家庭教師ブログ
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2025.01.20
皆さんこんにちは。家庭教師Camp事務局です。
今回は現在アメリカのロサンゼルスで発生している山火事について解説していきます。
皆さんが小中学校で学ぶことも関係しています。学んだことを思い出しながら読んでください。
ロサンゼルスが大きく発展するきっかけとなったのは19世紀半ばのゴールドラッシュです。
その際に人口が爆発的に増え発展を遂げました。
その後20世紀に入ると日照時間が長いことに目をつけた映画関係者が次々とロサンゼルスにやってきました。
これは現在のハリウッド映画の名前の「ハリウッド」になります。
同時期に航空ショーが始まり、気候・土地・人材などを背景に航空宇宙産業はロサンゼルスの一大産業となりました。
第二次世界大戦後は人種間の対立や冷戦終結に伴う産業形態の変化などに大きく影響を受け続けており、それはアメリカ大都市の持つ宿命とも言えるかもしれません。
山火事が起こる要因の一つに「乾燥」があげられます。
ではロサンゼルスはどうだったのでしょうか。確認しましょう。
ロサンゼルスはアメリカ西海岸のカリフォルニア州の都市として有名です。
そしてロサンゼルスはカリフォルニア州の南側に位置しています。
この州の南側は「地中海性気候」と呼ばれるような乾燥した夏、
少し雨の降る冬といった「温帯」に属しています。
冬に雨が降ると言っても年間降水量は東京の1/3ほどしかありません。
1年を通して比較的乾燥していると言えるでしょう。
またこの地域には特有の「サンタ・アナの風」という風が存在しています。
これは秋から冬を中心にして、南ロサンゼルス盆地に陸から海に向かって吹く高温で乾燥した風です。
ではなぜ山火事は発生してしまうのでしょうか。
山火事の発生原因は「自然発生」か「人為的要因」に大別することができます。
自然発生は乾燥した落ち葉や枯草が摩擦することで種火が発生し、
周りも乾燥しているため火が広がりやすい状況であり、火災が広まっていきます。
人為的要因は放火・焚火・タバコなどがあげられます。
今回の山火事の原因は分かっていませんが、乾燥している土地では一度火災が発生すると広がりやすいということが分かりますね。
今回の山火事が発生した際の状況について整理してみましょう。
先程ロサンゼルスはそもそも乾燥しているという旨を説明しました。
今回は加えて、昨年10月以降のロサンゼルス市街地での降水量は平年の3%程度だったことと、
過去2年間は記録的な大雨が降り、植生が繁茂して燃料になってしまったということです。
(自然発生だとすれば)そのような状況にサンタ・アナの風が吹けば、山火事が発生するのはある種の必然だったかもしれません。
私たちは遠い国で起こった山火事から何を考えることができるでしょうか。
私は、「なぜ」ということを追求することだと考えています。
なぜ、この国のこの地域で発生したのか? なぜ、ここまで大規模に広がったのか?といったように物事の表面的なことだけではなく、その裏にあることにまで目を向けられると良いと思います。
恐らく「なぜ」を考えている間に自分の分からないことにぶつかって調べ、物事の本質に少し気が付くかもしれません。
恐らくその力は都立中・都立高が求めている力なのではないかと私は思います。
日常の出来事をただ俯瞰するのではなく、一歩踏み込んで考えられるといいかもしれませんね。
出典・参照
①https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900016316.html?page3
②https://wired.jp/article/california-wildfires-2025-santa-ana-winds-pacific-palisades-hurst-eaton-los-angeles/
③https://weathernews.jp/s/topics/202501/080105/
④https://www.us-lighthouse.com/la-guide/travel/weather.html#01
本日も最後までブログをお読みくださいまして、ありがとうございました。
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