家庭教師ブログ
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2024.10.08
みなさんこんにちは! 家庭教師Camp事務局です。
中学受験や高校受験を考えている人が避けては通れない科目の一つが「国語」です。
そして必ずと言っていいほど入試で出題されるものが、「論理的文章」(論説文)になります。
例えば2024年度の都立高校の共通問題では以下の著者の作品が出題されました。
大問3 辻村深月「この夏の星を見る」
大問4 長谷川眞理子「進化的人間考」
大問5 久保田涼、俵万智「百人一首 言葉に出会う楽しみ」
馬場あき子「埋れ木の歌人」
高橋和彦「無名抄全解」
それぞれの問題について、大問3は小説に近い文学的文章、大問4は論理的文章となり、大問5は性格を異にした3つの文章を読むことを要求されています。
また一部の都立高校では、高校が作成した独自の問題を出題していますが、例として下記の高校で出題された論理的文章をこちらになります。
都立墨田川高校 大問3 千野栄一「言語学を学ぶ」
都立新宿高校 大問3 池上俊一「歴史学の作法」
都立国分寺高校 大問3 好井裕明「『今、ここ』から考える社会学」
大問4 鈴木日出夫「万葉集入門」
都立八王子東高校 大問4 多木浩二「生きられた家」
大問5 復本一郎「俳句と川柳 「笑い」と「切れ」の考え方、たのしみ方」
では、このような「論理的文章」を書く人はどういう人なのでしょうか。今回は普段とは違った視点で、考えていきたいと思います。
例えば、都立の共通問題の大問3で出題された長谷川眞理子さんは、総合研究大学院大学という大学の学長を過去に就任されておられました。
このように論理的文章として出題される方として多いのが、大学などで在籍しながら特定のテーマについて研究していく研究者になります。
ではなぜ研究者と呼ばれる人たちは本を書くのでしょうか。
決して多くの研究者が出版することによる印税だけを狙っているわけではありません笑。
それは、各研究者が研究し続けたものの成果を世に発表することです。
そのため、そのテーマのことを深く理解している人にしかわからない本ももちろん存在します。
一方で、世に発表するわけですから、そのテーマの素人である私たちが読むことを想定して書いている本があります(新書と呼ばれる書籍は、分かりやすく書かれている本になります)。
以上のような本が、書店にたくさん並んでいますし、学校の図書館にも実は並んでいます。
そのため、出題されている文章を読んで「難しい!!」と思うことがあるのは、著者がいじわるで難しく書いているというわけではありません笑。
確かに少し踏み込んだ知識が必要な場合もありますが、読みにくい文章を何度も読んでいき、
また読みにくい文章に対する「読み解き方」の授業を受ければ、理解する力が身に付きますし、
初めは難解な文字の塊に思えた長文でも、徐々に問題なくスラスラ読み進められる場合もあります。
そのうえで中学校の先生たちや高校の先生たちは、
「この文章をちゃんと読める人に勉強を教えたい!」と強い思いを込めて試験に出す文章を選んでいます。
今回は、都立高校入試の国語の問題について、著者という観点からみてきました。
難しい・読みにくい文章が出てきても、決して子供たちをいじわるしているわけではなく、
素直な気持ちでスラスラ読めるよう、多くの文章の問題にあたり読む力をつけていきましょう。
そしてぜひ、家庭教師Campで様々な文章に対する「読み方」の授業を受け、読む力をさらに身に付けていきませんか。
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本日も最後までブログをお読みくださいましてありがとうございました。
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