家庭教師ブログ
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2024.12.12
こんにちは!家庭教師camp事務局です。
年末へのムードも高まる中、受験シーズン本格到来となってまいりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回から全国の公立高校受験の制度・入試対策についてご紹介いたします!
本日は「茨城県」の公立高校について取り上げたいと思います。
現在茨城県にお住まいの高校への進学を目指す方で、
具体的に進学したい高校が決まっている方や、
「とりあえず近場の公立でいいか」、「偏差値▲くらいのところにいければ」など……
さまざまなお考えの方がいらっしゃるかと思います。
今回は、それぞれのタイプに合わせて、重要なポイントをお伝えしていきます!
茨城県の入試は特色選抜と学力検査に基づく一般選抜となっています。
特色選抜では一部の高校によって実施され、普通科では定員の3~30%、他の学科では5~50%の入学者を決定します。
出願資格は、文化・芸術・体育、奉仕活動および生徒会活動などの分野で優れた資質または実績のある方となります。
基本的には面接や作文・小論文、実技などで実施する入試形式です。
合否は、中学3年間の成績表(内申点→各学年9科×5×3学年=135点満点)と、
面接、作文または小論文で決まります。
一般的に推薦入試と呼ばれるものになります。
内申点は一般選抜よりもとても重要な合格要素になってきますので中1から万全の内申点対策が必須になります。
しかし特色選抜は決して必ず合格できるような制度ではないので、あくまで一般選抜のことも考えて受験勉強をするようにしましょう。
一般選抜では、国語・数学・英語・理科・社会の5教科を試験科目とし、調査書との合計点で合否を判定します。調査書が1年の成績から対象となるので、そこが他の都道府県と少し違う点です。
学力検査と調査書の比率は高校によって違い、合否判定は2段階(A群・B群)になっています。
A群では、学力検査の得点が募集人員の上位80%以内かつ内申点の評定合計が募集人員の受験者の中に入っている場合に原則合格になります。
(募集人員は、特色選抜枠の合格者数を引いた数になります)
B群では学力検査重視と内申点重視の2つの方法で合否判定が行われます。
茨城県公立高校入試のうち、一般選抜の仕組みとして、入試当日の学力検査点と内申点、
また高校によって面接や実技検査の結果を合計し、合否の判定を行います。
学科試験の点数は1科目100点満点×5教科の500点満点。
内申点は中1から中3までの成績を9教科の5段階評定で合計した135点満点です。
多くの受験生が学力検査の勉強・対策が必要になってくるため、どんな分野が出題される傾向なのか?
どう勉強したら良いのか?というのを解説していきたいと思います!
大問4問構成となっております。
大問1は小説、大問2は古文、大問3は論説文、大問4は漢字等の知識が出題されます。
知識問題では、漢字の読み書きの他、書き順や画数、熟語の種類や古典知識も出題されます。
文章読解では記述問題が出題されますが、抜き出しが中心のため、確実に取れるように対策しておきましょう。
大問3では、グループでの会話文と資料をもとに、話の流れを読み取る問題も出題されます。基礎的で解きやすい問題が多いですが、他の都道府県よりも知識が細かく問われることがあります。
また正確に文章を読む力が求められるため、読解力を鍛えておきましょう。
数学は大問6問構成です。大問1,2は小問集合、大問3は確率、大問4は平面図形、大問5は関数、大問6は空間図形が出題されます。
大問1は計算問題のみの為、試験中も演習中もはじめに取り掛かるとよいでしょう。
大問3~6は、問題文がやや長く、条件を整理することが求められます。
文章問題の考え方や関数、関数を応用しての問題、統計は頻出のため、過去問を確認し独特な形式に慣れておきましょう。
大問6問構成です。大問1はリスニング、大問2は語彙・文法、大問3~5は読解、大問6は英作文が出題されます。
リスニングの配点が30点とかなり高く設定されている為、普段から学校の授業以外でも教科書のCDなどを使って聞く練習を行うと良いでしょう。
文法問題はまとまって出題される傾向があり、基本的な文法知識だけでは対策が難しい傾向にあります。
長文問題は文法・語句・内容理解など様々な角度から出題されます。また、条件英作文も出題されるので、まとまりのある文章を書く練習をしておきましょう。
記述問題も増加傾向にあるため、問題文に沿った英作文だけでなく、自分の意見や考えをまとめる練習も効果的になってきます。必ず学校の先生などに添削してもらい、書く力を身につけておきましょう。
大問6問構成です。大問1は小問集合、大問2~5は物理、化学、生物、地学の各分野から1題ずつ、大問6は生物・地学の複合問題が出題されます。用語や公式など基本的な学習は、反復演習で徹底的に押さえておきましょう。
計算問題や記述問題も出題されるので、資料やグラフの読み取りと論理的に解答を記述できるような練習も数多くこなしておくことが大切です。また、実験や観察を基にした出題が多いので、日々の授業には積極的に参加しておくといいでしょう。
大問4題構成です。小問30問のうち、語句記入が5問あり、他はすべて選択問題となっています。大問1~3は地理・歴史・公民の各分野から1題、大問4は総合問題が出題されます。苦手な分野がないよう、基礎基本を大切にした対策を行うことが大切です。
問題文が長かったり、図表、グラフも多い傾向もあり、読解や資料を正しく理解し表現できるようにしておくことが必須です。単なる暗記では対応できないようになっています。
また、歴史分野ではテーマごとに出題されることが多く、歴史全体の流れと特色を合わせておさえておく必要があります。資料も合わせて確認しておきましょう。公民分野では、経済の仕組みや日本経済の国際化の現状を把握しておきましょう。
茨城県の公立入試は主に調査書点(内申点)と学力検査の点数(一般入試)によって決まりますが、そのバランスは上述の通り高校によって違います。
よって基本的には水戸第一高校や土浦第一高校などの最上位高校~下妻第一高校などの中堅上位高校についての概略となります。
9教科を5点満点で評価し、各学年で最高45点満点となります。
中1~中3の3年分すべてが対象となりますので合計135点が内申点として評価されます。
調査書(内申点)についても点数が高いに越したことはありません。
上位校への合格を考えるとおおよそ各学年平均40以上、120点以上の内申点があることが望ましいです。
学力検査と調査書の比重は、この点についてはお通いの公立中学校などでもお話があるかと思います。定期テストの点数や提出物などをまずはしっかり頑張りましょう。
中学1,2年であっても受験は始まっているようなものなので、定期テストの勉強は手を抜かず対策をしましょう。
一般入試(学力検査)の対策については、実際の調査書点(内申点)との兼ね合いもありますが、上位校を目指すのであれば各教科平均して80点以上の得点は目指したいところです。
もちろん5教科の合計点数で考えることになるので、400点以上を目指すということになります。
450点~470点近く取れれば、調査書点(内申点)に問題なければ合格圏と言えます。
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本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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