家庭教師ブログ
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2024.02.29
こんにちは、家庭教師Campライターの瀧本です。
高校3年生の中には
受験が終わって入学準備に入っている、という方も、
まだまだ粘り強く勉強を頑張っている方もいらっしゃることでしょう。
卒業式も間近ですね。
この時期の高3生のひとりひとりには、それぞれ歩む人生の分かれ道が開かれていて、
高校3年生だった当時の私は、
🙁 (クラスの友人たちと自分はもう違う時間を生きているんだな)、
としみじみしていたものです(そして予備校に入学することになります)。
そんな先輩との別れが寂しくなる
新高2・新高3のみなさんは、その姿をよ~く見ておいてくださいね!
このシリーズでは、新高2・新高3のみなさんに向けて、
大学入試の動向について、いわゆる一般選抜ではない「推薦入試」のお話をしてきました。
😐 高1からの成績は微妙だし、指定校推薦とか無理だし~
😕 総合型推薦??よくわかんないし~
という方、こちらの記事を読んで、今から進路のことを考えてみませんか。
前回のブログで選抜方法の種類について、
さらに具体的に、出願要件についてまとめてみました。
また、多くの大学・学部で課される小論文についてもこちらの記事にまとめています。
続く回では、学力検査(ペーパーテスト)の実態について見ていきました。
いわゆる推薦入試で入学すること=NO勉でイケる!!というわけではなく、
むしろ学部や大学側は、何の形式であれ入学する学生たち全員に対して
一定以上の学力を求めていることがわかります(当然といえば当然のことでした)。
さて、このシリーズの締めくくりになりますが、
大学入試の最新トピックスについてまとめてみました。
早速参りましょう!
たとえばイクメンであるとか、ワーママであるとか、
ある性別と社会的属性を結び付けて示す片仮名言葉はあまり趣味のいいものとはいえませんが、
今回あえて使わせていただきますと……
いわゆるリケジョ、という言葉が流行ったのはもう15年以上前になりますでしょうか。
女子学生の理系選択者のことを指すわけですが、
その時代から理系選択の女子は増加しているにしても、
まだまだ理系学部、特に工学系の学部では男子学生が大変を占めています。
女性が少数(マイノリティ)になる分野で、女子学生の割合向上が長年の課題になっているわけですが、
2023年の政府「未来教育創造会議」の提言の中でも、そのことが目標とされました。
そうした課題に対し有力な対策となるものの一つとして、入試に女子枠を設けることが挙げられます。
女子枠は以前から国立の名古屋工業大、私立の神奈川大などにありましたが、徐々に拡大路線にあります。
(余談になりますが、
去年だったか、某理系大学の総長自らが教養系のバラエティ番組に出演し、
女子枠を増やすことが理系大学の生き残る道なのだとはっきり口にされたのには正直驚きました。)
2024年度の入試では、東京工業大、熊本大、東京理科大が女子枠の新設を発表しています。
女子枠は学校推薦型・総合型選抜で設けられています。
募集店員で注目されるのは東京工業大で、
新設の2024年度は4学院(学部)で58名、
定員は2025年度では6学院に広がり143名と、学年定員の14%を占める割合です。
女子割合を2割に引き伸ばすことを目標としているそうです。
女子大の理系学部設置という大きな動きも見られます。
奈良女子大は2022年度に日本の女子大で初となる工学部工学科を開設しました。
2024年にはお茶の水女子大が定員46名の共創工学部を開設します。
理系教育全体の拡充が進められている中で、工学部を目指す女子受験生にとっては魅力のある選択肢が増えています。
他の例ですと、
女子大では、日本女子大学が建築デザイン学部建築デザイン学科、
椙山女学園大学が情報社会学部情報デザイン学科、
京都女子大学が食農科学部、安田女子大学が理工学部生物科学科等をそれぞれ新設する予定です。
さらにもともと文系に寄っている中小規模の大学や地方の大学においても、
理系学部や文理融合型の学部を新設することで、女子学生を期待する動きもあります。
いかがでしたでしょうか。今回は理系の女子学生割合を増やすための各大学の動きを見ていきました。
2018年に発覚した医学部の不正・差別入試についても記憶に新しいですが、
日本全体で女子学生の受験機会が均等になるように、開かれた入試改革を進めていってほしいと切に願います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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