家庭教師ブログ
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2023.10.11
こんにちは。家庭教師Campの深川です。
前回は「EQが高い子を育てよう!」というタイトルで書かせていただきました。
今回は「勉強ができる子ってどんな子?」という内容で書いてみたいと思います。
何もしなくても勉強ができる子ども、ときどきいますね。
授業中ずっと寝ていたのに東大に受かったとか、小学生なのにすでに大学の勉強が理解できるとか・・・そういった特殊な例はちょっと横に置いておこうと思います。
そういった子どもは、とびぬけた地頭を持っているのかもしれません。
しかし、そもそも地頭が良いだけで勉強ができるようになるのでしょうか。
例えば、巧妙な詐欺事件とかを耳にすることがあります。
手の込んだ詐欺事件を起こすなんて、よほど頭が良いのでしょう。
その能力を別のものに使ったら世の中の役に立っていたことでしょう。
しかし、そういった事件の後追い記事を読んでみると、たいてい、小さいころから勉強が嫌いで・・・と報道されていることが多いようです。
私は素直な子が一番伸びると思っています。
長年、教育の仕事に関わってきた経験から、ある意味、素直さが一番とさえ言いきってよいのではないかと思います。
ここで誤解して頂きたくないのが、素直とは、大人の都合が良いように、なんでも大人の言う事に従うこととは全く違うことです。
どんなに小さな子であろうと、自我が芽生えれば、自分の考えが生まれ、自分の意見を持ちます。
大人から見て、なんと幼い考え方だと思っても、その子にとっては精一杯の考えなのです。大人にその考えを否定する権利はありません。
これは英語の授業中によくあることですが、英語が苦手な子は英語が無くなれば良いと思っています。
当たり前です。その結果、こんな発言が口から出てくるのです。
😡 「なんで、英語なんて習わなきゃいけないんですか?日本語でいいじゃないですか。いっそのこと、世界中の人に日本語をしゃべってもらうように法律を変えたらいいんですよ。」
英語苦手くん、あるいは、苦手さんは100人が100人同じようなことを言います。
また来たかと思わずクスっと笑ってしまうくらいです。
私の答えは毎回同じです。
🙂 「日本語を話す人は世界から見たら少ないんだよね。英語はいろいろな国の人も世界共通語として話せるから、便利なんだよ。その英語を日本語にしたいなら、君が一生懸命英語を勉強して、世界中の人に日本語を話すメリットを説明するしかないよ。」
ここで、子どもは英語に向き合うしかないと諦めます。
さて、ここからが本題なのですが、子どもの向かう方向が2つのタイプに分かれます。
ぐずぐず言いながらも、こちらのアドバイスも受け入れて何とか勉強をしていくタイプ。
「なぜ、英語が必要なのか」理屈は分かったのに、どうしても素直になれずに、勉強に向かえないタイプ。
この前者であれば学力は付いていきます。
後者であると、学力がなかなか伸びないことになってしまいます。
ぶつぶつ言いながらでも、言われたことをきちんとやれる子は努力に応じて成績が伸びていきます。
反対に、表面上では何の反抗もしないように見えても、頑として人の話に耳を貸さない子はなかなか成績が伸びていきません。
もう1つ学力が伸びていく子の特徴があります。ブルドーザーのようにガシガシと勉強ができるかどうかです。
得意な科目については、分厚い問題集なり参考書なりを自力でがつがつ解いていける能力が身についていることが重要なのです。
実はこれは素直さとつながっています。
少しかじっては放り投げ、少しかじっては放り投げを繰り返していると、勉強ではなくても、どんなことでも身には付きません。
例えば、ゲーム大好きな小学生が受験期になるとゲームを取り上げられ、ゲームをしていた時間を勉強にあてるようになったりします。
ゲームにのめり込んでいたのと同じ集中力で勉強ができたらしめたものです。
そんなの夢です、とおっしゃる方もいられるかも知れませんが、方向転換がうまくいけば、勉強にだって集中します。
また、別の例で書きますと、部活に全力投球をしていた子どもが引退します。
その後、何をやったら良いのかわからずボーっとしてしまう期間があったりもします。
しかし、そういった子どもが勉強に向き合うことができたら、それは強い力を発揮するのです。
部活にすべてを捧げてきたように、勉強に打ち込んでいきます。
一般的には「集中力」という言葉がつかわれそうですが、それとはちょっと違います。
勉強をやりぬく「脳の体力」みたいなものです。
頭が良いも悪いもない、ただただ「脳の体力」を使って、
ある意味肉体労働のように勉強をするかどうかです。
お子さんを勉強できる子にしたいのならば、素直さと脳の「体力」が重要と覚えていてください。
どうやったら素直に育つのか、どうやったら脳の「体力」がつくのかは、
また、機会があったら書かせていただきます。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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