家庭教師ブログ
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2023.07.22
こんにちは。家庭教師Campライターの杉浦です。
最近暑い日が続きますね。
全国で梅雨明けの時期ですが、既に夏本番という気温に感じます。
さて、夏の暑さについて「最高気温」は何度かご存知ですか?
本日は日本や世界の最高気温、そして暑さの原因や対策法をご紹介します。
気象庁によると、日本国内でこれまでの最高気温は2018年に埼玉県熊谷市で記録した41.1℃でした。
また同じく41.1℃を2020年に静岡県浜松市で記録しました。
最高気温のランキングを見ると、埼玉県・岐阜県・群馬県など海のない内陸県が多く並んでいます。
これは海からの冷たい風が届きにくく、また届く頃には途中で暖められてしまうからだといわれています。
また風が山を超えて降りてくる時に気温が高くなる「フェーン現象」の効果もあるといわれています。
ところで、天気予報でよく聞く「猛暑日」とは何か知っていますか?
これは気象庁の予報用語で、
最高気温が35℃以上の日を猛暑日、
30℃以上の日を真夏日、
25℃以上の日を夏日といいます。
更に日本気象協会によると、40℃以上の日を酷暑日と表現するそうです。
反対に寒い日は、最高気温が0℃未満の日を真冬日といいます。最低気温が0℃未満の日を冬日といいます。
「世界一暑い場所」とよばれています。アメリカ西部のカリフォルニア州に広がる乾燥地帯で、デスバレー国立公園はアメリカでも最大の面積を誇ります。
「死の谷」という名前のとおり、四方を山脈に囲まれた独特の地形から熱がこもりやすく、最も低い地点は海抜マイナス86メートルと海面よりも低くなっています。
今から約100年前に観測された数値のため、正確な気温かどうかの議論もあります。
しかしその後も2020年に54.4℃を記録するなど、世界で最も暑い場所のひとつであることは間違いありません。
チュニジアのケビリ県が第2位です。
チュニジアは北アフリカにある国で、首都はチュニスです。
正式名称の「アル・ジュムフーリーヤ・ッ・トゥーニスィーヤ」は「チュニスを都とする共和国」という意味だそうです。
北側には地中海やイタリアのシチリア島、西にはアルジェリア、南東にはリビアが位置します。
ケビリはアルジェリアとの国境付近にあり、ジェリド湖というサハラ砂漠北部最大の塩湖があります。
夏は気温40℃を超え暑く、冬はマイナス5℃まで下がるという気温差の激しい過酷な地域です。
しかしケビリには約14万人が暮らしており、人が活発に住む地域としては世界で最も暑い場所といえますね。
イランの都市アフヴァーズは、日本ではアフワズとよばれます。
イランは中東アジアにあるイスラム教の国家で、首都はテヘランです。
イランはかつて「ペルシャ」とよばれており、古くからある文明が栄えた地域です。
アフヴァーズはフーゼスターン州の州都で、多くの油田があるイラン有数の工業地帯です。
夏の平均気温は45℃と非常に暑い地域で、周囲は砂漠で夏はほとんど雨が降りません。
そのため砂嵐やダストストームが発生します。
冬の気温も18℃近くまで上がり、雪が降ることはまずないそうです。
油田が開発されてから大気汚染がひどく、2011年には世界保健機関(WHO)から「世界で最も汚染された街」と指摘されています。
2023年7月4日の地球の平均気温は17.18℃でした。これは記録が始まった1979年以来で最も暑い日となりました。
気象学者の分析によると、過去12万5000年間の中でも最も暑い日だったとの分析もあります。
そして気候変動は世界各地に被害を出しています。
中国では、余りの暑さに豚や鶏が熱中症で死んでしまう事件も起きています。
この気温上昇の原因として、地球温暖化が問題視されています。
大気中に二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスが増加することで、太陽からの熱が宇宙空間に逃げず、まるで地球が温室のように暑くなる現象です。
人間が石油や石炭を燃やしてエネルギーをつくると、空気中に二酸化炭素が排出されます。
このような化石燃料由来の炭素の排出を減らさないと、気温は今後も上昇すると考えられています。
フランスのパリで2015年に採択されたパリ協定では、世界の平均気温の上昇を「産業革命前から1.5℃未満」に抑えるという目標が掲げられました。
しかし世界気象機関は2023年5月に、2027年までにこの基準をオーバーしてしまう可能性があると警告しています。
気温上昇を防ぐ、身近な2つの取り組みを紹介します。
1つ目は節電です。現在日本の発電は多くを火力発電に頼っています。温室効果ガスの排出を減らすために、まずは節電の意識を持ってみましょう。
例えばエアコンの設定温度を1℃上げるだけで、年間の二酸化炭素排出量を約8kg減らすことができるといわれています。
2つ目は打ち水です。
日本で気温が暑くなる原因のひとつに、ヒートアイランド現象があります。
道路に使われるコンクリートやアスファルトは、土よりも熱がたまり気温が下がりにくくなります。
そこに水を撒く「打ち水」により、蓄熱を減らすことができます。水が蒸発する際の気化熱の働きで周囲の温度を下げるからです。
また、水が地表にある状態にすると地面の気温が上がりにくくなり、濡れた地面を通る風も冷やされて涼しくなります。水が蒸発する際、打ち水をした場所の気圧が上がり、空気が流れることで風が生まれる効果も期待できます。
高校入試の社会では、気温や降水量を表した雨温図の問題は頻出です。
中学入試でも、地球温暖化やその対策に関する問題は頻出です。
ぜひ、日本や世界の気候について調べてみましょう!
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