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【2022年のおすすめ】適性検査型入試を行う私立中【都立・国公立中の併願も】

2021.09.28

 

【2022年のおすすめ】適性検査型入試を行う私立中【都立・国公立中の併願も】

こんにちは、家庭教師Campライターの工藤です。

今回は「適性検査型入試を行う私立中」について紹介していきます。都立中・国公立中を第一志望とし、併願先の私立中に迷われている方も必見です!もちろん今回紹介する学校以外にも様々な学校が新しく導入または撤廃することがあるので、最新の入試情報は各学校の公式HP等をご覧ください。

私立中の主な入試形態(入試方式)

まず、主な私立中の入試形態についてご説明いたします。私立の中学校には入試形態がいくつか設定されていることが多くなっています。

★2教科入試

2教科入試というのは、主に国語、算数の2教科で受験ができる入試です。こちらの形態は科目数が少なく、一般的に勉強の量が他の入試より少なくなるという点が特徴です。

 

しかし、2教科で受験ができるためほかの入試形態より合格最低点、合格者平均点が高くなるという特徴があります。受験科目が少ないから合格しやすいとならないこともあるので注意が必要です。他の受験生も「得意な2教科」を選んでいるはずなので、高得点勝負になったり難問勝負だったりすることがあります。

 

また、4教科より手軽に受けられるイメージがあるため、倍率が高くなることもあります。また、東京電機大学中学校などのように、4教科入試の過去問題集は販売されていても、2教科入試の過去問題集が販売されていない中学校などもあります。学校説明会や入試体験会などでサンプル問題などを入手できることがあるので、積極的に参加してみてください。

★4教科入試

4教科入試というのは国語、算数、理科、社会の4教科で受験ができる入試形態です。私立中の入試のスタンダードな入試形態になります。近年は、英語などを取り入れる場合もございます。

 

基本的にどの学校でも実施されるので、私立中を第一志望にしている方、私立中をたくさん受験したいという方はこちらの形態で受験をする方が多くなります。2教科入試を取り入れていない学校もありますし、基本的には4教科入試の募集定員の方が多いです。

 

特に、小学校低学年~中学年から私立中受験を目指している人は、基本的に4教科をまんべんなく勉強していきましょう。4教科受験しておけば2教科受験の方も受けることができるので、より多くの試験を受けることができます。

★適性検査型入試

適性検査型入試はいわゆる「適性検査」という入試問題を用いて試験を行います。適性検査は自分の考えたことをわかりやすく表現する力や日常におこる出来事から課題を見つけ論理的に考える方が求められます。つまり、問題から課題を読み取り、考えたことをわかりやすく記述ができるかという問題が出題されます。学校によって適性検査Ⅰ~Ⅲまでの3教科で入試を行うところと、適性検査Ⅰ~Ⅱのところがあります。

 

地域によって適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの教科は異なりますが、おおむね適性検査Ⅰ=国語(作文ふくむ)・社会、適性検査Ⅱ=算数・社会・理科、適性検査Ⅲ=算数・理科、となっていることが多いです。各学校の傾向については、その私立中の適性検査型入試の過去問を見るか、その地域の公立中高一貫校の過去問題を見てみましょう。なぜなら、その地域の公立中高一貫校を第一志望とする受験生の併願校(受け皿)として、適性検査型入試を用意していることもあるからです。

 

今回紹介した中で、都立中や国公立中を受験される方が最も併願受験をしやすいのが適性検査型入試です。他の3つの入試形態で受験をする場合、いつも勉強をしている適性検査の対策に加え、ほかの教科の対策が必要になります。算数であれば特殊算、社会であれば歴史分野の暗記等、第一志望では出題が少ない分野の勉強が必要になるので、都立中・国公立中受験の負担になる可能性があります。

 

適性検査型入試であれば国公立中と同じような問題が出るため、特に新しく勉強するものはありません。また、都立中と似た問題が出題されることが多いので、第一志望を受ける際の練習にもなります。学校によっては、〇〇中の適性検査入試に傾向を合わせている、といったことを明言していますので参考にしてください。

 

ここでは代表的な名称で入試形態をご紹介しましたが、名称は学校ごとに異なることがあります。例えば、「適性検査型入試」はほかに「公立中高一貫型入試」などといわれることもあります。名称については入試要項を見て確認しておきましょう。

【2022年のおすすめ】適性検査型入試を行う私立中の受験日

まず、2022年(令和5年)の都立中入試(一般枠)の受験日は2023年2月3日(金)です。第一志望が都立中の方が私立の学校を受ける場合2月3日は絶対に避ける必要があります。東京周辺の私立中の受験日は、1月中に千葉、埼玉、神奈川の私立中が、2/1~2/5頃に東京の私立中となっています。住んでいる場所にもよりますが、都立中を受ける場合、千葉、埼玉、神奈川とは受験日がかぶることはあまりないと言えます。東京都と他県の県境付近に住んでいる方は、1月末までに他県の私立中の適性検査型入試を受験してみるのも一つの手かなと思います。

 

東京の私立中の受験日は2月の前半に集中しています。多くの学校が1日に午前、午後の1回ずつ計2回試験があります。適性検査型入試は都立中受験をする方に向けて実施する学校もおおいので、2/3とかぶらないように主に2/1、2、4あたりの日程で実施されます。

例①

2/1午前に私立中受験(適性検査型入試または4教科型入試)→夜20:00以降に合否発表

2/2は休息日

2/3に都立中本番

例②

2/1午前に私立中受験(適性検査型入試)→夜20:00以降に合否発表

2/2午前に私立中受験(適性検査型入試)→夜20:00以降に合否発表

2/3に都立中本番

 

等いろいろなスケジュールの組み方があります。体調面なども考え、都立中入試本番で体調が悪くなってしまったということがないように無理のない計画を立てることが大切です。日程的に無理のない学校を選んでいきましょう。

 

また、適性検査型入試を導入している私立中のなかには、当日の夕方~夜に、合格判定だけでなく得点率や添削を行ってくれる学校があります。得点率は「70%~80%」のように幅をもって示すところと、全て開示するところがあります。実際の入試本番にイメージ通りの得点ができているか、よく確認してみましょう。

【2022年のおすすめ】私立中の適性検査型入試の受験料

都立中の受験料は2200円です。私立中の受験料は1回約2~30000円といわれています。ただ、適性検査型入試は他の入試方式に比べ安価に設定されることもあります。

 

どうしても私立をたくさん受けていくと受験料が高くなってしまいます。しかし、私立中には2回以上同じ学校を受けるとその後は何回受験しても受験料が変わらない学校や、回数に応じて割引される学校があります。都立中を受験される方の中には”私立に行く予定はないけれど、練習として何回か受験しておきたい”というかたもいらっしゃいます。このような方は私立の受験校を1校に絞ると、受験料を安く抑えることが可能です。

【2022年のおすすめ】適性検査型入試を行う私立中

では、実際にどのような私立中が適性検査型入試を行っているのかご紹介していきます。全ての私立中が最新の入試要項を公開しているわけではありませんので、過去の入試結果をもとに書いていきます。

1月に実施する適性検査型私立中

埼玉県→浦和実業学園中学校・高等学校、聖望学園中学校高等学校、西武学園分離中学・高等学校

千葉県→千葉明徳中学校・高等学校など

2月に実施する適性検査型私立中

東京都23区内→郁文館中学校・高等学校・グローバル高等学校、かえつ有明中・高等学校、京華中学・高等学校、佼成学園中学校・高等学校、駒込中学校・高等学校、桜丘中学・高等学校、文化学園大学杉並中学・高等学校、武蔵野中学高等学校、安田学園中学校・高等学校、宝仙学園中学校・高等学校共学部理数インターなど

東京都市内→共立女子第二中学校高等学校、工学院大学附属中学校・高等学校、白梅学園清修中学校、東京純心女子中学校・高等学校、八王子学園八王子中学校・高等学校、八王子実践中学校高等学校、武蔵野東中学校、明法中学・高等学校、など

神奈川県→鎌倉女子大学中東部・高等部、日本大学高等学校・中学校、鶴見大学附属中学校・高等学校など

適性検査型の私立中入試対策なら家庭教師Camp

今回の記事は参考になりましたでしょうか? 適性検査型入試を導入している私立中は年々増えており、都立中・国公立中を第一志望とする方の併願校としてだけでなく、その私立中を第一志望としている人にとっても選択肢が増えるメリットがあります。

 

ところで、オンライン家庭教師の家庭教師Campは、2022年入試において都立中合格者計174名(定員に対する占有率10%)を輩出いたしました! 都立中対策で培ってきた家庭教師Campの適性検査型対策を、ぜひ受けてみてください。

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【この記事を書いた人】
工藤
【略歴】
自らも個別指導塾に通い、私立中・国公立大に合格。個別指導塾の講師として働き、就職。個別指導塾の校長を務め、現在は個別教師Camp校長。個別指導一筋で8年間指導。
都立南多摩中、区立九段中、私立桐朋中、明大中野八王子中など、高校・大学受験でも都立国分寺高校、上智大学、法政大学などに合格者を輩出。
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