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【小学生・理科】電流と電圧を日常で考える

2026.06.30

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〜電気は「見えない水の流れ」みたいなもの〜

こんにちは。家庭教師Camp事務局スタッフです。

 

中学理科で多くの人がつまずきやすい単元の一つが、電流と電圧です。

電気は目に見えません。だからこそ、少しイメージしづらい単元です。

でも、実は私たちの身の回りには、電流と電圧の考え方がたくさん隠れています。

スマホの充電、乾電池、ドライヤー、電気ポット、延長コードなど、毎日の生活は電気だらけです。

今回は、中学受験の理科で学ぶ電流・電圧・抵抗を、日常生活とつなげながら考えていきましょう。

 

電流とは何か

電流とは、「電気の流れ」のことです。単位は A(アンペア) です。

電流は、導線の中を流れる電気の量を表しています。よく水の流れに例えられます。

たとえば、水道のホースを考えてみましょう。ホースの中を水がたくさん流れていれば、

「水の流れが大きい」と言えます。

これと同じように、導線の中を電気がたくさん流れていれば、「電流が大きい」と言えます。

つまり、「電流が大きい = 電気がたくさん流れている」ということです。

 

電圧とは何か

電圧とは、「電流を流そうとするはたらきの大きさ」です。

単位は V(ボルト) です。

これも水に例えるとわかりやすいです。高い場所にある水は、低い場所へ勢いよく流れようとします。

この「水を流そうとする力」のようなものが、電気でいう電圧です。

たとえば、乾電池には「1.5V」と書かれています。

これは、その乾電池が電流を流そうとする力を表しています。

コンセントは日本では主に 100V です。乾電池よりもかなり大きな電圧なので、強い力で電流を流そうとします。だから、コンセントを直接触るのはとても危険です。

乾電池は手で触ってもほとんど危なくありませんが、コンセントは命に関わることがあります。

「どれくらい強く電気を流そうとしているか」を表す大事な量なのです。

 

抵抗とは何か

電流、電圧と一緒に出てくるのが抵抗です。

抵抗とは「電流の流れにくさ」のことです。

単位は Ω(オーム) です。

電気にも流れにくさがあります。

その流れにくさを表すのが抵抗です。

電熱線、豆電球、電気ストーブの中にも抵抗があります。

抵抗があることで、電気エネルギーが光や熱に変わります。

豆電球が光るのも、電気ストーブが暖かくなるのも、電気が抵抗を通るときにエネルギーを変えているからで

す。

 

オームの法則

 

中学受験理科で必ず出てくる重要公式が、オームの法則です。

「電圧 = 電流 × 抵抗」記号で書くと、「V = I × R」です。

たとえば、抵抗が2Ωの電熱線に、3Aの電流が流れているとします。

このとき電圧は、「3A × 2Ω = 6V」つまり、6Vです。

オームの法則は、ただ暗記するだけだとつまらなく感じます。

でも意味を考えるとシンプルです。

抵抗が大きいものに電流を流すには、それだけ大きな電圧が必要になります。

逆に、同じ電圧なら、抵抗が大きいほど電流は流れにくくなります。

 

スマホの充電で考えてみる

電流と電圧は、スマホの充電にも関係しています。

スマホの充電器には、たとえば「5V」「2A」などと書かれていることがあります。

これは、「5Vの電圧で、最大2Aくらいの電流を流せます」という意味です。

電流が大きいほど、短い時間で多くの電気を送ることができます。

そのため、急速充電では大きな電流や高い電圧が使われることがあります。

ただし、何でも強くすればよいわけではありません。

スマホや充電器には、安全に使える範囲があります。

対応していない充電器を使うと、発熱したり、バッテリーに負担がかかったりすることがあります。

日常でよく見る「急速充電」も、実は中学理科の電流と電圧の考え方につながっているのです。

 

ドライヤーや電子レンジはなぜ電気をたくさん使うのか

家の中で電気をたくさん使うものには、ドライヤー、電子レンジ、電気ポット、エアコンなどがあります。

これらは、熱を出したり、大きな力で動いたりするために、多くの電気エネルギーを必要とします。

電気の世界では、「電力 = 電圧 × 電流」という考え方があります。

電力の単位は W(ワット) です。

たとえば、100Vのコンセントで10Aの電流が流れると、「100V × 10A = 1000W」となります。

ドライヤーに「1200W」と書いてある場合、それだけ大きな電力を使っているということです。

だから、ドライヤーと電子レンジと電気ポットを同時に使うと、ブレーカーが落ちることがあります。

これは、家全体で流せる電流の限界を超えてしまうからです。

ブレーカーは、電気の使いすぎを止める安全装置です。

つまり、ブレーカーが落ちるのは「これ以上流すと危ないよ」と守ってくれているのです。

 

電気は便利だけど、危険でもある

電流と電圧を学ぶと、電気が便利なだけでなく、危険な面もあることがわかります。

特に危険なのは、人体に大きな電流が流れることです。

人間の体にも電気は流れます。体は完全な絶縁体ではありません。

手が濡れていると、より電気が流れやすくなります。だから、濡れた手でコンセントを触るのは危険です。
また、たこ足配線も注意が必要です。

たくさんの電化製品を一つのコンセントに集中させると、大きな電流が流れ、発熱や火災の原因になることがあります。

理科の授業で学ぶ内容は、テストのためだけではありません。

安全に生活するための知識でもあるのです。

 

まとめ

電流と電圧は、最初は少し難しく感じる単元です。

でも、日常生活とつなげて考えると、一気に身近になります。

スマホの充電、ドライヤー、ブレーカー、乾電池、家庭のコンセント。
どれも中学理科の内容とつながっています。

理科は、教科書の中だけにあるものではありません。

むしろ、私たちが毎日使っているものの中に、理科は当たり前のように入り込んでいます。

「なんでブレーカーが落ちるの?」
「なぜ急速充電は早いの?」
「乾電池を2本にすると何が変わるの?」

こうした疑問を持てるようになると、理科はただの暗記ではなくなります。

身の回りの現象を、自分の頭で理解するための道具になります。

電流と電圧は、見えないけれど、確かに私たちの生活を支えています。

見えないものを考える力こそ、理科のおもしろさなのです。

 

本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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