家庭教師ブログ
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2025.05.19
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皆さんこんにちは家庭教師Camp事務局です。
今回は最近話題の「米」の値段について解説していこうと思います。
私が好きなラーメン屋で、ライスの値段がここ半年で
0円で食べ放題 →
100円で食べ放題 →
100円で大盛一杯
と どんどん値上がりしました。
そこで疑問に思い、調べたことを共有します。身近なところに疑問は転がっていました!
よくニュースでは「猛暑のせいで不作だったから」という報道がされます。
しかし、農林水産省が発表した令和5年度の作況指数(10aあたりの生産量比率のこと)は
「101」でした。
これは米の収穫量が平年より1%多かったことを意味します。
😕 え? じゃあ豊作なのになんで値上がりしているの? 😕 って思いますよね。
実はここに数字では見えない落とし穴があります。見ていきましょう。
ここが最大のポイントです。
作況指数というのは「面積当たりの収穫量」を示す指標です。
つまり、田んぼが少なくなっていた場合、
作況指数が高く得ても全国でとれるお米の総量は減ってしまうのです。
実際に日本ではお米を作る田んぼの面積が毎年じわじわと減り続けています。
■データ■
主食用米の作付面積(農林水産省調べ)
→2010年:約150万ヘクタール
→2023年:約130万ヘクタール
13年約15%減少しています。
これは「小さな田んぼがなくなった」というレベルではなく、
日本全体で米を作るのを辞めたという表現の方が適切でしょう。
もともと日本では1970年代から「米が余って価格が下がる=豊作貧乏」という状態が問題になっていました。
そこで国は「もう米を作りすぎないでね」という政策である減反政策をスタートしました。
その結果、農家の人たちは「米を作らない」ことで国から補助金(=交付金)を受け取るようになります。
例えばコメの代わりに家畜のエサ用の「飼料米」や麦・大豆などに切り替えると、
作物は売れなくてもお金がもらえる仕組みになります。
この減らす方向の流れが実質的に今も続いていて、
農家にとっては米を作るよりも作らない方が安定するという、
ちょっとおかしな構図が出来上がっているのです。
もう一つ米には「特徴」があります。
それは「少し足りないだけですぐに値段が上がりやすい」ということ。
皆さんは毎日お米を食べる人が多いと思います。
ということは少し値段が上がったからといってすぐにお米を食べるのをやめて毎日パン!毎日ラーメン!は厳しいですよね。
こうした商品は「価格弾力性」が低いといって、少し不足しただけでも、価格がグンと跳ね上がってしまうのです。
お米の値段の高騰には、
・作況指数が良くても、減反政策によって田んぼの面積が減った
・お米は少し足りないだけで値段が大きく上がりやすい性質がある
という二つの理由が主になり、またその他要因も複雑に絡まり、今日の状況になっているといえるでしょう。
お米の話から見えてくるのは、単なる農業の話ではありません。
経済・政策・歴史がつながって今の社会が出来ているということです。
普段食べているごはんにも奥深い世界があったのですね。
本日も最後までブログをお読みくださり、ありがとうございました。
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