家庭教師ブログ
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2023.11.15
こんにちは、家庭教師Campライターの瀧本です。
さて、今回から都立自校作成校の紹介シリーズを連載していきます。
記念すべき第一弾は、都立自校作成校最難関である「都立日比谷高等学校」です。
『知の日比谷』をスローガンに掲げる日比谷高校。都心に位置する最難関校の教育内容と入試対策について、さっそく見てまいりましょう。
まずは立地やアクセスから確認していきましょう。都内とはいえ、通学時間がどのくらいかかるのかは非常に重要です。貴重な高校3年間ですから、しっかりと確認しておきましょう。
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-16-1
都内の広い範囲から通学が可能なアクセスの良さは魅力的ですね。東京メトロの路線が最寄りになくても、主要駅での乗り換えで十分対応可能でしょう。
日比谷高校のアクセスマップでは、「八王子」駅から61分、「町田」駅から55分としています。
また、永田町といえば国会議事堂や各政党の本部など、政治の中心としての機能を果たしています。そういった土地や利用者、乗降客が持つ雰囲気というのも、一種の魅力として感じる方もいるかもしれませんね。
日比谷高校の教育目標としては「自立的人格」「学習と教養」「責任と協調」「心身の健康」「文化と平和」の5つを掲げています。最初の「自立的人格」としては、「自律的で個性豊かな、しかも調和のとれた人格を確立し、進んでものごとを実行していく態度を養う。」としており、ただ単に「自律」的ではなく、それ以上の協調性や積極性を求められていることが分かります。
もちろん、日比谷高校は東京都教育委員会から進学指導重点校に指定されており、文部科学省からもスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されています。
また、同じく東京都教育委員会からGlobal Eduacation Network 20に指定されており、理系教育のみならず、外国語教育等にも当然力を入れています。
教師についても、もちろん入れ替わりはあるものの、参考書や教科書を執筆しているような先生も指導されています。
長期休みの宿題量も相当あり、数学の宿題で「夏物語」「冬物語」と呼ばれる名物課題もあるとのことです。
実際にスーパーサイエンスハイスクール(SSH)にどのように取り組んでいるのかというと、1年生では「SSH課題研究Ⅰ」という授業の中で取り組みつつ、2年生からは「理数探究」などの授業も行っています。
フィールドワークや海外研修、高大接続的な授業を行っているようです。
日比谷高校の公式HPでも「SSHだより」などで簡略に紹介されていますので、ぜひ見てみてはいかがでしょうか。
生徒たちの様子を見ると、かなり学業以外にも力を入れている子が多いと感じます。
実際、部活動では野球部、サッカー部などのオーソドックスなものに加え、ダンス部やラグビー部、剣道部と柔道部、弓道部など和の武道もあります。
ラグビー部などは高校3年生でもかなり長い期間活動するので、大学受験との両立が大変だ、という声もありました。中には、高校3年生でも部活動が長く続くため、浪人前提で考えている人もいます。
文化部ではクイズ研究同好会や漫画文芸部、写真同好会や雑草研究部など個性的な部・同好会がみられます。三大行事の一つとして「星陵祭」という文化祭を9月ごろ実施しているので、ぜひ一度は足を運び、在校生の雰囲気を感じ取ってみましょう。残り二つは5月の体育大会、6月の合唱祭です。
大学進学実績についてもトップクラスの成果を出しており、令和4(2022)年度入試では、東京大学に現役生で53人の合格者を輩出しています。
国公立・私立医学部の合格実績もコンスタントに出しています。
また、私立大学では早慶上理を中心に多くの合格者が出ています。海外の大学については年によってムラはあるようですが、この辺りは一概に言える部分ではないですね。
とはいえ、海外大学の受験についても、一定程度の進路指導は行えると思われます。また、難関大学を志望する風潮が生徒・教師ともに強く、そのためには浪人も辞さない雰囲気があります。
都立高校の基本的な入試形態は、①推薦入試と②一般入試ですが、これは日比谷高校も同様です。
どちらにおいても、まず内申点が非常に重要となります。
日比谷高校への合格を目指すのであれば、内申点は基本的にオール5を目指しましょう。
推薦入試においても、目安としては男女ともに素内申44(何か一教科だけが4、他はすべて5)とされています。内申点は素内申で40台、換算内申で60台は欲しいところです。定期テストだけでなく、日ごろの授業や提出物、授業態度などしっかりと努力しましょう。
推薦入試では、小論文と集団討論が課されます。
集団討論はじつに4年ぶりに2024年推薦入試から復活することになりました。
入試ぎりぎりまでしっかりと対策する必要があるでしょう。
中学でも対策はやってくれると思いますが、自分でも想定される問答を用意して臨んでくださいね。
小論文では、国際系・環境系の資料問題や議論、あるいは投票方式における違いといった、高度な内容が取り扱われています。
一般入試では、自校作成校であるため、日比谷高校独自の問題が出題されます。
日比谷高校では国語・数学・英語の3教科が独自作成問題となり、理科と社会については都立共通問題を使用します。
内申点が300点、筆記試験が700点の計1000点満点となります。また、昨年度度からは都立高スピーキングテスト(ESAT-J)の導入があります。
都立高等学校では、学力検査の得点と調査書点の合計(1000点満点)にこのESAT-J結果の点数(20点満点)を加え、総合得点を算出します。
ここからは日比谷高校の入試対策について、簡略に書いていきます。内申点については先に触れた通りですが、理科・社会もおろそかにはできません。
理科・社会は共通問題を使用しますので、国語や数学、英語に比べれば相対的には簡単です。
しかし、それはライバルたちにとっても同じことですので、まずは高い理社の得点力、安定して高得点を取る力を身につけましょう。
学習指導要領などの変化もありますが、まずは基礎知識を十分確認し、過去の都立高校入試の問題をこなしていきましょう。日比谷高校への合格を考えると、9割は安定して得点できるようにしておきたいところです。
国語・数学・英語は独自作成になりますが、ここでの得点力が合否を分けます。
国語では、令和4年度は記述問題が大幅に削られ、課題文の内容が難しくなりました。まずは漢字の読み書きで確実に得点すること、読解や作文を最短で解き終えるスピード感が大事です。国語は受験者平均点が50点台だったところから急激に上がってきており、今後難化する可能性もあります。
数学はそれぞれの単元の理解はもちろん、関数と平面図形の融合問題といった、複合的な問題に対処できる力が必要です。座標系を意識した思考力や、平面・立体を問わない図形の対応力がカギとなります。そしてもちろん、最初の問題である計算問題は、確実に得点することが求められます。平均点に波はあるものの、受験者平均点は近年60点台です。国語同様上がっている傾向ですが、まずは拾える問題を確実に拾いましょう。
英語については、リスニング・対話文読解・長文読解・英作文というスタンダードな構成ですが、長文の単語レベル、文章量はかなりハイレベルです。
注釈を何度も確認しながら読み進める時間はないので、速読力が重要です。近年の受験者平均点は60点台前半で安定しています。
そこで、日比谷高校対策としてぴったりなのが、オンライン家庭教師の家庭教師Camp「都立高最難関受験コース-自校作Camp-」です。オンライン家庭教師の家庭教師Campは、2022年度入試において日比谷高校・西高校・国立高校や戸山高校・立川高校といった都立最難関校への合格者を輩出いたしました。
前述のような日比谷高校に向けた対策ができるのはもちろん、オンラインのマンツーマン指導なので分からないところをしっかり解説してもらうことができます。また、自校作Campでは自らも都立自校作成校に合格した教師たちが指導することもできますので、その学校にあった細かいポイントや、受験勉強のノウハウなども指導できます。
また、昨年度(2023年度)から始まった「都立高校スピーキングテスト」の対策も、家庭教師Campならオンラインにて対策可能です!
上述のように、スピーキングテストの満点20点分は、調査書点300点と筆記点700点の合計1000点に加える形になります。
実は、主要5教科の内申点約4つ分に相当する点数が、スピーキングテストに割り振られていますので、
😥 「内申点が志望校に少し足りない……」という方ほど、スピーキングテスト対策が功を奏します!
入試まで10日となりましたが、ぜひ一度ご相談くださいませ。
都立日比谷高校を志望されている方は、ぜひ一度家庭教師Campまでお問い合わせくださいませ。
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