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【参考書おすすめ③】『やっておきたい英語長文300・500・700・1000』の効果的な使い方

2024.04.23

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こんにちは。家庭教師Campライターの工藤です。

今回は大学受験の参考書おすすめ第三弾ということで、

河合塾(河合出版)の『やっておきたい英語長文』シリーズを紹介します!

英語長文教材は世の中にたくさんありますので、

「今の長文問題集のレベルが合っていない……」「持っている問題集をすべて解き終わってしまった!」

という方は、ぜひ参考にしてみてください。

【参考書おすすめ③】『やっておきたい英語長文300・500・700・1000』①向いている人・いない人

向いている人

『やっておきたい英語長文』シリーズは、自分で英文構造を意識したり書き込んだりしながら、様々なテーマの文章・様々な形式の問題に取り組んでいきたいと思っている人にはおすすめの問題集です!

 

長文の数は『700・1000』はやや少ないですが、『300』は30題、『500』は20題収録されており、なかなかのボリュームです。

また、出典も全国の大学入試問題などから出されており、設問も記号問題一辺倒ではなく、英文和訳や英作文、並び替えや空所補充など様々です。

自分の志望校では出ない形式の設問もあるかもしれませんが、幅広い問題形式に対応できる能力は非常に重要です。実践的な演習を積んでいきたいですね。

 

また、解答解説には重要な文法をまとめた「Point」や、各段落ごとの和訳が書かれています。

各文の文構造についての説明は少ないですが、むしろそれを有効活用していくことが大切です。(それについてはこの後に書いてます!)

 

ちなみに、GMARCH以上を目指している人で、『700』まで進めるか『1000』まで解くか悩んでいる人がいると思います。

個人的には、いったん『700』までで良いかなと思います。

なぜなら、特に現役高校生が『やっておきたい英語長文』シリーズに取り組んでいくと、ある程度受験勉強をコツコツ進めていた人や、進学校で先取り学習してきた人でなければ、『500』がしっかり終わるころに秋冬になっていることが多いからです。

志望校の過去問などを取り組んでいく時期に並行して進めるなら、まずは『700』でも十分だと思います。

志望校がかなり長い長文を出す(慶應義塾大学など)ならば、『1000』にも取り組んでみましょう。

向いていない人

一方、『やっておきたい英語長文』シリーズに取り組んでいくうえで、まったくの英語初学者・英語長文初心者の人は厳しいと思います。

また、英文法や英文構造の基礎を覚えていない人も、効果的に使えない可能性が高いです。

 

長文読解にまだ慣れていない人にとっては、文章全体の中で文構造が理解できていないものが多いと思います。そこに対するフォローはやや少ないため、自分で考えることになります。また、リスニングCDなどもありませんので、知らない単語については自ら単語帳や辞書を引くことが求められます。

総じて、ある程度自学習を進められる人向けの問題集だと言えるでしょう。

 

『300』は単語数も少なく簡単なように言われていることが多いですが、私がこれまで生徒たちに使って指導してきた限り、けっこう苦戦する子たちが多いです。

もし書店で購入されるならば、一瞬目を通してみてはいかがでしょうか。

【参考書おすすめ③】『やっておきたい英語長文300・500・700・1000』②効果的な使い方

次に、『やっておきたい英語長文』シリーズの効果的な使い方について解説していきます。

解き方編

まずは問題に取り組んでいきます。特に理由がなければ、1番から順番で構いません。各長文のレベルは、それほど順番通りでもありませんし、テーマもそれぞれ違いますので順番に解きましょう。

 

長文番号の右横に、想定時間が書いてあります。これを計測しながら取り組みましょう。ただし、また長文練習が十分でない人は、あくまで目標時間だと思って、時間を厳守することよりも「根拠をしっかり持って設問に答えること」を意識しましょう。問題集のサイズは小さめなので、問題集の余白では並び替えや日本語訳、英作文などが書ききれません。ルーズリーフやノートに書くようにしましょう。

 

個人的には、取り組むときに「スラッシュリーディング」を意識し、実際に書き込んでみると良いと思います。文章の行間が狭いので、大きめに拡大コピーして解いてみても良いかもしれません。

復習編

解き終わったら丸付けしましょう。ただ、記号問題であっても、必ず解説は読んでください。なかなか難しい問題が多く、四択の語彙問題でも「選択肢の単語が初見だった」ということも往々にしてあります。選択肢の訳は簡単に書いてありますので、きちんと目を通しましょう。

 

ここからが最も大切ですが、「各文の文構造を自分で考え、解説の日本語訳の文章と一対一で照らし合わせる」ことに取り組んでください。英文の訳のみが与えられていますので、自分が考えた英文構造(解くときにスラッシュリーディングをしていれば、その内容)と比較したときに「なぜこの訳になるんだろう?」と疑問に思う文が出てくるはずです。

 

そこを深く考えることによって、英文構造を考える良い練習になります。また、和訳は口語的ではないですが直訳すぎるわけでもないため、「こういう構造のときは、こうした言い回しの方が良いのか」と学ぶこともできます。

 

『やっておきたい英語長文』シリーズを効果的に活用して、志望校合格・英語力向上を目指しましょう! オンライン家庭教師の家庭教師Campでは、みなさんの参考書や問題集で分からないところもピンポイントで解説することができます。ぜひ一度家庭教師Camp事務局までご相談ください。

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