家庭教師ブログ
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2022.07.09
こんにちは。家庭教師Campライターの今津です。
これまで、都立中の学校別紹介「都立中に合格するには」シリーズを投稿していましたが、もちろん他の都道府県にも優れた公立中高一貫校が存在します。今回は神奈川県の公立中高一貫校として、「神奈川県立相模原中等教育学校」「神奈川県立平塚中等教育学校」「川崎市立川崎高等学校附属中学校」の3校を紹介いたします。
立地・交通アクセス
〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野4-1-1
小田急線「相模大野駅」から徒歩10分
神奈川県立相模大野高等学校と併設される形で平成21年度に開校した、神奈川県では最初の県立中等教育学校です。
「人格の完成をめざし、高い知性と豊かな人間性をそなえ、心身ともに健全な、次世代を担う人材を育成する」という教育目標を掲げており、「科学・論理的思考力」「表現コミュニケーション力」「社会生活実践力」の3つの力の育成に力を入れています。また、めざす生徒像として「これからの国際社会に対応する幅広い教養と社会性・独創性を備える生徒」「豊かな人間性とリーダーシップを備える生徒」「よりよい社会の構築に貢献できる生徒」の3つを挙げています。
6年制一貫教育という強みを活かした先取り学習で大学受験に向けた指導を行っているほか、「職業人による出前授業」や「事業所訪問」「大学訪問」などの体験活動も実施し、進路目標の実現に向けたキャリア教育も行っています。国公立大学への進学を重視した指導を行い高い進学実績を出していますが、慶應義塾大学や上智大学、青山学院大学、明治大大学、中央大学などの私立大学への合格者も多く輩出しています。
立地・交通アクセス
〒254-0074 神奈川県平塚市大原1-13
JR「平塚駅」北口から徒歩で約30分
JR「平塚駅」から神奈中バスを利用
「共済病院前総合公園西」で下車、徒歩10分、または「中原東」で下車、徒歩5分
小田急線「伊勢原駅」から神奈中バスを利用 「中原下宿」で下車、徒歩7分
神奈川県立大原高等学校内に併設され、平成21年度に開校しました。神奈川県立相模原中等教育学校とともに、神奈川県で最初に設置された県立中等教育学校です。
教育理念として「Live(生きる)~深い洞察と鋭い感性~」「Love(慈しむ)~高い志と豊かな人間性~」「Learn(学ぶ)~幅広い教養と光る知性~」という「3つのL」を掲げています。スチューデントメンター制度という後期課程生が前期課程生を支援する取り組みもあり、豊かな人間性とリーダーシップを備えた人材を育てていくことを目標としています。前期課程では国語・数学・英語を基本的に毎日学習し、先取り学習はせずに基礎を確実に身につけていくことを重視しているようです。
大学進学実績としては、全国の国公立大学への進学者を多く出しているほか、早稲田大学や慶應義塾大学、明治大学、東京理科大学などの私立大学への合格者も数多く出しています。
相模原中等教育学校と平塚中等教育学校は共通の入試問題を使用しており、どちらも適性検査Ⅰと適性検査Ⅱ、そしてグループ活動による検査が行われます。(2021年度と2022年度には、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためグループ活動は実施されませんでした)
適性検査Ⅰは大問4題という出題形式になっており、傾向としては算数分野を中心に理科や社会を融合した問題が出されます。知識の暗記は必要ありませんが、計算が必要となる問題が多く、素早く正確に作業をする力が求められます。また、複雑な条件が設定されている問題も多いため、複雑な長文から情報を正しく読み取り整理する読解力を鍛えていきます。
適性検査Ⅱも適性検査Ⅰと同じく、大問4題という出題形式です。例年、大問1が文系の問題、大問2~4は理系の問題となっています。大問1の文系の問題では、資料を読み取ったうえでそれに対する自分の考えを理由とともに述べる問題が毎年出題されているため、自分の意見を論理的かつ具体的に説明するために、記述力を鍛えなくてはなりません。
グループ活動では、まず課題が与えられ5分で自分の考えをまとめた後、7~8人程度のグループで35分話し合います。適性検査Ⅱでも自分の意見を説明する問題が出ますが、グループ活動ではそれに加え、周りの意見に耳を傾けグループの意見としてまとめるリーダーシップが求められます。やはり練習が必要ですが、まずは自分の考えを論理的にアウトプットする練習として、他の都県立中の作文問題を解くことが役に立つでしょう。
立地・交通アクセス
神奈川県川崎市川崎区中島3-3-1
JR「川崎駅」中央東口・北口東から徒歩20分
JR「川崎駅」中央東口・北口東から川崎市バスを利用 「市立川崎高校前」で下車
京浜急行大師線「港町駅」から徒歩12分
川崎市が2007年に策定した「市立高等学校改革推進計画」により川崎市立川崎高校が併設型中高一貫校に改編されることとなり、2014年に附属中学校が開校しました。
川崎高等学校附属中学校は、「かわさきLEADプロジェクト」を基盤として国際的視野に立って活躍できる生徒の育成を目指しています。LEADとは、「Learn(学び)」「Experience(体験)」「Action(行動)」「Dream(夢)」の頭文字をとった言葉です。育てたい生徒像として「自らの能力と個性を伸ばす高い志をもち、将来の進路希望の実現に向けて主体的に学ぶ生徒」「表現力やコミュニケーション能力を養い、多文化共生の視点をもって国際社会で活躍する生徒」「豊かな感性や人権感覚を身につけ、共に支え生きる社会の担い手として活躍する生徒」などを挙げています。
授業では、各教室に設置された電子黒板やパソコンを利用し、充実したICT授業を展開しています。情報処理能力や、自分の頭で考え判断する力を養います。また、ICT機器を使って学習発表や研究発表を行うなど、プレゼンテーション能力の育成にも力を入れています。合格実績としては、横浜国立大学などの国公立大学のほか、法政大学や明治大学、青山学院大学といった私立大学への合格者を出しています。
川崎高等学校附属中学校の選考では、適性検査Ⅰと適性検査Ⅱ、そして面接が行われます。(2021年度と2022年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため面接は実施されませんでした)
適性検査Ⅰでは、作文の配点が全体の1/3を占めます。出題傾向として、過去にはコミュニケーションに関する題材が多く出題されています。「文章を参考にして自分の意見を書く(300~400字)」という形式で出題されることが多いので、文章の内容を理解したうえで、自分の考えを言語化し表現する練習が必要になります。
適性検査Ⅱでは、自然科学的な題材がよく出題され、グラフや資料から考察する力が試されます。また、算数の解法を説明させる問題や作図問題といった算数分野の問題も多く出題され、知識の暗記ではなく考える力が求められます。対策として、川崎高等学校附属中学校の過去問だけでなく、他県の公立中高一貫校の問題も解き、グラフの読み取りや記述問題に慣れることが大切です。
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