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横浜市立南高等学校附属中学校の入試対策|公立中高一貫校に合格するには?

2026.09.09

横浜市立南高等学校附属中学校の入試対策|公立中高一貫校に合格するには?

 

横浜市立南高等学校附属中学校は、横浜市内で人気の高い公立中高一貫校の一つです。

6年間の中高一貫教育を生かしたカリキュラムに加え、探究学習や特徴的な英語教育にも力を入れています。

一方、南高等学校附属中学校の入試では、一般的な中学受験で行われる国語・算数・理科・社会の学力試験とは異なり、適性検査が行われます。

では、南高等学校附属中学校に合格するには、どのような対策が必要なのでしょうか。

この記事では、南高等学校附属中学校の学校概要や特色、入試内容、適性検査の傾向、合格に向けた具体的な勉強法について詳しく解説します。


横浜市立南高等学校附属中学校とは?

横浜市立南高等学校附属中学校は、平成24年(2012年)に開校した公立中高一貫校です。

横浜市立として初めての中高一貫教育校として、南高等学校と一体となった6年間の教育を行っています。

教育理念は、

「知性・自主自立・創造」

です。

この理念のもと、

  • 学びへの飽くなき探究心を持つ人材の育成
  • 自ら考え、自ら行動する力の育成
  • 未来を切り拓く力の育成

を教育目標として掲げています。

また、令和8年度(2026年度)から南高等学校は高校からの生徒募集を停止しており、

現在は附属中学校から南高等学校までの6年間を基本とする中高一貫教育となっています。

 

南高等学校附属中学校の所在地・アクセス

所在地は以下の通りです。

〒233-0011
神奈川県横浜市港南区東永谷2-1-1

主なアクセス方法は次の通りです。

  • 横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷駅」から徒歩約15分
  • 「上大岡駅」または「港南中央駅」からバスを利用し、「南高校前」下車

横浜市内から通学しやすい立地も、南高等学校附属中学校の人気の理由の一つといえるでしょう。

 

南高等学校附属中学校の特色

南高等学校附属中学校の大きな特徴は、中学校から高校までの6年間を見通した教育を行っていることです。

附属中学校では、基礎・基本の確実な定着を図りながら、思考力・判断力・表現力を育てる学習にも力を入れています。

また、課題を発見し、自ら考え、調べ、分析し、解決していく探究的な学習にも取り組んでいます。

 

国語・数学・英語を重視したカリキュラム

南高等学校附属中学校では、附属中学校1年から高校1年までの4年間、国語・数学・英語の授業を毎日行うカリキュラムが組まれています。

中学校段階から主要教科の学習時間を確保し、基礎学力の定着と応用力の育成を図っている点が特徴です。

さらに、附属中学校では標準的な中学校より多い週33時間の授業を行っています。

 

探究学習「EGG」

探究的な学習も、南高等学校附属中学校の特色の一つです。

総合的な学習の時間「EGG」などを通して、身近な社会や生活の中から課題を見つけ、調査や分析を行い、自分なりの考えをまとめる学習に取り組んでいます。

こうした教育内容は、南高等学校附属中学校の入学者選抜で求められる「自ら考え、表現する力」とも相性がよいといえるでしょう。

 

英語教育の「ラウンド制」

英語教育では、「ラウンド制」と呼ばれる特徴的な指導法を取り入れています。

ラウンド制は、1冊の教科書を複数回にわたって異なる方法で学習する指導法です。

最初は英語を聞いて内容を理解し、その後、音と文字を結び付けたり、音読したり、自分の言葉で内容を説明したりするなど、段階的に学習を進めます。

このラウンド制は、南高等学校附属中学校で開発された指導法として知られており、現在も英語教育に取り入れられています。

 

南高等学校附属中学校の大学合格実績

南高等学校では、東京大学、東京科学大学、一橋大学、横浜国立大学などの国公立大学をはじめ、

早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学など、

難関大学への合格者を数多く輩出しています。

2026年度の実績では、東京大学6名、東京科学大学8名、一橋大学3名、横浜国立大学14名などの合格者が確認されています。

私立大学についても、早稲田大学39名、慶應義塾大学16名、上智大学21名、東京理科大学50名、明治大学52名などの合格者が出ています。

ただし、これらは南高等学校全体の大学合格実績です。

附属中学校から南高等学校へ進学した内部進学生だけの合格実績ではない点には注意しましょう。

 

南高等学校附属中学校の入試内容

南高等学校附属中学校の入学者選抜では、適性検査Ⅰ適性検査Ⅱが実施されます。

以前は適性検査Ⅲも実施されていましたが、現在は適性検査Ⅰ・Ⅱの2つとなっています。

 

2027年度の募集定員と試験時間

2027年度(令和9年度)の募集定員は160名です。

適性検査は以下の時間で実施されます。

検査 試験時間 所要時間
適性検査Ⅰ 9:15~10:00 45分
適性検査Ⅱ 10:40~11:25 45分

適性検査Ⅰ・Ⅱはいずれも45分です。

また、適性検査の結果だけではなく、調査書も選考資料として使用されます。

そのため、南高等学校附属中学校の受検を考える場合は、入試直前の対策だけではなく、小学校での学習にも日頃からしっかり取り組むことが大切です。

 

南高等学校附属中学校の適性検査Ⅰの傾向

適性検査Ⅰでは、文章・図・表・データなどの資料を読み取り、課題をとらえて適切に表現する力が問われます。

一般的な中学受験の国語とは異なり、文章を読んで答えを選ぶだけではありません。

複数の資料を比較し、必要な情報を整理したうえで、自分の考えを文章で説明する力が求められます。

 

適性検査Ⅰで必要な力

特に重要なのが、次のような力です。

  • 長い文章を正確に読み取る力
  • 図や表、グラフから情報を読み取る力
  • 複数の資料を関連付ける力
  • 問題の条件を整理する力
  • 自分の考えを文章で説明する力
  • 指定された字数や条件に合わせて記述する力

南高等学校附属中学校を目指すのであれば、普段から文章を読むだけでなく、「なぜそう考えたのか」を説明する習慣をつけておくことが大切です。

 

南高等学校附属中学校の適性検査Ⅱの傾向

適性検査Ⅱでは、自然科学的・数理的な問題を分析・考察し、問題を解決する力が問われます。

算数や理科の知識をそのまま答える問題だけではなく、資料や条件を読み取り、それらをもとに考察する問題への対応力が必要です。

 

適性検査Ⅱで必要な力

適性検査Ⅱの対策では、次のような力を身につけておきましょう。

  • 条件を整理する力
  • 数量関係を把握する力
  • 図や表に情報を整理する力
  • 規則性を見つける力
  • 実験結果から考察する力
  • 答えに至るまでの過程を説明する力
  • 限られた時間で問題を処理する力

特に重要なのが、算数・理科の基礎学力です。

適性検査だからといって、算数や理科の基本的な知識や技能が必要ないわけではありません。

割合、速さ、比、図形、規則性などの算数分野に加えて、理科の基本的な現象や実験についても、しっかり理解しておきましょう。

 

南高等学校附属中学校に合格するための勉強法

南高等学校附属中学校の適性検査対策では、知識を覚えるだけの学習ではなく、「読んで、考えて、整理して、説明する」学習が重要です。

ここでは、具体的な勉強法を紹介します。

 

 

① 読解力を鍛える

まずは長い文章を正確に読み取る力を身につけましょう。

新聞記事や説明文、科学読み物などを読む際には、単に内容を読むだけではなく、

★「この文章で一番伝えたいことは何か」

★「筆者はなぜこのように考えているのか」

を意識することが大切です。

読んだ文章を100字程度でまとめる練習も効果的です。

 

② 資料を読み取る練習をする

適性検査では、グラフや表、図、地図などの資料を読み取る力も重要です。

例えば、グラフを見て、

★「どのような変化があるのか」(より具体的に→限られた期間・範囲の中で増加・減少があるか)

だけではなく、

★「なぜこのような変化が起きたのか」

まで考えてみましょう。

資料から読み取った内容を、自分の言葉で説明する練習をすると、適性検査Ⅰ・Ⅱの両方に役立ちます。

 

③ 記述問題に慣れる

適性検査では、自分の考えを文章で説明する問題が出題されます。

普段の学習から、

「答えは○○です」

で終わらせず、

「なぜなら○○だからです」

まで説明する習慣をつけましょう。

また、指定字数を意識して文章を書くことも重要です。

 

④ 算数・理科の基礎を固める

適性検査対策を始める前に、算数・理科の基本事項をしっかり身につけておきましょう。

特に算数では、割合、比、速さ、図形、場合の数、規則性などを重点的に学習しておくことをおすすめします。

理科についても、物理・化学・生物・地学の基本的な内容を幅広く学習しておくことが大切です。

 

⑤ 過去問で時間配分を身につける

適性検査Ⅰ・Ⅱは、それぞれ45分という限られた時間で解かなければなりません。

そのため、正解できる問題を確実に得点する力と、難しい問題に時間をかけすぎない判断力が重要です。

過去問を解く際には、単に点数を確認するだけではなく、

  • どの問題に時間がかかったか
  • どこで読み間違えたか
  • どの資料の読み取りに時間がかかったか
  • 記述にどれくらい時間を使ったか

まで確認しましょう。

繰り返し過去問に取り組むことで、自分なりの時間配分を確立していくことが大切です。

 

南高等学校附属中学校の入試対策はいつから始める?

南高等学校附属中学校の受検を考えている場合、できるだけ早い段階から適性検査を意識した学習を始めると安心です。

ただし、小学校低学年から難しい適性検査問題ばかりを解く必要はありません。

低学年では、読書や日常生活の中で「なぜ?」「どうして?」と考える習慣を身につけることが重要です。

小学4年生頃からは、文章読解や資料の読み取り、算数・理科の応用問題などに少しずつ取り組み、小学5・6年生では適性検査型の問題や過去問を使った実戦的な学習へ移行していくとよいでしょう。

特に小学6年生では、知識を増やすだけではなく、実際の試験時間を意識した演習を繰り返すことが重要です。

 

南高等学校附属中学校に合格するには?

南高等学校附属中学校の適性検査で求められるのは、単純な暗記力だけではありません。

重要なのは、

「文章を読む」

「資料を読み取る」

「条件を整理する」

「自分で考える」

「答えを文章で説明する」

という一連の力です。

そのため、日頃の学習でも「答えを出して終わり」にせず、「なぜその答えになるのか」を説明することを意識しましょう。

また、適性検査Ⅰでは読解・資料分析・記述、適性検査Ⅱでは算数・理科を中心とした分析・考察が重要になるため、それぞれの特徴を理解して対策することが大切です。

まとめ|南高等学校附属中学校の受検対策で大切なこと

横浜市立南高等学校附属中学校は、「知性・自主自立・創造」を教育理念に掲げ、6年間を見通した中高一貫教育を行っている公立中高一貫校です。

国語・数学・英語を重視した教育課程や、探究学習「EGG」、英語教育の「ラウンド制」など、特色ある教育を行っています。

入学者選抜では、適性検査Ⅰと適性検査Ⅱが実施されます。

適性検査Ⅰでは、文章・図・表・データなどを読み取り、課題をとらえて表現する力が求められます。

適性検査Ⅱでは、自然科学的・数理的な問題を分析・考察し、問題解決につなげる力が求められます。

南高等学校附属中学校に合格するためには、知識を身につけるだけでなく、

「読解力」

「資料分析力」

「思考力」

「記述力」

「算数・理科の基礎力」

「時間内に問題を処理する力」

をバランスよく身につけることが重要です。

小学5・6年生では、基礎学力を固めながら適性検査型の問題に取り組み、過去問演習を通して実戦力を高めていきましょう。

南高等学校附属中学校の受検対策では、「知っている」だけではなく、「考えて、説明できる」ことが合格への大きなポイントになります。

 

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