家庭教師ブログ
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2022.07.30
こんにちは。家庭教師Campライターの今津です。
これまで、都立中の学校別紹介「都立中に合格するには」シリーズを投稿していましたが、もちろん他の都道府県にも優れた公立中高一貫校が存在します。今回は群馬県の公立中高一貫校として、「群馬県立中央中等教育学校」「太田市立太田中学校」「伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校」の3校を紹介いたします。
立地・交通アクセス
〒370-0003
群馬県高崎市新保田中町184
JR上越線「井野駅」から約2.4km
JR上越線「新前橋駅」から約2.6km
群馬県立中央中等教育学校は、2004年4月に県内初の公立中等教育学校として開校しました。
群馬県立中央中等教育学校は、目指す生徒像にWorld Citizen（地球市民としての日本人）を掲げ、世界で活躍できるリーダーの育成を目指している学校です。外国人教師やALTを積極的に活用した授業や、海外修学旅行やホームステイによる海外語学研修などを実施し、国際的なコミュニケーション能力の育成に力を入れています。2014年には文部科学省からスーパーグローバルハイスクールの指定を受けました。
大学進学実績としては、東京大学や東北大、信州大、群馬大などの国公立大学への進学者を出しているほか、慶應義塾大学や明治大学、中央大学、立教大学など私立大学への合格者も多く輩出しています。
群馬県立中央中等教育学校の選抜は、調査書（約3割）と、群馬県公立中学の共通問題である適性検査Ⅰ（約3割）、中央中等教育学校が独自に作成した適性検査Ⅱ（約3割）、および面接（約2割）で行われます。
適性検査Ⅰは、群馬県の公立中高一貫校の共通問題です。問題解決力や思考力、判断力などの様々な能力をみられます。資料を読み取り計算する問題や、資料をもとに自分のアイデアを記述する問題などが出題され、文章読解力や記述力、必要な情報を選択する分析力が求められます。
適性検査Ⅱは県立中央中独自の作文問題です。文章Aと文章Bの二つの文章から、それぞれ1～2問、読み取りや自身の考えを記述する問題が出題されます。また、二つの文章をふまえ、お題となるテーマについて自分の意見を記述する問題もあります。与えられた資料に関して自分の感じたことや考えたことをまとめ、言語化する力が必要となります。
立地・交通アクセス
〒373-0842
群馬県太田市細谷町1510
東武伊勢崎線「細谷駅」から徒歩5分
太田市立太田中学校は、2012年に、太田市立商業高等学校に併設する形で開校しました。その後、2015年に太田市立商業高等学校が太田市立太田高等学校に改称しました。同じ太田市内に群馬県立太田高等学校がありますが、別の学校です。
「確かな知性・豊かな人間性・たくましい心身を培い、高い志をもち、自ら未来を拓く生徒を育成する」を教育目標に掲げ、イングリッシュキャンプや希望者によるニュージーランド語学研修、大学講師による科学教室、企業連携によるキャリア教育などを実施しています。
もともと商業高校だったこともあり卒業後の進路は多岐にわたりますが、普通科の卒業生は約8割が4年制大学に進学しています。大学進学実績としては、東北大や筑波大、群馬大などの国公立大学、慶應義塾大学や早稲田大学、法政大学、立教大学などの私立大学への合格者を輩出しています。
太田市立太田中学校の選抜は、調査書（約4割）と、群馬県公立中学の共通問題である適性検査Ⅰ（約2割）、太田市立太田中学校が独自に作成した作文問題（約2割）、および面接（約2割）で行われます。
適性検査Ⅰは、群馬県の公立中高一貫校の共通問題です。問題解決力や思考力、判断力などの様々な能力をみられます。資料を読み取り計算する問題や、資料をもとに自分のアイデアを記述する問題などが出題され、文章読解力や記述力、必要な情報を選択する分析力が求められます。
作文では、与えられたテーマに対する自分の考えを言語化し、文章にまとめる力がみられます。物語を読み作者の伝えたいことを記述する問題や、それをふまえて自分自身のこれから６年間の目標について記述する問題が出題されます。また、自分の作文を要約する問題も出題されます。文章読解だけでなく、自分の意見について記述する練習が重要になります。
立地・交通アクセス
〒372-0013
群馬県伊勢崎市上植木本町1702-1
JR両毛線「伊勢崎駅」から自転車で約15分
東武伊勢崎線「新伊勢崎駅」から自転車で約15分
伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校は、伊勢崎市立伊勢崎高等学校を母体にして設立・開校された、群馬県内では2番目公立中等教育学校です。また、市が設置する中等教育学校としては日本で最初となります。
伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校は、「未来に、そして世界にはばたく高い知性と豊かな道徳性をもつ教養人の育成」を教育理念とする学校です。5年次に全員が参加するグローバルリーダー研修では、米ミズーリ州立大学を拠点に、SDGsについての取り組みを実体験を通して学びます。その他にも、希望者参加の3年次海外語学研修やニュージーランド語学研修など、グローバル教育に力を入れています。
大学進学実績としては、東京大学や東北大、筑波大、群馬大などの国公立大学、慶應義塾大学や早稲田大学、明治大学、中央大学などの私立大学への合格者を輩出しています。
伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校の選抜は、調査書（約４割）と適性検査Ⅰ（約４割）、パーソナルプレゼンテーション（約２割）で行われます。
適性検査Ⅰは、群馬県の公立中高一貫校の共通問題です。問題解決力や思考力、判断力などの様々な能力をみられます。資料を読み取り計算する問題や、資料をもとに自分のアイデアを記述する問題などが出題され、文章読解力や記述力、必要な情報を選択する分析力が求められます。
パーソナルプレゼンテーションは、事前課題と当日課題の2つがあります。事前課題は、出願時に受け取った課題に対して、自分の考えを伝えるための短い言葉（4字以内）または絵を発表用紙にかき、当日に2分で発表するというものです。当日課題は、当日に与えられたテーマについて３分間でまとめ、１分間で自分の考えを発表するというものです。どちらも、提示されたテーマについて、体験等をもとに自分の考えをまとめて口頭で表現する力がみられます。
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