家庭教師ブログ
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2023.05.27
こんにちは。家庭教師Campライターの杉浦です。
SDGs(持続可能な開発目標)は、近年いろいろな場面で聞く言葉ですね。その目標7は「ジェンダー平等」に関するものです。
ジェンダーレスとは、性別によるギャップが無い、または性別によるギャップを無くそうとする考え方のことを指します。そもそもジェンダーとは「社会的・文化的な性」、レスとは接尾語で「〜がない」を意味します。
しかし、実際の生活の中では性別による違い(性差)を感じる機会はたくさんありますよね。それは身体的なことだけでなく、精神的なことも多いでしょう。男女の考え方の違いは、脳の構造や、人類進化の歴史によって生じていると言われています。今回はそんな男女の脳の違い・心理の違いを紹介します!
脳は左右に分かれています。見た目はそっくりですが、実ははたらきが大きく違うのです。
左脳は言語や計算力、論理的思考を司る脳です。記憶の場合は名称や数字など文字による記憶を行いますが、記憶容量は小さいと言われます。
右脳は感情や直感的思考を司る脳です。記憶の場合はイメージで記憶し、記憶容量は巨大ですが詳細な名称や数値を覚えることは苦手です。
人とコミュニケーションを取るときの脳のはたらきを調べると、男性は左脳だけがはたらいているのに対して、女性は左脳と右脳どちらもはたらく傾向があるそうです。つまり女性の方が、より感情的な思考をはたらかせながら会話が出来ているのです。なぜ、このような違いが生まれるのでしょうか?
それは左右の脳をつなぐ「脳漿」という部分が一つの要因だと言われています。脳漿は左脳と右脳を繋ぐパイプのようなもので、これが大きいと左右の脳の連携がよりはたらきます。脳全体に対しての脳漿の大きさを比べると、男性より女性の方が大きいとされます。だから女性の方が、感情の右脳と言語の左脳を両立してはたらかせる傾向にあるそうです。
男の子が、オモチャを部屋中に散らかしていてもその中から特定のものをすぐに見つけることがあります。また、男の子の描く絵を観察すると、まるで街を空の上から見たような視点で描かれていたり、現実には存在しないロケットやロボットが描かれていたりします。さらに、家や公園の図面を描かせると、女の子より男の方がものの配置を覚えていると言われています。
このような特徴は、男性特有の「物事全体を不感的・構造的にとらえる」というものの見方から生まれます。男性は全体像を把握するのが得意な傾向にあります。このような能力は、原始時代に狩りに出かけても巣穴に戻ってこれる、獲物と自分の距離感を把握するなどの場面で役立ちました。
一方で、女性は細かな変化の察知力に優れています。子育てをしていると、赤ちゃんの細かな変化を察知する必要があり、その過程で発達したと言われています。食器を洗っていて、洗い残しに気がつくのは毎回女性。そんな場面を経験したことも多いのでは?
よく母親から「ものを出しっぱなしにしないで!」「トイレの蓋が上げっぱなし!」など、注意を受けるエピソードを聞きます。女性がこのような細かな点に敏感な理由は、それらによって起きる最悪の結果を想定しているからです。例えば、ものを出しっぱなしにしていたら、それにつまずき転び怪我をしてしまうかもしれません。また、トイレの蓋が上がっていることに気が付かず用を足そうとして、家族が怪我したり最悪の場合は子どもが溺れてしまったりと、実は危険な可能性を秘めています。このように、女性は先読みした「リスク」に敏感な傾向にあります。
好きな事に夢中になると、周りの声が聞こえなくなる。そんな子は男の子に多いと言われます。男性は集中力に優れる傾向にあり、反対に様々な事を並行して処理するのが苦手な傾向にあります。例えば原始時代、マンモスと対峙しているときに、他の事を考えていたらすぐに死んでしまいますよね。そのような進化の過程で集中力が磨かれたと言われています。
いかがだったでしょうか。今回紹介したような脳や思考の特徴は、勉強法を考える時にも役立ちます。
「理科の用語を暗記するのが苦手」、こんな人は、実験した時のエピソードや自分の感想を丸ごと記憶に結びつけると、思い出しやすくなることあります。
「5教科の勉強を対策したいがどれも中途半端になってしまう」、こんな人は、1科目ずつ勉強法する日を分けて、それぞれ集中的に対策すると効率的になることがあります。
ぜひ、自分自身のタイプを分析し、自分に合った勉強法を見つけてください!
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