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2026.04.08

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こんにちは。家庭教師Camp事務局です。
本日のブログは、
【2026年度版最新!】都立中適性検査問題分析 ②桜修館中等教育学校です。
都立桜修館中、都立中を志望している方、必読です!
文章1:竹内悊『生きるための図書館 一 一人ひとりのために』による
文章2:上田正仁『東大物理学者が教える『考える力』の鍛え方 想定外の時代を生き抜くためのヒント』による
〈出題形式〉
800字程度の文章が2つある形式で、読解問題2問、作文問題1問の例年と変わらないスタイルですが、作文問題に2つの資料が加わり、その資料の読み取りも求められる点が新しい形でした。また、ここ2年袋を消していた作文の条件が再登場しました。読解問題の字数は合計最大105字となり、近年の傾向通り短くなりました。作文の最大字数は500字で例年通りでした。
文章Aは「生徒たちの読書」がどんなものであるべきかについての説明と、それをふまえた「学校図書館」の役割を述べています。文章Bは従来のような「マニュアルの時代」が終わり、古くなったマニュアルだけでは解決できない問題が山積する時代に突入したため、現代では「考える力」と「創造するカ」を身につける必要がある、といった内容でした。なお、「好奇心」「問いを自ら見つける」「創造する」といったテーマは、家庭教師Campで行われる特訓や合宿でもよくみられるテーマです。
(問題1)指示語の内容を読み取る問題 30字以上40字以内
「その先生の努力」とはどのような努力かという指示語の内容を読み取り、文章中の言葉を用いてまとめる問題です。直前に「先生はその好奇心に働きかけようとして授業を組み立てる」とあり、この部分を利用することになりますが、「その好奇心」の内容が曖味です。当然好奇心を持つのは生徒(子供)なわけですが、子供が持つ好奇心は本文の中で「何かを深く知りたいという気持ち」だと表現されていましたので、それらを合わせて解答にまとめる必要がありました。自分の解答が十分かどうかを立ち止まって考えること、そして傍線部の近くだけでなく文章全体をしっかり見ておく必要がある問題でした。その部分で差がついたと思われます。
(問題2)本文の表現の内容を問う問題 50字以上65字以内
「自ら考え、創造する力」とはどのような力かを本文中の言葉を用いて言い換える問題です。これは直前の部分から「考える力」と「創造する力」をまとめたものだと分かります。それぞれ5段落と6段落で詳しく並べられていましたから、「他の人が疑問に~本質を突き止める力」と「こたえのないところにあなた独自の答えを編み出すことができる能力」と言う部分をまとめればよい問題です。〔問題1〕と同様に、本文全体を見渡して的確な表現を用いる必要がありました。比較的容期であり、差がつきにくかった問題といえます。
なお、かつては「自分の言葉で」という指示が見られるなど、文中の言葉を言い換えるための高い語彙力・表現力を求められる傾向にありましたが、近年は傾向が変わっており、今年度も文章中の言葉を適切に使用させる形での出題となりました。
(問題3)作文問題 400字以上 500字以内
資料の読み取りが加わった新傾向の問題でした。書くべき内容は「資料から考えられる、中学生の読書状況についての問題点」「自分が図書委員だったとして、その問題点を解決するためにどのように取り組むか」の2点です。資料が加わったのは初めてですが、条件と注意にしたがって書けばよいので、実は書き始めてみると例年と難度がそこまで変わらないように感じたのではないでしょうか。また、適性口大問2対策として資料の読み取りを練習していた受験生にとっては、比較的有利な出題だったと思われます。
資料1は小中学生の1か月問の平均読書冊数について書かれており、中学生の読書冊数が小学生に比べて少ないことが読み取れます。資料2は小中学生の「不読率」についての資料で、全く本を読まない人の割合は小学生より中学生の方が高いと読み取れます。したがって、資料1を選んだ場合は「中学生の読書冊数を増やす」という方向性、資料2を選んだ場合は「中学生にそもそも読書に興味を持ってもらう」といった方向性で書くと良かったでしょう。この違いを意識できた答案は減点がされにくいものになったでしょう。
問題点の解決については、どちらの資料を選んだかで内容が大きく変わります。上記の通り資料1を選んだ場合は読書冊数を増やしていく方法を考えます。中学生の方が小学生に比べて読書冊数が少ない理由は様々考えられますが、例えば電車通学や部活動に参加することで読書時間が少なくなっている可能性があります。そのために読書時間を確保するための仕組みを考える、と言う方向性が考えられます。一方、資料2を選んだ場合は、読書に興味を持ってもらうためですから、普段本を読まない人でも興味を持てるようなイベント・仕組みを考案する、といった方向が考えられます。資料1と資料2は似ていますが、厳密には違う事実を示していますから、それに合わせて説得力のある解決策を考える必要がありました。ただし、今回の文章の要旨をふまえると、強制的にではなく自発的な読書をうながすようなものを書くのがポイントです。また、「あなたが中学校の図書委員になったとして」とありますので、委員としてできる範囲のことを考えて書くことも大切です。
1⃣身体活動やホームパーティーの買い出しを題材とした問題(独自作成問題)
令和4年度から引き続き小問3問の構成でしたが、ページ数は昨年度の3ページから5ページに増加しました。ページ数の増加により、読み取る必要がある情報も増加したため、昨年度よりも難化したと言えるでしょう。
〔問題1〕計算式を利用して組み合わせを見つける問題
与えられたエネルギー消費量の計算式を用いて、500キロカロリーになる組み合わせを見つける問題でした。「全ての活動を1回ずつ、それぞれの活動を20分問か25分間か30分間かのいずれかの時問行う」という条件を守れていれば、考えられる組み合わせを一つ見つける問題は桜修館中の定番ですから、難度は高くなかったと言えます。
〔問題2〕信号のサイクルをもとに速さを計算して説明する問題
信号待ちにならないように速さを計算して説明する問題でした。信号のサイクルをふまえて、交差点②と交差点③の横断歩道を渡るときに青信号であるかどうかを計算して求める必要があり、計算量は小問3問の中で最も多かったです。説明も必要な問題だったので、手をつけられなかった受検生も少なくなかったでしょう。ただし、1分問に 120m以上165m以下であればどの場合でも交差点②は青信号で渡ることができることを求められれば、答えまでたどり着くことができたでしょう。
〔問題3〕最短経路と所要時問を考える問題
ホームパーティーの買い出しの順番と買い出しにかかる時間を求める問題でした。自分で簡易的な図を作成して情報を監理することができれば答えは見つけやすかったでしょう。「それぞれのお店にとどまる時問を5分間ずつ」とする条件を読み飛ばさなければ、最短経路の問題は適性検査の頻出問題ですから、確実に正解したい問題と言えます。
2⃣お茶を題材にした問題
令和3年度から引き続き、小問2問構成でした。昨年度同様、片方の小問は(1)(2)と分かれており、(1)で割合の計算が出題されました。お茶という題材の扱いはあまり多くありませんが、問い自体は似たような問題演習経験を積んでいるであろう内容であり、全体としては昨年度と難度は大きく変わらないものでした。どこまで時間をかけずに正解要素を網羅した答案が作成できたかが焦点になりました。
〔問題1〕複数の資料を読み取って答える問題
資料1の結果のように茶摘み機の導入割合が異なる理由を、資料2と資料3から読み取って答える問題でした。答える条件にも、「地形と痛み採り方のそれぞれに着目して」と書いてあり、資料の見るべきポイントが明示されている答えやすい問題でした。まず資料1で、茶摘み機の導入割合から見るべき都道府県がどこか確認を行い、次に資料2で注目する都道府県の比較をすることで地形に関するヒントを読み取り、資料3で摘み採り方を読み取ることで情報がそろいました。あとは、問いと条件に合致するようにいかに短時問で満点になる答案を書ききるかでした。普段から答案を限られた時問で作成しきる練習が行えていたかどうかが大切になります。
〔問題2〕日本の製品を海外にどうやって訴求するか考える問題
(1)は、複数年の日本茶の生産量に対する、海外への輸出量の割合を計算して答える問題でした。資料のグラフに数字が書き足されて明示されていることで、グラフから数字を読み取る必要性も生じず、計算自体も3桁÷2桁や2桁÷2桁の内容でした。昨年度の計算同様、平易なものであり、確実に正解をするべき問題でした。
(2)は、図3または資料5から読み取れる、日本産抹茶の魅力を海外の人にどのように工夫して伝えるか考えを述べる問題でした。テーマ自体は知らない人に日本の魅力を伝えるといったポビュラーなものと言えましたが、昨年度に比べると与えられている資料の言葉の統一感が弱く、図3または資料5のどちらを使うか悩んでしまったり、無理に両方使おうしたりすると答案作成に時間がかかってしまったりすることも予想できるため、若干難しくなったと言えます。会話文中にある「魅力を伝える対象に合わせて、伝える内容を考えることが大切」という言葉から、図3の消費者にとって日本産抹茶の魅力で上がっている項目の上位のものを選んで考えると答えやすかったのではないでしょうか。その上でどう工夫して伝えるかですが、会話文でポスターが例に上がっていましたので、それも参考に考えることが出来るとより考えやすかったでしょう。昨年度の問題に比べると解答パターンが多岐に渡ると予想されます。難しく考え過ぎず、答案を早めに作成し、他の問題に時間を割けるようにしたかった問題でした。
3⃣物体の落下する速さについて調べる実験を題材にした問題(共同作成問題)
昨年同様に小問が2問、設問も1つずつの構成でした。2問とも記述の要素を含みますが、昨年度に比べて実験の手順が大幅に減り、実験内容も分かりやすいもののため、解きやすい問題でした。その分、実験の意図や結果からわかる説明を正確に書く力が求められました。
〔問題1〕物体の重さと速さの関係を、実験結果から求める問題
条件の異なる2つのアルミニウムカップにおもりを加えることで、重さと速さの関係性を説明する問題でした。また、今回は太郎さんの予想が「合っている」ことと「間違えている」ことの両方をふまえて記述する問題のため、答えの選択肢がかなりしぼれたと思います。実験記録の結果が8種類あり、その中から3種類を選ぶ問題でしたが、どの条件を変え、どのような結果であったかをまとめることが出来れば正解にたどりつくことができます。普段から対照実験の仕組みの理解と、それを言語化できているかどうかが得点の肝でした。
〔問題2〕物体の大きさと速さの関係を、実験結果から求める問題
大きさの異なるカエデの種の落下速度の違いを調べるために、落とす高さを変えて実験を行い、その結果を分析する問題です。〔問題1〕と同様に2つの実験結果を総合して答えを求める問題で、簡単な図をかいて考えてみると解きやすい問題でした。また、落下する速さが「おそい」種を求める問題であったため、最後まで集中して問題を読み、条件に合わせて実験結果を説明の中に組み込む必要がありました。実験の内容と結果を正確に読み取り思考する力が決められ、差のつく一問となりました。
いかがでしたでしょうか。
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本日もブログを最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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