家庭教師ブログ
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2024.05.18
こんにちは。あたたかな春から、段々と夏を感じる気候になってきました。
チョウやツバメなどを見かけた方も多いかと思います。
本日は私立中で出題される理科の範囲から、動物と季節の関係について紹介します。
季節が変化すると、気温も変化しますね。そんな気温の変化にともなって、体温が変化する動物を変温動物といいます。昆虫や魚類、ハチュウ類は変温動物です。
これに対して、気温が変化しても体温をほぼ一定に保つことができる動物を恒温動物といいます。鳥類、ホニュウ類があてはまります。
動物は体温が下がるとからだを動かしにくくなるため、変温動物と恒温動物とでは、冬のすごし方に大きなちがいが見られます。
フナやコイなどの魚類は早春から初夏にかけて、カエルやサンショウウオなどの両生類は冬眠からさめて産卵をします。シジュウカラなどの鳥類も、えさの昆虫などが活動を始めると、卵を産んであたため、ひなを育てます。
南の国で冬をすごしたツバメやカッコウなどの夏鳥が、次々に日本へ渡ってきます。ツバメは日本で子育てをします。
※ツバメは、民家のなど人間の生活している近くに巣をつくります。ネコやヘビといった敵から身を守るためだと言われています。
春に見られる昆虫には、ナナホシテントウ、キチョウ、ミツバチ、アリ、アブのように成虫で冬をしたものや、モンシロチョウ、アゲハチョウのようにさなぎで冬を越し、春に羽化して成虫になるものがいます。また、カブトムシ、ギンヤンマのようにで冬を越し活動を始めるものや、カマキリ、トノサマバッタのように卵で冬を越し、春にふ化して成虫になるものもいます。
夏は気温や水温が高くなり、昆虫の活動も盛んになります。
樹液に集まる昆虫:カナブン、オオムラサキ、ススメバチ、カブトムシ、クワガタ
鳴く虫:セミの仲間
水辺の昆虫:ギンヤンマ、シオカラトンボ、アメンボ、ミズスマシ、ゲンゴロウ、タガメ、トンボの幼虫のヤゴ
イノシシやキツネ、リスなどのホニュウ類もこの季節に子どもを産んで育てます。
気温や水温が下がり、エサの少なくなるこの時期は、南の国に渡るものや、冬眠をするものがいます。
サケやアユは秋に川で産卵して一生を終えます。ウナギは秋に海へ出て産卵をします。
日本で夏をすごし、子育てをしたツバメなどの夏鳥は秋になると南の国へ渡っていきます。また、ハクチョウやマガモ、ツグミなどの冬鳥が北の国から渡ってきて、冬を越します。
山で生活していたウグイスなどは、平地におりてきます。
変温動物の両生類(カエルなど)やハチュウ類(ヘビなど)は、秋が近づくと盛んにエサをとり、冬眠の準備をします。冬眠には大きく分けて3つのタイプがあり、カエルやヘビ、カタツムリなどは気温が下がると体温が下がり冬眠します(カエル型)。ホニュウ類であるコウモリやシマリスは、恒温動物ですが気温が一定以下になるとエネルギーを節約するために体温を下げ冬眠します。しかし体温は1℃以下になることはありません(コウモリ型)。クマは冬眠をしますが、コウモリなどと違い体温をほとんど変えません(クマ型)。
いかがだったでしょうか。
今後も様々な受験情報をお届けできればと思います。お楽しみに!
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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