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【参考書おすすめ①】『古文上達 基礎編 読解と演習45』のおすすめ使い方

2024.04.19

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こんにちは。家庭教師Camp事務局です。

 

世の中にはたくさんの参考書があり、「どれが一番いいんだろう?」と迷ってしまいますよね。本日は受験指導のプロである家庭教師Camp事務局から、おすすめの参考書を紹介いたします!

古文の参考書『古文上達 基礎編 読解と演習45』紹介

今日は古文(古典)の参考書から、Z会出版の『古文上達 基礎編 読解と演習45』をご紹介します。

 

定番教材の一つですが、実際のレベル感や活用方法について説明していきます。昔からある有名な参考書の一つで、現在でも本屋さんでお求めいただけます。古文上達にはいくつかシリーズがありますので、よく確認してからお手に取ってくださいね。

おすすめポイント① 『古文上達』は文法だけでなく読解が豊富!

『古文上達 基礎編 読解と演習45』は、

①基本的な古典常識 ②動詞 ③助動詞 ④助詞 ⑤敬語 ⑥和歌 などジャンルごとに細かく章立てされています。しかし、単なる文法問題は少なく、長文読解が豊富なのが特徴です。

 

40問以上の長文問題がありますので、平安時代~江戸後期の文章まで、有名どころに幅広く触れることができます。各長文問題には、その単元の文法問題が2問程度含まれているので、「長文の中で文法問題を解く」練習を積むことができます。

 

多数の意味を持つ助動詞などでは、どうやって区別するかを問うような設問が用意されていますので、それを解くことによって、「解くときの考え方」を身に着けることもできます。

 

その分、文法問題だけをひたすら練習するのには向いていませんので、文法初心者で、ひたすらそれを練習していきたい、という方は別な教材を進めていきましょう。各単元の説明ページには簡単な問題がでていますが、そちらの解説は簡略なので、少しわかりにくい部分があるかもしれません。内容的には、まったくの古文初学者には早いかと思います。

 

また、文章の長さや問題のレベルは過去問レベルではないので、より発展的な演習をしたい方は他の参考書を活用していきましょう。

「この文章見たことある!」となれば圧倒的有利

英語長文や現代文に比べれば、古文の入試問題は出典数が限られています。『古文上達』には多くの古典の文章が出てきていますので、『古文上達』をこなすことによって、模試や過去問、入試問題のときに、「この文章、見たことある!」ということが増えてきます。

 

もちろん、まったく同じ文章の同じところが出てくるかは難しいです。しかし、おおよその展開をわかっていればほかの受験生に圧倒的に有利になります。単なる読解練習と思わず、内容についても意識を向けて取り組みましょう。

おすすめポイント② 『古文上達』は解説が丁寧!

長文読解を進めていくうえで注意していただきたいのが、「解説がしっかりしているか」です。

 

品詞分解や助動詞の意味の区別、省略されている主語が補われているか、など、古文を学習するうえで重要なポイントを確認しましょう。『古文上達』は現代語訳でも主語をきちんと補っており、助動詞の意味も重要なところは記載しています。品詞分解はすべて書かれているわけではありませんが、助動詞の意味や現代語訳がていねいなので、自分で品詞分解が正しかったかどうか確認することができます。

 

解説を読み込んで、設問で問われていないところも自分の解釈が正しかったかどうか、ていねいに確認しておきましょう。

おすすめポイント③ 『古文上達』の小さいコラムを見逃すな!

『古文上達』には説明のページや長文読解のページの下部にコラムを用意しています。一見するとさらっと流してしまいがちですが、ここに重要な情報が書いてありますので必読です!

 

出典には文学史問題にも対応できるような文章のジャンル(鎌倉時代の軍記物語、など)や、その内容の概要が書いてあります。長文の問題数が豊富なので、この出典の内容を覚えるだけでも、相当数の古文知識がたまります。

 

また、説明ページの下部のコラム(「集中講義」という名前です)には間違えやすいポイントの対応など、より実践的な内容が書いてあります。

おすすめポイント④ 『古文上達』の掲載順で助動詞を覚えよう!

古文の助動詞の学習をするうえで、助動詞の接続や意味を覚えるのは大変ですよね……。

 

『古文上達』の助動詞のページは、同じ意味を持つ助動詞ごとにまとめて紹介されており、重要な助動詞から順番に掲載されています。接続も似通ったものが連続するように並んでいますので、「あの助動詞の接続、なんだったかな……。」と思ったときも、『古文上達』の掲載順を思い出すことで、思い出すきっかけになるはずです。

 

他の参考書でも似たような順番になっていますが、個人的には表紙裏の助動詞一覧表も含めて、『古文上達』の助動詞の掲載はわかりやすいと思います。個人差もあると思いますが、ぜひ書かれている順番も気にしてみるとよいでしょう。

【参考書おすすめ①】『古文上達 基礎編 読解と演習45』のおすすめ使い方まとめ

以上、ここまでご覧いただきありがとうございます。『古文上達 基礎編 読解と演習45』のおすすめポイントはいかがでしたでしょうか。簡単にまとめると、

 

①文法問題だけでなく長文の種類と量が豊富

②解説の冊子が充実

③各ページのコラムが実践的な内容になっている

④単元の掲載順が暗記に役立つ

 

という4点になります。大きさが小さめなのも、持ち運びしやすく便利かもしれませんね。

 

うまく活用して、古文の読解力を高めていきましょう! 今後も家庭教師Campブログでは、おすすめの参考書や学習法を紹介していきますので、ぜひ今後もご覧ください。

 

また、古文の学習がうまくいかない、分かりやすく解説してほしい、という方は、ぜひ家庭教師Campまでお気軽にご相談ください。最難関大学在籍の教師陣が、古文文法の解説から難しい長文問題まで、しっかりと解説いたします。

 

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