家庭教師ブログ

【2024年度最新版】2024年度 お茶の水女子大学附属中学校 検査Ⅱについて

2024.04.17

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こんにちは。家庭教師Campの深川です。

本日は、2024年度 お茶の水女子大学附属中学校 入学検定についてご紹介していきます。

お茶の水女子大附属中(略して「お茶中」)の入学検定問題には、

「検査Ⅰ」「検査Ⅱ」「検査Ⅲ」の3種類があります。

検査Ⅰ:「国語」の知識・技能、情報活用能力・言語運用能力をみる検査(30分)

検査Ⅱ:「算数」の知識・技能、数理的思考力をみる検査(30分)

検査Ⅲ:「理科」「社会」の知識・技能、思考・判断・表現等の力、および教科の枠を超えた思考・判断・表現等の力をみる検査(45分)

 

本日はふたつめの「検査Ⅱ」の問題分析についてお伝えいたします。

なお前回記事には「検査Ⅰ」についてご紹介しましたので、こちらも合わせてお読みください。

【2024年度最新版】2024年度 お茶の水女子大学附属中学校 検査Ⅰについて

早速参りましょう!

 

検査Ⅱ

 1⃣ 山極寿一『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』

前年度より文章量が大幅に減りました問題数が一問増加しましたが、それ以上に時間

余裕

あったはずです。確実に正解したい問題も多く、ここを落ち着いて解答できたかどうかがカギでした。

 

〔問1〕 脱文挿入問題

典型的な脱文挿入問題です。脱文を確認すると、今後人間ついて述べていくことがわかりますから、サルの話から人間の話に移行する段落を選べばよいことになります。

 

〔問2〕 接続詞を入れる問題

文中に2つある空欄に共通して入れる接続詞を選びます。どちらも前後の内容から逆説的な接続詞を選べばよいと分かります。確実に正解したい問題でした。

 

〔問3〕 空欄補充問題

空欄にあてはまる語句を考えます。時間と金を消費してきたことは何と逆行する内容だったかを考えると、すぐに答えを選ぶことができました。

 

〔問4〕 指示語から考える問題

指示語から課題の内容について確認していきます。

クマやカモノハシには必要のない課題だとありますから、前の内容から人間には強くかかわる課題だと考えられます。

 

〔問5〕 文章の内容を把握する問題

サルと人間の食事を比較し、サルと人間が正反対であるといえる内容を確認していきます。

正反対とあるので、それぞれに触れられている内容であるはずだと考えられます。

今回は段落数が少ないですから、ポイントを絞って見つけに行けたかどうかがカギでした。

 

〔問6〕 文章の内容を把握する問題

 

「黙食」と「個食」の違いを踏まえ、「個食」の内容をまとめていきます。違いに触れるわけですから、それぞれの共通点と相違点をまとめてから解答をつくりましょう。

 

〔問7〕 空欄補充問題

文中の空欄に語彙を入れる問題です。空欄の一文の「でも」から前の内容をとり、

空欄の前後の内容を認識すれば容易に解答できました。

 

〔問8〕 文章の要旨に関する問題

「個食」が社会にどのような問題をもたらしているかを問う問題です。

「個食」について筆者が批判的な意見を持っていると読めれば、すぐに解答できました。

 

〔問9〕 漢字を書く問題

やや書きなれない漢字が出題されましたが、じゅうぶんに全問正解できる何度でした。

 

〔問10〕 文章と図の読み取り問題

図の食事会が「人間社会の関係づくり」につながるとし、「人間社会の関係づくり」とは何を指すのかについて問う問題です。

図があって戸惑ったかもしれませんが、結局は図の具体例が本文においてどのように抽象内容として書かれているのかを探す問題でした。

抜き出しということもあり、正解したい問題でした。

 

 

2⃣  「フェイクニュースと情報に対する意識調査」

 

前年度は思考し、自分で解答を記入する問題が見られましたが、今年度はシンプルな読み取り問題となりました。

落ち着いて選択肢を確認すればとれる問題ばかりだったので、易化したといえるでしょう。最後の記述問題も方向性を定めやすいものでした。

 

〔問1〕 図から読み取る問題

図を確認し、読み取れる内容として正しいものを選びます。

割合等は正しいものの、読み取れない、言い過ぎである内容等も含まれるので、すべての選択肢をしっかりと認識する必要がありました。

 

〔問2〕 図から読み取る問題

調査結果に対する考えとして適切なものを選びます。こちらも、割合や内容の正しさを確認し、確実に解いていきたい問題です。

 

〔問3〕 自分の意見を記述する問題

70~100字以内で、フェイクニュースやデマを簡単に信じないようにするために記事やニュースを読む際にどうするとよいかを考えます。

図を参考にしますから、そこから答えの要素をつくっていきます。そこをヒントにすると方向性が見えてくるはずです。

検査Ⅱの問題分析はここまでです。

 

いかがでしたでしょうか。

来年度受験の方、志望校として検討していらっしゃる方いずれもご活用いただけましたら幸いです。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

 

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【この記事を書いた人】
深川佐知子
【略歴】
指導歴30年以上のベテラン。現在はena個別の校長を務め、大学受験では早稲田大学や東京薬科大学、高校では立川・国分寺・中大附属高校などに合格者を輩出。自身の子供も中学受験を経験し駒場東邦中学に進学後、東京大学に合格した。どの学年で、どんな勉強をしたらよいのか、など、教育者と保護者の視点から情報を発信していきます。

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