家庭教師ブログ
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2024.02.14
こんにちは。家庭教師Camp事務局です。
東京都内の私立中受験もおおかたが終わり、都立中高一貫校の試験も終わりました。
私立中や都立中高一貫校や合格・追加合格の発表も終わり、ほぼ2023年度の中学受験が終了したとみてよいでしょう。
無事第一志望に合格できたみなさん、おめでとうございます。
皆さんの努力と周りの人たちの協力があってこその合格だと思いますので、
自信をもちつつも中学校内容に備えて予習をしていきましょう。
一方、受験は厳しいもので、すべての人間が第一志望に合格するわけではありません。
惜しくも第一志望の中学校に受からなかった人、
第二志望、第三志望の学校に進学することを決めた人、
あるいは近所の公立中学校への進学を決めた人、さまざまだと思います。
そして、その中には中学受験の不合格を「失敗」と捉えて、
なかなか立ち直れないように感じている人もおられることと思います。
しかし、私は中学受験の不合格を「失敗」だと決めつけてはいません。
自分自身の経験も交えつつ、中学受験の失敗から立ち直れないと感じる方へエールを送ります。
残念ながら第一志望に合格をいただけず、第二志望・第三志望の中学校に進学される方は多いと思います。
ちなみに、別な記事でも書きましたが、
あまり進学意欲がない学校であっても、第二・第三の学校を受けることで「合格できるだけの実力はあった」と思えるようになるので、
これから中学受験などをお考えの方は、そういった受験プランをおすすめします。
さて、かくいう私も自分自身は中学受験を経験し、
第一志望の中学校から合格をいただくことができず、第二志望の中学校に進学しました。
そのとき、両親は「神様がその学校が良いと進めてくれたんだよ」と言っていました。
今思うと両親が気を使って励ましてくれたのでしょうが、実際に良かった点もありました。
多くの場合、第一志望の中学校よりも
第二志望・第三志望の中学校の方が入試難易度的には易しいことが多いと思います。
実際、私の場合も第一志望の学校と第二志望の学校にはそれなりに開きがありました。
そのため、正直な話、入学時は中~上位の学力を持って入学できただろうと思います。
そのことが一番反映されるのが「中学1年生の1学期中間テスト」です。
1年生の1学期中間は多くの場合5月上旬~中旬に行われますが、
そこまでに習う内容には限りがあり、英語では基本的なbe動詞、数学なら正負の数くらいです。
そのため、きちんと勉強していれば、十二分に点数をとることができるテストでもあります。
また、中学校に入って初めてのテストですから、クラス内や学内での「頭が良い」という評価が最初に下される時でもあります。
そこまでに自分の学力を維持・発展させることができれば、中学校生活で良いスタートをきることができます。
中学受験はあくまでもゴールではなくマイルストーンです。
中学校・高校でしっかりと勉強に励んだり自分のやりたいことに全力を傾けたりすることで、
その先は大きく変わってきます。
自信を取り戻すための最初の一歩として、「中学1年生の1学期中間」をしっかり頑張りましょう。
逆に、第一志望の入試はかなり難しかったため、もし奇跡的に合格して入学していたら、
1年生のうちに周りの友達との学力差を感じて落ち込んでしまうかもな……、と思っていました。
もちろん見方にもよりますが、そういった考え方をして、「おかれた場所で咲く」ことを意識して頑張ってみましょう。
また、私立中学校受験の結果が厳しかった場合や、
受験日程の関係上、地元の公立中学校への進学を決めた方もいると思います。
こういった方の保護者様から相談を受けることの一つが、
😐 「中学校で馴染めるか」 😕 「自信を失ってしまわないか」ということです。
多くの場合、自分が中学受験に取り組んでいることは、
周囲のお友達やクラスメイトも知っていると思います。
なので、地元の公立中学校に進学したときに、「あいつは中学受験に失敗した」と言われるのではないか、ということです。
これは、正直周りの人たちとの関係性もあると思います。
中学受験をしたきっかけとして、「地元の公立小中学校の環境が嫌だ」というお話もたまにあります。
そういった場合には、ややつらい環境に感じてしまうかもしれません。
しかし、ここでもやはり「学力の差」は自分の立場を支えてくれると思います。
ここまで中学受験に励んできたみなさんなら、
多くの中学生よりも高い学力を備えているはずです。
公立中学校での内申点(評定)は学校の先生の評価も入りますが、
基本的には「提出物の提出率と内容」「授業態度」「定期テストの点数」です。
定期テストの点数を確実にとることで、高い内申点をとることができれば、
早いうちから「高校受験の合格」に一歩近づきます。
また、子どもたちは最初のうちこそギクシャクすることがあっても、そのうち新しい関係性を築いていきます。クラス分けや部活動、他の公立小学校から公立中学校に上がってきた子たちなど、
様々な影響によって、子どもの友人関係・人間関係は刻々と変化します。
保護者様が思っている以上に、子どもの世界の変化は速いものです。
先程の点については周りの人たちとの関係作りだと思いますが、
これから中学受験をする予定の方は、あまり周囲の中学受験をしない子たちやその保護者様と壁を作らないようにしましょう。
保険をかけているわけではありませんが、不必要な対立は避けましょう。
子ども同士では、中学受験するかしないかで、放課後遊べなかったり一緒に過ごす時間が減ったりすると思います。
しかし、小学校で過ごしている時間は仲良くした方が良いです。
番外編としては、中学受験の途中で受験をあきらめた方に向けてです。
受験に対する挫折感、失敗したと感じることもあるかと思います。
しかし、私は「あきらめ方」によって、あきらめることが必ずしも失敗につながるとは思っていません。
「あきらめた=失敗」ではなく、「あきらめた=別な目標を決めた」とする
中学受験において、子ども自身の判断だったり保護者様の判断だったりで、
😥 「自分には(この子には)中学受験は早かったな……」とあきらめられるケースは実際にございます。
しかし、それはあくまで「タイミングが早かった」に過ぎません。
受験のタイミングは高校受験も、大学受験もございます。
時期尚早であっただけで、「この子は受験そのものに向いていない」と決めつけてしまわないであげてください。
また、早めに次の目標を考え、
「中学受験をあきらめる」のではなく「高校受験に向けて〇カ年計画で頑張る」と、
『目標を変えた』と捉えることも大切です。
中学受験をしなくても、ほとんどの方は高校受験を経験します。
例えば、小学校6年生に上がる段階で中学受験を断念された方は、
小学校6年生の一年間と中学校三年間を使って、『高校受験に向けた4カ年計画』で頑張れば良いのです。
実際に都立中高一貫校の受験を小学校6年生のGW明けごろに断念した生徒さんを見たことがあります。
その子と保護者様とには「ここから高校受験に向けて頑張りましょう」とお伝えして計画を立て、
6年生の冬には小学校内容をすべて復習し終えて、
中学校に入学する前には中学1年生の英語と数学の1学期内容を予習した状態になり、
リードを保ち続けています。
高校受験に向けて早いスタートを切れた好例だと思います。
また、もちろん、受験勉強以外の目標を設定することも大事です。
趣味やスポーツの世界で頑張ることで、思わぬ進路が開けたり、
興味関心が広がって勉強への意欲が出たりすることはありえます。
中学受験は「子どもたちのより良い将来のために」目指していたものだと思います。
そのためのルートや、「より良い将来」の形は一つではありません。
私自身も中学受験は第一志望に合格できなかったという意味では「失敗」とも言えますが、
そこから奮起して中学校・高校では頑張りましたし、
大学受験では第一志望の大学から合格をいただくことができました。
成功し続けることだけが「良い将来」とは限りません。
今、挫折感や虚脱感を感じている方や、自己否定に陥ってしまっている方も、
挫折感をバネにして立ち直れることを私は信じています。
今回は「中学受験に失敗した」と感じている方に向けての記事でした。
途中にも書きましたが、「失敗した」と感じる気持ちは受け止めつつも、
失敗かどうかはその先によって変わります。
多くの偉人や成功者も、一度も失敗せずに来た人はいません。
負けたこと、失敗したこと、そういったことをバネにして立ち直ってきた人たち。
あるいは自分を見つめなおして、別な分野で活躍した人たち。
そういった方々と同じように、みなさんが立ち直って、
自分の(あるいはお子様の)将来に向けて再び歩み始めることを、私は応援しております。
オンライン家庭教師の家庭教師Campでは、高校受験に向けた各種コースをご用意しております。
これまで培ってきた学習習慣などを維持しつつ、早めに高校受験に向けて良いスタートを切って、高校受験での第一志望合格を勝ち取りましょう。
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最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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