家庭教師ブログ
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2021.10.30
こんにちは。家庭教師Camp事務局です。
「中学受験をさせたいが、いつから本気になって勉強するのか分からない……。」
「本人が『受験する!』と言ったわりに、真剣に勉強していない……。」
こういったお悩みを抱えておられる保護者様は全国各地におられると思います。自分自身の経験からいえば、両親にそう思わせていたな、と今になって反省しております。同じようなお悩みを、学習相談や面談の機会でお話される保護者様は数多くいらっしゃいます。
では、どのようなタイミングで、小学生たちは中学受験の勉強にいつから本気になるのか? 今回はその事例をご紹介し、ぜひ実践いただければと思います。
一番王道のパターンは、文化祭・学園祭などの学校行事がきっかけになるパターンです。入りたい部活動などがある場合は、あの学校は〇〇部が有名だから、といったところから中学受験を考え始める、といったことが多いかと思います。
学校説明会ももちろんですが、中学受験の先に「合格」の二文字を勝ち取ったあと、通うことになる学校へのイメージを膨らませることが大事です。私自身も小学生時代、通える範囲の中学校をいくつも見に行って、雰囲気や部活動などが自分に合っていると感じた学校を志望校の候補としていきました。また、文化祭で美術部の部活を体験したり、模型部の展示を見たり、サッカー部の公開練習を見たり、そういったことでもモチベーションアップにつながります。
理科など勉強内容に好奇心旺盛な子は、文化祭ではなくオープンスクールや研究発表をする学校を見に行くのも手です。自由研究などに熱心になるタイプの子なら触発されること間違いないですので、ぜひ見に行ってみてください。
文化祭などの行事は、おおむね春と秋のどちらかに行われます。夏休みや冬休みのうちに情報収集をして、訪れる学校の候補をリストアップしておきましょう。
「そうはいっても、この新型コロナウイルスの状況では見に行けないよ……。」
実は、そんなことはございません。学校の判断によってですが、今年はじょじょに解禁している学校もあります。また、オンラインにて学校説明会などを設けている学校も多々あります。オンラインに力を入れている学校やIT教育を推進している学校にとっては、むしろオンラインでの説明会はアピールポイントの一つです。各学校積極的に開催しておりますので、こちらも情報をチェックしてください。
何校かが合同で実施しているオンライン説明会もあったりしますので、そちらもぜひ参考にしてください。自宅にいながら、オンラインで学校情報を知ることができます。また、オンライン家庭教師の家庭教師Campでも、11月より「Camp+」という会員様限定のコンテンツにて、学校紹介などを掲載しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
私立中の中学受験なら四谷大塚の合不合判定テストや首都圏模試、早稲田アカデミーやSAPIXの内部模試など、都立中ならenaの都立中合判や学力判定テスト(学判)など、中学受験において重要なマイルストーンとなる「模試」。家庭教師Campでも模試対策の講座などをご用意しておりますが、成績が数字でハッキリ出る模試というのも、一つのきっかけになります。
「模試で偏差値〇〇以上を目指す!」「自信がある教科だったのに偏差値50を切ってショック……。」「苦手科目を頑張って勉強したら、偏差値が10上がった!」など、小学生にとっても数字というのは分かりやすい指標になります。合格判定なども重要です。
なかなかやる気が見られない、あるいは保護者様から見ると「どこからその自信が……?」と余裕たっぷりで勉強しない子なら、模試で一度現実を見てみることで、本気スイッチが入ることがあります。
ただ、一点注意していただきたいこととしては、逆効果になることもあるということです。
子どもの性格をよく見て考える必要があります。負けん気の強い子などは難しい模試でも体当たりでチャレンジしていくことで、上位の学力層の子たちに食らいついていこうとすると思いますが、往々にして受験勉強始めたての子は自信がなくて当然です。あまりにも模試を受けすぎたり難しすぎたりすると、自信を失って勉強への意欲をなくしてしまうことにもなりかねません。
模試は志望校や学力に応じて、レベルはあります。また、模試の問題の中でも、算数ならば計算問題や一行程度の文章題、国語なら漢字や語彙など、簡単な問題などもあったりします。いたずらに厳しくしすぎるのではなく、性格に応じて「ここは得点できたね!」「勉強した単元はしっかり解けたね!」など、全体の数字を見るのではなく一部の成果をしっかりほめてあげることも大切です。気を付けましょう。
なりたいものを目指そうとすること、夢を追いかけることも大きな原動力となります。人との出会いが人生を大きく変えることもあると思いますが、中学受験においても同様のことが言えます。
事例①の文化祭などで、その中学校・高校の生徒さんと接することで、「こんな先輩になりたい!」と思うことはあります。
またも自分の体験で恐縮ですが、ある中学校の文化祭の部活動展示にて、体験を受ける機会がありました。そこで説明してくれた先輩が非常に賢く優しい人で、両親も私も「あんな中学生がいるんだね」と感心しました。他の諸々も加味したうえで、実際にその学校を第一志望にしました。
大人が言っても伝わりにくいことが、身近な年齢の人が言うととスッと心に入ってくることも多々あります。ぜひそういった機会を作ってあげてください。
塾や家庭教師の先生たちも、もちろん生徒たちを合格させるために真剣に指導していますし、時には厳しい言葉をかけることもあります。しかし、やはり中学受験においてもっとも大事な「学力」を直接生徒たちに指導している先生からの言葉は、生徒たちにとって大きな影響力を持ちます。
あるとき、都立中受験を断念しようか迷っている生徒がいました。その子と直接時間をとって、マンツーマンでお話することによって、「何に困ったり不安を感じていたりするのか」「なぜ中学受験をしたいと思ったのか」など、ざっくばらんに話すことができました。私と話す中で改めて中学受験を志した初心を思い出して、中学受験への熱意を取り戻してくれました。
もし保護者様から見てやる気が感じられないことがあれば、ぜひ先生たちにご相談して時間を設けてみてはいかがでしょうか。腹を割って話し合うことで、考えが整理されて努力できるようになる子も多いです。
志望校出身の先生などがいらっしゃったら、生徒にとってより説得力があるかもしれませんね。
一番身近かつ、接しやすいのはご家族でしょう。場合によってはプレッシャーになったりもしますが、兄弟姉妹の仲が良い場合は効果的です。また、保護者様としても、同じ学校に通う方が安心できる側面はあると思いますし、本人にとっても「地元の小学校の友人と離れる」といった不安感を払しょくすることもできます。
ただ、保護者様が本人とお兄さんお姉さんを比較したりするのは良くないことが多いです。子どもはそういった「比べられている」とき、まして自分が比較されて悪い評価をされているときは敏感に感じ取ります。また、お兄さんお姉さんが弟妹の勉強を指導する、というのも往々にして喧嘩になりがちです。そこは切り離して考えてあげましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
今回は「中学受験がいつから本気になるのか」、そのきっかけとして3選ご紹介いたしました。
①文化祭などの学校行事
②模試の成績
③憧れの人など
どれもこのご時世、オンライン化が進んでいます。家庭教師Campでも、都立中や難関私立中出身の先生たちや、会員限定の学校紹介コンテンツなどをご用意しております。ぜひ一度家庭教師Campにご相談くださいませ。
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