家庭教師ブログ

【育児・教育コラム】EQ(心の知能指数)が高い子を育てよう!

2023.10.03

 

こんにちは。家庭教師Campの深川です。ご無沙汰しております。

今回は「EQが高い子を育てよう!」というタイトルで書いてみたいと思います。

 

【育児・教育コラム】EQ(心の知能指数)が高い子を育てよう! ◎EQの高さは受験を乗り切る力

 

IQは聞きなれた言葉だと思いますが、EQをご存じですか?

 

EQとは平たく言えば「心の知能指数」を意味します。

感情をうまく管理し、利用する能力」と言い換えることもできます。

最近ではIQが高いよりもEQが高い人材をほしがる企業も多いらしいです。

これは個人的な考えですが、EQが高いお子さんは、例えば受験に非常に有利だと思うのです。

EQが高ければ、「もう勉強は嫌!」と投げ出す前に、

「ちょっと待って。今、疲れているだけならば、休憩をとろう。」とか、

「一時の感情に負けてしまったら、後で後悔するぞ。」などと冷静に自己分析ができます

そのようなお子さんは受験をうまく乗り切っていけます

 

【育児・教育コラム】EQ(心の知能指数)が高い子を育てよう! ◎親の接し方でEQは決まる

ところで、皆様は、公共の乗り物の中でお子さんが大泣きをしたときにどのように対処されますか。

私が幼かったころには、子どもは親にひたすら怒られていました

そういった価値観の時代だったのです。その是非はともかくとしてです。

 

【育児・教育コラム】EQ(心の知能指数)が高い子を育てよう! ◎これではEQは高くならない

 

最近、親の子どもへの対応にいくつかのパターンがあることに気づきました。

 

まずは、親がひたすら謝るタイプ

「こんなところに連れてきてごめんね。お母さんが悪かった。本当にごめんね。」と言い続けています。

 

次はやたらに誉めるタイプ。

「こんなに混んでいる乗り物に乗っていて偉いよね。ずっと我慢してたんだよね。〇〇ちゃんは本当に偉い子だよね。」と褒めまくっています。

 

それから、周りの人の視線を気にさせるタイプ

「泣いてたら、運転手さんから怒られるよ。他の人も嫌な顔をしているよ。」と親の感情は抜きにしてほかの人の立場を優先させています

 

謝られ続けた子どもは、無意識のうちに「悪いのは相手だ」と思うでしょうし、

褒められ続けた子は「自分は偉い」と思ってしまうでしょうし、

人の視線ばかり気にしていたら「内省しない子」になってしまうのではないでしょうか。

 

もちろん、性格には様々な要素がありますから、表面的には人と円満に過ごすこともできるでしょう。

しかし、「三つ子の魂百まで」なのです。

自分の言葉をまだまだ話せない赤ちゃんだって、親のいう事を耳で聞き、

その場の雰囲気を体全体で感じ取っているはずです。

 

【育児・教育コラム】EQ(心の知能指数)が高い子を育てよう! ◎EQを高くして受験を乗り切れる子どもにしたいなら

 

 ~当たり前のことを語りかける~

昨今、子どもに語り掛けることの重要性が説かれるようになりました。

ただ、語り掛ければ良いというものではないと思うのです。

最初に書いた例で言えば、

「謝る」・「ほめる」・「人の視線を気にさせる」

こういったことの前にもっともっと普通のことをたくさん語り掛けたらよいのではないかと思います。

「泣きたいのは仕方がないけれど、ここには、たくさんの人がいてね、あなたが泣くと迷惑になるから、静かにできないかしら。暑いの?喉が渇いたの?眠いの?ママにもよく分からないんだけど、静かにできるかな?」

こういった一言をかけた上で、コートを脱がしたり、水分を与えたり、あやしてやったり・・・そんななんでもないことが必要な気がします。

その結果として泣き止まないこともありますが、子どもの潜在意識の中にはこういった言葉がすりこまれていくのだと思うのです。

 

~受験に必要なのは忍耐力~

100%完ぺきな人間なんて一人もいません。

ただ、小さいころから、物事の道理何が良くて、何が悪いのかしっかりと教えておいた方が良いと思います。

善悪をしっかり身に着けていれば、大人になってからも物事の判断基準がぶれないからです。

 

例えば、子どもが妙にはしゃいでいる場合、皆様ならどうされますか。

最近、どうも、「静かにしてね。」と言う親が少ない気がします。

場合によっては、はしゃいでいる子どもをスマホのビデオで撮って楽しんでいることすらあります。

これでは、子どもは「静かにしなければいけないところ」、「騒いでもいいところ」の区別がつかないまま大人になってしまいます。

楽しければどうでもいいという考え方も何かが少しずれている気がします。

学校の授業も楽しければいい、つまらないものはよくない、ひいてはこんな考え方にならないでしょうか。

人が人として生きていくためには、忍耐力が必要です。

この忍耐力はどうやら小中学生までに身に付くものらしいのです。

この時期までに忍耐力を付けられなった子どもは社会に適応できないケース多いということが、心理学的に立証されています。

義務教育が終わるまでが親の責任なのです。

子どもは本当にかわいいです。

かわいいからこそ、いいことはいい、駄目なことは駄目としっかり教えてあげてほしいと思います。

親の役割はお母さんだけにあるわけではありません、

お父さんとお母さんがよく話し合って、我が家の方向性を決めて、一緒に子育てをしてほしいのです。

この記事を読んでくださっているような意識の高い親御さんであるならなおさら、

子どものEQを高めて、受験を成功させましょう。

 

ブログを最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

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【この記事を書いた人】
深川佐知子
【略歴】
指導歴30年以上のベテラン。現在はena個別の校長を務め、大学受験では早稲田大学や東京薬科大学、高校では立川・国分寺・中大附属高校などに合格者を輩出。自身の子供も中学受験を経験し駒場東邦中学に進学後、東京大学に合格した。どの学年で、どんな勉強をしたらよいのか、など、教育者と保護者の視点から情報を発信していきます。

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