には「1・2 & 8・9・10」という謎の数字がありますが、この説明が最初に書かれています。
勉強の内容が「1~10」まであるとすると、著者は「教科書に書かれている内容は3~7だ」といいます。
つまり「1・2」というのは、『教科書に書かれていない、最も基本となること、感覚的な理解』であり、
「8・9・10」というのは、『教科書に書かれていない、試験問題を解くのに必要なこと』だとしています。
『物理のエッセンス』では、教科書にない感覚的な部分、基礎の理解を補いつつ、実際の入試問題レベルで必要になる考え方を示す、という目的で書かれています。
学校の教科書や授業で「よく分からないな……。」と感じている人、初学者向けの内容と言えます。
逆に、ある程度物理を学んで、どんどん演習していきたい人は、『名門の森』『良問の風』に取り組んでみましょう。もっと難しい問題や国公立大学の二次試験レベルの問題演習なら、『難問題の系統とその解き方』などにチャレンジしてみてもよいでしょう。
参考書を進めていくうえで、自分の分からない箇所だけをかいつまんで進める人も多いと思います。例えば、英文法や数学の公式の確認などであれば、それでも十分効果があると思います。
しかし、これから『物理のエッセンス』を用いて物理の学習を進めよう、という人はぜひ最初から最後までページ通りに読んでください。
なぜなら、『物理のエッセンス』は順番に読むことを前提として、各問題や「ちょっと一言」「知っておくとトク」などのコラム・解説部分を設けているからです。ここを読み飛ばしてしまうと、物理で用いられるΔ(デルタ)などの記号のニュアンスや、この問題・単元で引っかかりやすいポイントを見逃してしまうことになります。
文体が今風ではないので、とっつきにくいと感じる方もいるかもしれません。しかし、一つ一つの文章で重要なことを簡潔に伝えようとした結果だと思いますので、しっかりと読み進めていきましょう。
先の話になりますが、大学での教科書や参考書、学術書などもさまざまな文体で書かれていますので、普段読まない文体でもかみくだいて読む力は、文系だけでなく理系の人にとっても重要です。頑張って取り組んでみてください。
『物理のエッセンス』のページは、黒と赤色のみの二色刷りです。学校の教科書などと比べると、色が少なく感じるのも無理はありません。
しかし、二色しかないからこそ、赤字のところは目につきやすく、重要な箇所である黒の太字も一読してスッと目に入ってきます。カラフルでない、色の情報量が少ないということが、逆に重要箇所を分かりやすくしているのです。
もしも、何かきちんとしたイラストや写真で確認したい場合には、学校などで配られている理科の資料集などを参照したほうが良いでしょう。その方がイメージが湧きやすいのであれば、勉強中は机のわきに置いておきましょう。
ただし、入試問題は白黒ですから、色彩の情報に頼らず、理屈で問題を解ける力は養っておきましょうね。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます! 今回は大学受験の物理の定番教材、『物理のエッセンス』についてご紹介しました。今回のおすすめポイントをまとめると、
①教科書で説明しきれないところを扱っており、初学者向き!
②ページ構成がきちんと作られており、最初から最後まで流れに沿って勉強できる!
③色が少ないからこそ、大事なところが分かりやすい!
となります。実際のページは書店などで確認してみてください。
工学部系を希望する方や、国公立大学の志望者なら、理系科目として物理・化学を選択することは多いと思います。物理の学習に困っている方、ぜひ『物理のエッセンス』を使ってみましょう。
また、家庭教師Campには難関大在籍の教師陣が集結しています。物理の基本から難関私立大学・国公立大学の物理まで、幅広いお悩みを解決することができます。ぜひ一度ご相談・ご利用くださいませ。
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