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大学受験での併願校選び

2023.12.23

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こんにちは。家庭教師Campライターの杉浦です。

大学受験での併願校選び

高校生3年生や浪人生は、第一志望の大学に向けて過去問や模試に取り組む日々かと思います。
その一方で、出願手続きもスタートしています。
第一志望の大学はもちろんですが、併願校も含めた「受験プラン」の作成でお困りの方も多いと思います。
本日は併願校の選び方について、紹介します。

● 一般選抜における併願校決め

大学受験の最大の目的は、もちろん「第一志望合格」です。
そのために、第一志望校に焦点を定めた併願校選び受験プランの作成が大切になります。
併願校というと抑えのイメージがありますが、実はそれだけではありません。
志望校に合格するための足がかりとして、併願校を選ぶこともあります。

● 併願校を決める3つのポイント

1. 学部系統の統一
2. 難易度を3つに分ける
3. 入試科目を揃える

1. 学部系統の統一
受験校は、希望する将来の進路や関心のある学問分野から選びます。
「興味のあること・やりたいこと」を中心に、大学での学びの内容や将来の進路を見定めましょう。
他にも、学力・得意科目・希望受験地・受験料などの受験生目線の条件や、入試方式・入試日程・難易度・教育内容・就職進路実現・校風・学費・立地などの大学側の条件もあります。
これらの条件を照らし合わせながら、受験校を選びましょう。

2. 難易度を3つに分ける
模試を受けると志望校別の合格判定を知ることができますよね。
模試結果や高校の成績から、まずは客観的に自分の実力を判断しましょう。
その上で、3つのランクに分けて受験校を考えます。
①本命
②相応校
③抑え

①本命
チャレンジして合格を目指す本命校は、頑張れば合格できるランクの学校です。まだこれから点数を伸ばすことは可能です。諦めず本命校を設定しましょう。

②相応校
現状の実力で合格可能性がある学校です。複数回の模試で安定した合格判定(A・B判定など)が出ている学校がよいでしょう。

③抑え
「滑り止め」ともよばれる、合格確実校です。多少のミスがあっても安心して合格できる学校がよいでしょう。
これらの学校を1校ずつ設定し、合計3校受験するプランが基本となります。
4校目以降は、相応校と抑えを追加していきましょう。
稀に「抑え」を受験しないという生徒がいますが、抑えの学校は保険としての意味だけでなく、合格校を確保した上で本命にチャレンジできるという、精神的なメリットもあります。
「絶対に春から大学生になれる」という安心感のもと、落ち着いて本命校受験に臨みましょう。

3. 入試科目を揃える
合格率を上げるためには、当然ですが得意科目を活かすことが大切です。
そのためにも、できる限り入試科目は揃えましょう。

国公立大学と私立大学を比較すると、入試科目は大きく異なります。国公立は共通テストで多くの受験科目が求められる一方で、私立は2科目程度で受験できる学校もあります
また同じ大学でも入試方式によっても異なるので注意しましょう。

来年度の入試日程は、大学入試共通テストの本試験は1/13(土)・1/14(日)です。
国公立大学の2次試験は前期日程が2/25(日)~、後期日程が3/12(火)~です。
私立大学の一般選抜は1月下旬〜3月頃で、様々なパターンがあります。
国公立大学の前期・後期併願では、大学や学部を揃えることもできますし、難易度ランクの異なる組み合わせにすることもできます。
多くの場合、後期日程は難易度や倍率が高くなる傾向にあります。
また前期日程の入学者は、後期日程を受験できません。国公立と私立の併願では、私立の多様な入試方式や日程をいかして、受験プランを組み立てることが可能です。
特に「共通テスト利用入試」を活用すれば、一度受験した共通テストの点数を使って複数の私立大学に出願できます。
受験回数の増加は、心身ともに負担となりますので、慎重に受験プランを考えましょう。
私立大学の一般選抜では、「一般入試」を中心に考えましょう。記述型の3科目入試が多いです。
他にも「全学部統一入試」は、複数の学部学科に併願できるメリットがあります。

※英語外部検定利用にも注目!
私立大学や一部の国公立大学では、英検などの外部検定スコアを利用できる場合があります。
条件を満たした受験生は、その分他科目に注力できますね。要チェックです。

【まとめ】

大学受験での併願校選びでは、大きく3つのポイントがあります。

1つ目は「学部系統の統一」です。進学後に後悔のないように、興味ある学問分野からブレないようにしましょう。
2つ目は「難易度を3つに分ける」です。本命・相応校・抑えをまずは1校ずつ決め、諦めず本命校を目指しましょう。
3つ目は「入試科目を揃える」です。近年多様な入試方式が増えていますが、基本は得意科目を最大限活用できるように受験プランを組み立てましょう。

第一志望合格を果たすために、併願校を含めた受験プランをしっかり固めて、実力を十分に発揮できるように準備しましょう!
家庭教師Campでは、大学受験を経験した先輩や、指導歴の長いプロから、適切な受験プランの組み立てについてアドバイスをもらうこともできます。
お悩みの際は、ぜひ相談をお待ちしております!

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【この記事を書いた人】
杉浦
【略歴】
高校時代はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取り組みに参加し、自身も学外発表などを経験。国立大学への推薦合格後、大学では生物・農学分野を専攻。中学受験では都立武蔵中・三鷹中・私立国学院久我山中などの指導実績あり。高校受験では都立高全般、中大杉並高などの指導を行う。これまで培った生徒ごとの苦手分析や、定期テスト・模試対策などを基に、役立つ情報を発信していきます。

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