家庭教師ブログ
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2024.01.15
こんにちは。家庭教師Campライターの瀧本です。
1/13(土)・14(日)の先週末は、大学入学共通テストでしたね。
国公立大学受験を迎えるみなさんは、
最初の登竜門でありながら、ほぼそこで受験の大半の命運がかかっている大事な試験です。
また、私大でも共通テスト利用の入試が増えてきていますので、
大学受験を考えている生徒はほぼ全員、通る道でもあります。
この共通テストが来年2025年に変わるのはご存じでしょうか?
来年大学受験を迎える新高3のみなさんはもちろん、新高2の方も!
そして保護者の方もぜひご覧いただきたいと思います。
それでは参りましょう!
新学習指導要領が2022年度の高1から施行されましたが、
2023年度の高2(2024年で新高3)の生徒が受験する2025年入試(2024年度実施)から、
時代の要請に応えるべく新教科「情報Ⅰ」が加わり、入試科目などが変更になります。
まずポイントとして「情報」の共通テスト科目入りです。
これまで「情報」がなかったわけではありません。
1997年より「情報関係基礎」として数学の1科目になっていましたが、来年度からは独立する形になっています。
こちらはこれまでの共通テストが外国語・国語・理科・数学・地歴公民という5科目から、
副教科が1つ追加になったという感覚でしょうか。
なお同じく数学の科目としてカテゴライズされていた「簿記・会計」、先述の「情報関係基礎」は、
2025年共通テストからは両方とも実施しないことになりました。
科目再編ではなく、廃止です。
「情報関係基礎」は内容としても「情報Ⅰ」に引き継がれるかと思われますが、
「簿記・会計」が廃止になることで、商業高校および商業科等の生徒が
今後入試に不利にならない措置をとってほしいと願います。
そういうわけで、数学に関しても、
グループ1の「数学Ⅰ」「数学Ⅰ、A」、
グループ2の「数学Ⅱ、数学B、数学C」と統合されることになったわけです。
そして、情報は国立大学でほぼ必須教科になるのではないか、ということですが……
2023年11月の段階で、東北大、筑波大、東京大、京都大など7割の大学が利用を予定しています。
3割未満の大学(岩手大、お茶の水女子大、九州大など)は選抜によって異なるという回答ではありますが、
志望校の入試科目に入るかどうかをきちんと確認をして、早めの対策をしていきましょう。
私立大学に目を転じてみましょう。
共テ利用では国立大よりは選択率が低かろうと予想されます。
現時点で発表がある私立大学は以下の通りです。
早稲田大、上智大、明治大、学習院大、法政大、中央大、
関西大、同志社大 ……など
いずれも選択科目での利用とのことです。
😆 じゃあ別にいっか!! 勉強しなくても!! 😆
と、明るく諦める私大受験生、ちょっと待った!!
ところで、みなさんは志望校の入試の科目配点を知っていますか?
その中で共通テスト利用の科目がどれだけ配点を持っているか、というのは注目に値します。
例えば2024年度入試の早稲田大の文学部、文化構想学部の配点では、
200満点中で
外国語75点、国語75点、共通テストで課す科目50点となっており、
共テ配点は全体の25パーセントを占めています。
2025年共通テスト利用入試でも、
学習院大学の文学部や英語英米文化学科では
国語150点 外国語(英語)150点 共通テスト利用科目 100点
となっており、こちらも全体の25パーセントを占めています。
😕 結構あるな~という印象ではありませんか???
私立入試は国立大よりも入試科目が少ないですし、
このように配点割合が高くなる傾向があります。
共通テストをないがしろにできない理由はここにあります。
そういうわけですので、
各大学の配点を確認し、もし配点が高いようならば、
情報が得意な生徒(中には常識になっている知識も結構多いですよね?)は、
情報Ⅰを先んじて勉強し、盤石なものにしていったほうが有利であることは間違いありません。
また、大学に入学してからも「情報」科目は必修の「一般教養」に入っていることでしょうし、
今から勉強しても何の邪魔にもならないと個人的には思います!!!
逆に余裕のある今から興味を持って取り組むほうが後々ラクになりそうですよ~。
というわけで、本日は共通テストの「情報Ⅰ」に特化してお知らせいたしました。
次回は「科目編成」をテーマにお伝えする予定です。
お楽しみに~!
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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