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【2025年度版最新!】都立中適性検査問題分析 ②桜修館中等教育学校

2025.04.11

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こんにちは。家庭教師Camp事務局です。

本日のブログは、

2025年度版最新!

都立中適性検査問題分析 ②桜修館中等教育学校 です。

都立桜修館、都立中を志望している方、必読です!

〔適性検査Ⅰ〕

〈文章・出典〉
文章A 梶谷真司「問うとはどういうことか 人間的に生きるための思考レッスン」
(一部改変)による

文章B  辰濃和男「ぼんやりの時間」による

〈出題形式〉
問題の出題形式は昨年度までと同様で、二つの文章を読み、それぞれの文章についての読解問題が2問と400字以上500字以内で書く作文問題という構成でした。文章の字数は、昨年度が文章A・B合わせて1800字に対して、今年度は約2600字と増加しています。文章Aは「お互いの考えや気持ちをより深く理解するために問いかけることが大事だ」、文章Bはミヒャエル・エンデ作の、「モモ」を題材とした「ぼんやりとしたむだな時間を過ごす生活の大切さ」を述べています。文章Bのテーマは令和3年度の南多摩中でも出題されており、他校も含めた過去の適性検査の問題を解いていた受験生には有利だったと言えます。独自作成問題ではありますが、共同作成と出題のしかたやレベルがほとんど変わらないものとなりました。高得点勝負になると思われます。これから受験される方は、桜修館の令和3年度以降の過去問や共同作成はじめ独自作成の過去問に取り組むとよいでしょう。

〔問題1〕文章の内容を指定された字数で説明する問題(50字以上60字以内)
一昨年度までの具体例を用いて説明する問題や昨年度の□の中に指定された字数で答える問題から、ごく一般的な記述問題に変わりました。難度が高かった昨年度と比べてかなり易しくなりました。文章Aを読み「それによって私たちははじめて、たんに知っているという表面的な次元の向こうへ深く入っていくことができる」を説明するのですが、「それ」の内容や「表面的な次元の向こう」をきちんと言い換える必要があり、基本的な読解力と記述力が問われました。

〔問題2〕文章の内容を指定された字数で説明する問題(60字以上70字以内)
文章Bを読み、「ぼやーっとしている時間はそれこそむだそのものだ」という傍線部について「そのように考えている人の生活について、筆者の考えをふまえて説明する」という問題でした。まず筆者の考えを確認すること、むだをむだだと考える人の生活について書いてある箇所を探すことが必要になります。傍線部は最初から3行目にありますが、解答の要素となる部分は傍線部の直後と文章の最後部にあります。後ろから二段落目の「利潤とか、効率とか、管理とか、豪華さとか、スピードとか、そういうものを生活のよりどころとする人びとが増え、夜空をながめるなんてむだなことだ、と思う人が増えてきた」という部分と傍線部直後の「むだな時間をいくら重ねてもなんの稼ぎにもならない」から、むだをむだだと考える人の生活が分かります。また、その直後の「しかし、そのむだは本当にむだなことなのか。そういうむだがあるからこそ、くらしはむしろ、ゆたかなものになっているのではないか」から筆者の考えもわかります。ここから答えをつくるのですが、「むだをむだだと考える現代人=時間どろぼう=まずしさ」と「むだこそがゆたかさにつながるという筆者=モモ」との対比関係も理解して答えをつくる必要がありました。昨年度とくらべると平易ですが、おさえるべき要素が複数あり文章をきちんと読む力と記述する力が問われました。

〔問題3〕それぞれの文章の内容をふまえて作文を書く問題(400字以上500字以内)
二つの文章を読み、一見むだに見えるけども本当は大切だと思うことについて体験をふまえながら400字以上500字以内で書く問題でした。第一段落には一見無駄に見えるけれども本当は大切だと思うことについて書き、第二段落よりあとに体験と考えを書くという指示がありました。文章Aでは前述したように、「深く理解したいという疑問から問いかけをする」ことが書かれていて、「むだ」とは関係がないと思われます。文章Aから「表面的な理解」でも事足りるが、でも深い理解をした方がよくてそれがむだと結びつく」とは読み取れないので、文章Bを題材として作文を組み立てるのがよいでしょう。文章Bには「利潤とか、効率とか、管理とか、豪華さとか、スピードとか、そういうもの」とは正反対のむだなものが大切だ」と書かれています。利潤や効率やスピードを求めない、例えば、自動車に乗らずに歩いていたらきれいな夕焼けに気づいてゆたかな気持ちになれた、というような体験が書けていればよいでしょう。

〔適性検査Ⅱ〕

1⃣ 条件をもとに考える力をみる問題
令和4年度から4年連続で小問数が3つ出題され、そのうち1問は記述問題でした。また、すべての問題が「考えられるもののうちの一つ」を答えさせる問題でしたが、令和6年度の〔問題3〕のような複数ページにわたっての説明などはなく、ページ数が5ページから3ページに減ったため、受験生にとっては取り組みやすかったかと思われます。3問中2問は確実に正解したい問題でした。

〔問題1〕条件をもとに調べ上げる問題
12人の飼育委員が毎週5人ずつ当番制で、一人がメダカの水そうの水かえ、次の二人がウサギのえさの取りかえ、残りの二人がビオトープの掃除を行うことが読み取れます。あとは15週間で「いつ、だれが、どの当番をするのか」を表などで整理すれば正解にたどり着くことができました。確実に正解したいところですが、調べ上げるのに時間がかかりそうだと判断し、無回答のまま次の問題へ進んだ受験生も少なからずいたようです。

〔問題2〕条件をもとに計算を行い、求め方を説明する問題
条件を正しく読み取り、(L)と(㎤)の単位換算を正しく行えれば正答するのは平易でしたが、説明に苦戦している受験生が多く見られました。まずは、資料1の①で「水そうに入っている水の4割を水そうからぬく。」とあるので、水をぬいた後の水そうに入っている水の高さが12㎝になることを説明します。その後、②で「水かえ後の水そうの内の高さは、21㎝以上、25㎝以下」とあるので、その条件を満たすには水がどのくらい必要かを求められれば必要なペットボトルの本数を導き出すことができます。また、水かえ後の水そう内の水の高さが何㎝増えるのかも求めることができるので、あとは前後の流れを意識して説明を書き進める必要がありました。出題された3問の中では最も取り組みにくい問題でしたが、条件をもとに正しく計算できれば十分に正答できる難度でした。

〔問題3〕情報をもとに2つのダイヤルの並びを考える問題
資料2の①~⑦の情報をもとに、青色と赤色のカギのダイヤルの並びを考えていく問題です。まずは④~⑦の情報から青色のカギの三つの数の積が□5、赤色のカギの三つの数の積が□8になることに気づかなければなりません。青色のカギの三つの数をABC、赤色のカギの三つの数をDEFとすると、A×B×C=□5よりA・B・Cはいずれも奇数でそのうち一つは5つであることがわかりますが、③の情報で1が一つも使われていないことに気付くことができるかがポイントになりました。ここまで求められていた受験生は正答率が高かったですが、条件を一つでも読み落としてしまうと正解にたどり着けないため、合否を分けた一問でした。

2⃣製品のリユースやリサイクルについて考える問題(共同作成)
令和3年度から引き続き小問2問の構成ですが、〔問題1]は、(1)と(2)に分かれており、(1)では割合の計算が出題されました。
共同作成問題の適性検査日大問2で割合の計算が出題されたのは、平成30年度以来です。大問全体の話題はリュースやリサイクルといった循環型社会に関するもので、受検生にとっては見慣れたテーマでしょう。また、会話文や資料は標準的で取り組みやすい内容であったため、2問とも正解するべき問といえます。解答に必要な要素を会話文や資料から適切に読み取ったうえで、問われていることに対しての答えをわかりやすく表現することが大切でした。

〔問題1〕割合を計算し、資料を比較して分析する問題
(1)は、図2または図3から選択した資料における循環利用率を計算したうえで、その結果が衣服の循環利用率と比較してどちらが高いかを答える問題でした。計算自体はどちらを選択しても3桁÷3桁と平易な割合の計算なので、確実に正解したい1問と言えます。ただし、ここでの選択は(2)にも関わるため、ただここを速く確実に解くだけでなく、そちらも見据えての選択をしておきたい1問でした。
(2)は、製品ごとの循環利用における特徴を比較し、共通点と異なる点を説明する問題でした。ひとつの問題で解答すべき内容が複数ある形式は、5年連続の出題となりました。問題の条件から、「ペットボトルと~の循環利用の共通点は~であり、異なる点は~である。」といった解答の枠を作り、必要な情報を読み取って完成させると解きやすいでしょう。共通点はペットボトル(図2)を選んでも、紙(図3)を選んでも自明ですが、異なる点は紙の方が答えやすかったため、(1)を解く時点で、こちらまで目を配っておく視野の広さがある受検生は、多少なりここで時問を節約できたでしょう。

〔問題2〕複数の資料を組み合わせて説明する問題
衣服の循環利用率を高める取り組みによって、消費者の意識や行動がどのように変化して循環利用率が高まるのかを説明する問題でした。[問題1](2)と同様に、解答に用いる資料を受検生に選択させる形式は6年連統の出題となりました。この問題を正解する一番のポイントは、花子さんの「循環利用率を高める意識や行動もあれば、そうでないものもあります。」というセリフです。この観点で図4、図5、図6を見ると、無計画な服の購入、まだ着られる衣服を可燃ごみとして捨ててしまう、などが「そうでない」意識や行動であることが分かります。そして、その上でカードを見ると、そういった問題点を改善し、図4、図5、図6の「循環利用率を高める意識や行動」に当たるものへ導いていることが分かります。例年通りの都立中適性検査文系の、セオリー通りの解法が身についているか否かで正否が分かれる一問でした。

3⃣シャボン玉の性質について考える問題(共同作成問題)
近年の傾向通りの問題でしたが、例年よりも会話文が少なくなり、実験の手順の説明が詳細化されました。問題文中の表現も含めると、これまでであれば実験結果の着眼点を示唆するだけであったものが、それに加えて検証の仕方まで示唆されるものとなっており、大幅に解きやすくなったと言えます。しかし、思い込みなしに丁寧に問題文を読み取らないと、読み取り方が問違いやすい箇所があり、落ち着いて処理できたかどうかが重要でした。共同作成の適性検査山は、算数系の大問1の方が難度の高い年度と、理科系の大問3の方が難度の高い年度があります。今年度は解答の記述量の面で、大問3の方が難度が高かったと言えるでしょう。適性検査全体の難度が例年よりも易化したことと合わせて考えると、学校によっては合否の決め手となる大問と言えます。なお、シャボン玉とその体積、割れ方などを題材とした問題は後期日曜特訓第14回の適性検査I大問3と同一でした。このため、enaの後期日曜特訓を受講している多くの受検生は、大変取り組みやすい問題だったと言えます。

〔問題1〕シャポン玉の割れやすさに関する問題
シャポン玉は砂糖水から作ると割れにくい、ということについて、望ましい濃度を探る実験についての問題でした。食器用洗前、濃度、などのキーワードは、令和4年度の問題を考様させます。あくまで題材の近さであり、問われているものは異なりますが、問われているものを正しく読み取ると、実は令和6年度の(問題1)ととても似ています。条件を1つ変化させた実験2つの結果をふまえて答えを出す、結果をただまとめるだけでなく、その内容を換言する一手問がある、という特徴が踏題されています。そのため、近年の過去開をしっかり解きこんでいった受検生にとっては解きやすい一問でしたが、完全に正解した受検生はそこまで多くないと思われます。鍵となるのは前述の「換言」で、問われているのはシャポン玉の「体様」の比較ですが、資料には体積ではなく、空気入れを押した回数がまとめられています。「回数が多い→シャボン玉に入れられた空気が多い→体積が大きい」という置き換えを正しく説明しきれているかどうかが記述のポイントになります。こういった問題で点数を取り切れるように、過去問の演習をする際には、ただその問題を例題として扱うのではなく、肝となる部分はどこか、を意識して行うとよいでしょう。

〔問題2〕シャボン玉の時問経過による割れ方に関する問題
時問経過により、シャボン玉のまくをつくる液が徐々に下部にたまっていき、薄くなった上部から割れていくことについての実験結果の考察を答える問題です。実験の手順と結果は大変分かりやすく示されており、結果に対しての考察の検証をする実験まで行っていますから、現象についての理解は平易でした。そのため、この問題における得点の差は、問題文の条件通りに解答を作ることができているかどうかによるものが大きいでしょう。適性検査の問題文としての正しい読み取り方をすると、解答には4つの要素を入れなければなりません。それを正しい言語表現でまとめられたかどうかが重要でした。特に、前述の日曜特訓の問題で、現象(時問経過により、シャボン玉の液が下へいくことで、上部がうすくなり割れる)について問うほぼ同一のものを経験していますから、enaで日曜特訓を受講している受検生には特に解きやすい一問であったと言えます。

いかがでしたでしょうか。

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