家庭教師ブログ
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2024.06.22
こんにちは! 家庭教師Camp事務局です。本日は高校や大学の推薦入試・総合型選抜(AO入試)で対策必須、小論文の対策について書き方をお伝えします。
入試として小論文が必要になる以上、「合格」のために必要だ、というのはもちろんですが、小論文を勉強することは、それ以上の深い学びがあります。
社会の中では、自分とは異なる意見を持つ人と話し合ったり、ときには意見が対立した状況をうまくまとめていったりする必要が生じます。実際に、現代の就職活動においては、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションなど、「他者との意見の対立をまとめながら、自分の意見を提案し、最適な意思決定を行う」能力が評価されています。就職活動で求められている「コミュニケーション能力」に通じる能力を養うことができます。
自分の文章を論理立てて書き、他人に見せられる文章を仕上げる練習、というのはなかなか学校では習わないですよね。実際、小論文を習い始めた方の多くは「何を書けばいいか分からない」という声をよく聞きます。文章を書く能力は大学でのレポート作成や就職活動、社会人としての仕事でも役に立つでしょう!
志望大学の学部や傾向にもよりますが、小論文では時事的なテーマや、現代文の論説文、あるいは社説などがテーマとして扱われやすいです。そのため、小論文の学習をすることで、世界で話題となっている様々なテーマに触れることができます! このことは大学に進んでからはもちろん、自分の興味関心を拡げてくれるきっかけになるかも?
では、そんな魅力の詰まった小論文、実際にどのように対策すればよいのでしょうか。
まずは文章のルールをよく確認しましょう。小学校のときに習ったとは思いますが、意外と地域によって異なったり、自己流の覚え方をしてしまっていたりすることがあります。小論文対策の参考書などにはほぼほぼ最初に書いてありますので、今一度確認しておきましょう。また、ミスとしてありがちなのは「口語」のミスです。思いがけない単語が口語であることがあり、減点対象になります。例えば、「なので」は使いやすい単語ですが、NGです。文頭で「なので、~。」と使いたい場合は、「そのため、~。」に変えるようにしましょう。
小論文の順番も、基本の型があります。まずは自分の「意見」をきちんと述べましょう。この際、理由についても簡略に書いておくことで、後々本論を書くときに、一貫性をもたせることができます。
次に、自分とは異なる意見に対して「譲歩」をします。小論文では多くの場合、2つの対立する意見のどちらかを選択することになりますが、どちらも一長一短ということがほとんどです。そのため、自分と異なる意見に対しても、「確かに、~。」という形で譲歩することで、よりその後の説得力が増します。また、多角的に物事を考える能力があることを示すことができます。
次に、他者の意見に一定の理解を示した上で、それでもなお自分の意見が〇〇である、ということを論理的に説明していきます。ここがもっとも字数が必要になるところであり、ここの字数を間違えると、短すぎたり長すぎたりして、大幅な調整が必要になります。指定されている字数と、ここまで書いてきた字数をよく見比べて調整していきましょう。
最後に、まとめとして結論を再度示しましょう。場合によっては、意見からさらに発展させて、より具体的な施策や提案が必要な場合もあります。最初に書いた意見と、最後に書いた結論がきちんと一貫性を持っているか、改めて確認しましょう。
先ほど述べた小論文の構成を念頭に、メモ書きや図式で構わないので小論文の構成を考えて書きだしてみましょう。書いてみることで人間の考えは整理されていきます。また、図式が先にできていれば、一貫性のある文章を書くことや、字数に困ることが減ります。意識してみましょう。
実際の試験には時間制限がありますから、どうしても慌てて書いてしまうこともあると思います。試験本番で時間に追われることのないよう、普段の練習から時間を意識して取り組みましょう。
また、時間を意識して書いていくと、誤字脱字をしてしまうことが多々あります。漢字ミスや送り仮名の間違いは、癖になってしまっている場合もあります。自分では気づきにくいこともあると思いますので、しっかりと他の人に見てもらいましょう。また、自分で確認するときは、他の人の書いた文章だと思って、読み飛ばすことなくチェックしていきましょう。
小論文の一番の上達法は、「たくさん書いて、たくさん添削されること」に尽きます。書かなければ上達しませんし、添削されなければ自分の間違いに気づくこともありません。家族に見せるのは恥ずかしいかもしれませんが、学校の先生や友人、先輩などに見てもらっても良いでしょう。
また、家庭教師Campでは小論文の指導ができる先生や、小論文用のテキストもご用意しています。周りに相談しにくい、あるいは信頼のおける人に添削してもらいたい、そういった方はぜひ家庭教師Campにご相談ください!
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