家庭教師ブログ
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2024.01.31
こんにちは、家庭教師Camp事務局です。
共通テストが終わり、
大学入試を受験するみなさんは
個別入試の日程に合わせて
最後の追い込みをかけている時期だと思います!
新高2・新高3のみなさんは、先輩の姿をよ~く見ておいてくださいね!
今日は、そんな新高2・新高3のみなさんに向けて、
大学入試の動向について、いわゆる一般選抜ではない「推薦入試」のお話をします。
😐 高1からの成績は微妙だし、指定校推薦とか無理だし~
😕 総合型推薦??よくわかんないし~
という方、こちらの記事を読んで、今から進路のことを考えてみませんか。
実は、2022年の時点では、
大学入学者のうち約50%の人が「学校推薦型選抜・総合型選抜」で入学している
ことをご存じでしたか?
このブログの中の人も、2年ほど前は多くて3割くらいかな~と思っていました。
特に私大の場合は6割近くに上ります。
国公立大学はそれに比べると一般入試を受けることがほぼ必須なので8割方の入学者は一般受験からの経路になりますが、
それでも2021年度の大学入試改革からは飛躍的に増加しています。
2020年の募集人員が約5600名に対し、2023年度は約7700名という数字が
如実にこの事態を表しているわけですね……
今後も募集人員の拡大傾向は強まりそうです。
「学校推薦型選抜・総合型選抜」の入試スケジュールは、
大学の学部学科、選考方法などによりますが、
私大、国公立でも
9月に出願開始、10~11月の試験を経て、
11月にも結果が出る大学が一般的です。
(※共通テストを条件に課す国公立大もありますので、
その場合は共通テスト後の2月に合否が決まることになります)
ところで先輩のなかで、
「年内に大学進学が決定した」方が、身近にもいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした方はいち早くアルバイトを始めたり、進学に必要な引っ越しの準備をしたり、
運転免許を取得するため自動車学校へ行くなどしている方も多いですね。
進学先がいち早く決まることで余裕が生まれますし、
とにかく「安心」なのは間違いありません。
ただし、というか当たり前ではありますが、
「学校推薦型選抜・総合型選抜」で合格すれば、の話です。
推薦は一般入試と入試内容の方向性が大きく異なることが多いです。
ほとんど多くの受験生は
出願での準備、面接やプレゼンの対策、
小論文の作成などと、
一般の受験勉強を同時進行で対策をしなくてはいけないことがかなりのネックになります。
受験するかどうかは
もろもろのスケジュールを考慮して、慎重に進める必要がありますね。
ところで、「学校推薦型選抜・総合型選抜」、
推薦のタイプには具体的にどういう違いがあるのでしょうか。
学校推薦型には2つのタイプがあります。
「指定校推薦」
「公募推薦」
ですね。
大学が高校に割り当てる推薦の枠です。
応募条件としては、大学が設定した評定平均の基準を満たすこと、
また、他にも英検などの検定取得が求められることもあります。
校内での希望者が人数を超えた場合は学内審査にかけ、競争になります。
ただし、在籍している高校が難関校で
定期テストが非常に難しく評定が低めになってしまうケースや、
私立高校の特進クラスでは指定校推薦の対象外になっているケースなど、
注意点というか落とし穴になるケースも見受けられます。
指定校推薦を考えている生徒は
1年次のときから目標にしていることが多いかと思いますので、
在籍している学校の方針や動向をしっかり確認しておきましょう。
公募制推薦とは、
『高校からの推薦を得ていること』
『大学の求める出願条件をクリアしていること』
などの条件を満たしていれば、どの高校からでも出願ができる制度です。
そのなかでも、
『公募制一般選抜(一般推薦)』と
『公募制特別推薦選抜(特別推薦)』の2種類があります。
個別試験のほかに高校での学業成績・生活態度などが評価の対象となる場合が多いです。
調査書の「全体の学習成績の状況」に基準が設けられることが多く、
教科・科目の試験や面接、小論文のほか、
先述したように大学入学共通テストの受験が必要になる場合もあります。
また国公立大学では、多くの大学が公募制一般選抜を実施しています。
文化活動やスポーツ活動、委員会やボランティア等の取り組みで
実績を残した人が出願できるタイプのものです。
スポーツ推薦や有資格者推薦、文化活動推薦とも呼ばれており、成績基準がない場合もあります。
2021年度入試からAO入試に変わって導入された入試方式です。
大学ごとのアドミッションポリシーに合致する人を選抜する試験で、
AO入試ではどちらかというと一芸に秀でているなど人物評価に重きがおかれていましたが、
大学入試改革に伴い、「総合型選抜」では学力を確認する評価も必要になりました。
単刀直入に申しますと、
公募推薦では在籍している高校の校長からの推薦書が必要になり、
また、合否の判定資料として高校の成績も提出することになります。
総合型推薦では、出願は自由で、
一般に高校での成績を求められないことがあげられます
(評定平均の基準を設けている場合もあります)。
また、日程が総合型の方が2か月ほど早いことも挙げられます。
推薦では、合格後は確実に進学すること(単願)が条件である大学がほとんどです。
そりゃそうか、という気もしますが……
ただ、併願できる大学もなくはないので、こちらもよく確認をしておきましょう。
(入学金振込のタイミングと入試日程の兼ね合いなどもあります。本当によく保護者の方と話し合いましょう)
ちなみにこの記事を読まれている中学生の方(もしくは保護者の方)は、
各高校で指定校推薦の枠がどうなっているか気にされる方も少なくないと思います。
学校によって確約(毎年〇〇大学〇〇学部に何名!)のような情報は出せないのが実情ですが、
過去の指定校推薦の例を教えてくれるところは多いです。
ちなみにどんな生徒が推薦で行けたかというようなことも教えてくれることが多いです
(質問に応じてくださる担当が長年進路指導の先生だった場合)。
今回は学校推薦型選抜・総合型選抜についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
😕 あれ?選考方法はどんな感じなの?
気づいちゃいました??
それは、また次回に……
次回は多様化する選考方法と出願要件について、お話いたします。
どうぞご期待ください。
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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