家庭教師ブログ
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2023.12.06
こんにちは!家庭教師Camp事務局です。
受験生にとって、時間を効率的に使うことはとても重要ですよね。特にテスト本番では、1分、1秒単位の時間をどれだけうまく配分できるかが合否を左右します。
また、勉強のモチベーションを保ち続けるという点でも時間管理は大切です。
だらだらと勉強を続けるより、「○分で○問解ききる!」という明確な目的や目標をもって
短時間の集中を高めた方が成果も上がりやすく、自信もついていきます。
今回は、「タイマー」を使った学習法についてお話しします。
皆様のご家庭に、「キッチンタイマー」は1つはあるのではないでしょうか?
実は、「キッチンタイマー」は勉強道具としてとても優れているんです!
理由は、以下の2つです。
①テストでの時間配分が身につく
②自習での集中力が身につく
学習内容をよく理解できているか、はもちろん重要ですが、
「限られた時間内に正解できるか」こそ最も重要です。
もし、理解はできているが解くのにあまりに時間がかかりすぎているようなら、根本的に解き方を見直す必要があります。
毎日1ページずつ解くような計算問題集や英単語テスト、
漢字練習帳をお使いでしたら、ぜひ1ページの問題を取る時間を計ってみてください。
まず、時間を正確に計る勉強法を今までしていないようでしたら、1ページにかかった時間を得点と一緒に記録します。
この時は、「○分以内に解き終わる」という制限時間は設けず、全問解き終わるまでの経過時間を記録するに留めます。
2週間ほど続けて慣れてきて、1ページにかかる平均時間も見えてきたら、今度は「制限時間」を設定して、その時間内に全問解ききることを絶対条件としてください。「制限時間」は、少し足りないくらいに設定しましょう。
例えば、計算問題集の1ページにかかった平均時間が12~3分なら、制限時間は10分にする、というようなイメージです。
最初のうちは解ききれずに制限時間が終わってしまうかもしれませんが、しばらく同じ制限時間で続けます。
もし、問題数の3分の1程度しか手が付けられないようでしたら、設定した制限時間が短すぎるので、時間を1.5倍ほどに伸ばして続けてみましょう。
過去問に取り組む時期でしたら、トータルの試験時間と大問の数を見て、大問1つあたりの制限時間を決めてから取り組むことをお勧めします。
大問1つあたりの時間を使い切ってしまったら、深追いせずに次の大問に進むようにします。
このように具体的な時間を設けることで、点数以外にも数値で測れる達成度が見えてくるため、日々の成長が本人、保護者様ともに確認でき、モチベーションアップにつながります。
勉強は絶対量をこなすことが必須ですが、とはいえ人間の集中力はそこまで長く持ちません。
集中力は体力との関連が深く、特に基礎体力がついていない小学生の生徒さんは、おそらく10分が限度でしょう。
それ以上無理やり同じ学習を続けていても、学習効率が低下し、勉強自体が嫌いになってしまうでしょう。
そこで、 🙂 💡 「今から10分だけ、他のことに脇目も振らず集中する!」と約束して、または自分でルールを決めて、タイマーをスタートさせましょう。
10分やり切ったら、少しだけ休憩して、まだ同じ科目ができるようなら次の10分を開始するか、集中力が途切れてきているようなら別の科目の勉強に切り替えます。
保護者様の中には、
😥 「うちの子は集中力が続かなくて……」
😥 「家では勉強ができなくて……」とお悩みの方が多いはず。
もしどうしてもお子様のモチベーションが上がらないようでしたら、
「わかった、あと10分だけやってみよう!」と約束してみてください。
「10分だけなら……」とお子様も決心がつきますし、10分やってみると「意外と短かったな、もう1セット10分できるな」と自分から勉強を続ける意識を持ってくれることもあります。
家庭教師Campでも、授業の中で「じゃあこの1問だけ、3分で解ききってしまおう!」と時間を計って集中力を高めるミニテストをよく行っています。
ご家庭にあるキッチンタイマーをそのまま使われてもいいのですが、もともと台所用品として使っているものなので、お子様が時間を計りたいというときにすぐに使えないかもしれません。
思い切って、お子様専用の勉強用タイマーを1つ用意してください!
最近では「学習タイマー」というような名前で検索すると、勉強に適した機能を備えたタイマーが多く見つかります。
その中で、家庭教師Campとしては、以下のような機能があるタイマーをお勧めします。
問題を解きながら時間を気にする習慣がついていないうちでも、数字の表示が大きくて見やすければ、意識しなくても残り時間を確認できます。
一般的なキッチンタイマーは、「1回押すと1分追加する」という時間設定方法になっていると思います。できれば、1回押すだけで10分設定できるようなボタンがあるものが理想的です。
「10分ボタン1回だけ押してすぐスタート!」と、勉強を始めるにあたっての手間を極力減らすことができるあらです。
慣れないうちは制限時間ではなく経過時間を計る、と前述しましたが、その際に時間が減っていく「カウントダウン」だけでなく、0分0秒からスタートして経過時間が増えていく「カウントアップ」機能があるものが扱いやすいです。
最後に注意点として……。
「タイマーならスマホの機能でもいいのでは?」と思われるかもしれません。
ここはあえてスマホのタイマーは使わないでください!
スマホのタイマーは、タイマーをスタートするまでに「アプリを探す」「アプリを立ち上げる」「時間を設定する」という手間が意外とかかります。また、全部解ききったので時計をストップさせたい、と思っても、タッチ操作だと押しミスがあってすぐに止められないことがあります。
最も重要な点としては、やはり「通知やほかのアプリなど、余計なものが目に入ってしまう」という問題点があります。勉強をするときに、妨げになるものを極力遠ざけるため、ここはやはり勉強専用のタイマーを用意しましょう。
テスト本番は1分1秒が本当に大事です。1秒単位で減っていくカウントダウンを見てこれを意識しつつ、「前回は11分だったから今回は10分で終わらせる!」という、自分で目標設定をする自主的な学習姿勢にも結び付きます。この記事を読んでいただいた保護者の方、生徒様、ぜひ今日からタイマーを勉強のお供にしてください!
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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