家庭教師ブログ
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2024.01.12
こんにちは。家庭教師Campライターの杉浦です。
日本には47都道府県があり、それぞれの都道府県名には由来や語源があります。
生まれ育った都道府県
現在住んでいる都道府県
住んだことのある都道府県
など、人それぞれ縁の深い都道府県があると思いますが、その都道府県名の由来をご存知でしょうか?
日本には全部で47の都道府県がありますね。
ものの名前には、必ず由来や語源がありますが、各都道府県の名前の由来や語源について知っていますか?
知らないって人も多いと思いますが、大丈夫です!
今回からそれぞれの都道府県の「名前の由来」を紹介していきます。
江戸時代までの日本は250~300の「藩(はん)」に分かれていましたが、明治4年(1871年)に「廃藩置県」が行われました。
廃藩置県とは、「藩」の地方統治を廃止し「府県」を置くこと取り組みで、昭和22年(1947年)に現在の1都1道2府43県=47都道府県になりました。
※古く資料が残っていないものや、分割合併の中で由来が定かではなくなったものも含まれます。厳密な考証は行っておりませんので、ご了承ください。
現在の北海道は、かつて蝦夷地(えぞち)呼ばれていました。
廃藩置県に伴い、以下の6つの候補を出たそうです。
そして、最終的に「北加伊道」と「海北道」を折衷して「北海道(ほっかいどう)」と命名したという説があります。
もともと江戸時代まで、青森県は「弘前藩」として知られていました。
江戸時代が始まる頃、弘前藩が港町を開発する際、目印となるべき場所として、
青々とした森の広がる小高い丘が選ばれました。この場所は後に「青森(のちの青森町)」と名付けられました。
しかし、廃藩置県の際にはじめは「弘前県」となっていました。その後、県庁が青森町に移転され、同時に県名も「青森県」に変更されたのです。こうして、青森の歴史が少しずつ変化していきました。
昔々、岩手県には人々を悩ませる鬼が住んでいたという伝説があります。
この伝説がもととなって、盛岡市に伝わる「鬼の手形伝説」が生まれました。
物語によれば、鬼は人々を困らせ、その悪事が絶えることはありませんでした。
そこで、人々は信仰の対象として「三ツ石様(みついしさま)」と呼ばれる三つの大きな岩に祈りをささげました。
すると、三ツ石様は鬼を岩に縛りつけ、これ以上の悪さをすることなく、平和を約束させました。
岩手の名前の由来は、このときの出来事にあります。
鬼を縛りつけた岩には、鬼の手形が残されたとされ、それが「岩手」の名前の由来とされています。この伝説は、地元の歴史や信仰、そして人々の知恵と勇気が交わった素敵な物語として、今もなお語り継がれています。
廃藩置県当初は「仙台県(せんだいけん)」と呼ばれていましたが、その後「宮城県」に改められました。
「宮城」の由来はいくつか説あります。
仙台城の城下町として栄えた宮城郡(現在の仙台市)に県庁が置かれたので、群名を由来にしたという説があります。
「宮城」は「湿地」を意味する古い言葉だといわれています。
神社を「お宮(おみや)」と呼んでいたことから塩釜神社(塩釜市)を指す「宮」と接尾辞(せつびじ・独立した一語としての機能をもたず、一語の後ろにつく文字)である「ぎ」を合わせて「宮城」となったという説があります。
朝廷(宮)の地方機関が、多賀城(現在の多賀城市)に置かれていたので「宮城」と呼ばれるようになったという説があります。
塩釜神社を指す「宮」と、多賀城の「城」を組み合わせて「宮城」になったという説があります。
古くからある地名「秋田郡」が由来といわれています。
もともと「顎(あご)」に似た地形だったことから「齶田(あぎた)」という地名で呼ばれていましたが、いつしか「あきた」と呼ばれるようになったとういう説があります。
低湿地で農業に不向きな「悪田(あくでん)」を意味する「飽田(あきた)」にとなり、さらに奈良時代に「秋田」という漢字が当てられたといわれています。
秋田郡の中心となる地域が周囲より高い場所にあったことから、周囲より高いという意味の「上げ」が転じて「あぎ」、場所という意味の「と」が転じて「た」となり、「あぎた」と呼ばれるようになり、それに「秋田」という漢字が当てられたという説もあります。
「秋田」という漢字の由来は定かではありません。
古くからある地名「山方郷(やまがたごう)」が由来といわれています。
「山方」には「山の近く」や「山のふもと」という意味があります。
山形県には多くの山があり、面積の7割を山地が占めています。
名前の由来となった山が、どの山を指しているのかは不明ですが、現在の山形市から南の方角には、
山岳信仰で知られた「蔵王(ざおう)」「月山(がっさん)」「吾妻山(あずまやま)」などがあります。
昔は、「山県」「山方」「山形」などいくつか表記がありましたが、いつしか「山形」になりました。
現在の福島県庁は、福島城の跡地に建っています。
福島城は阿武隈川(あぶくまがわ)と荒川(あらかわ)の合流点の近くにあり、三方を川で囲まれていました。
この地形を「島」に見立て、縁起の良い「福」を合わせ「福島城」と名付けたのが名前の由来といわれています。
福島県福島市の中心市街地北部には、信夫山(しのぶやま)があります。霧の発生しやすい福島盆地では、信夫山が盆地の中心に浮かぶ「島」のように見えていたという説があります。。
また他にも、昔このあたりは湖があったので信夫山が「島」のように見えていたという説もあります。
そして、信夫山には奥羽山脈からの「吾妻おろし(あずまおろし)」と呼ばれる強い季節風が吹くことから、
「吾妻おろしが吹く島」=「吹島」となり、「吹」に縁起の良い「福」という漢字を当て「福島」になったという説もあります。
いかがだったでしょうか。
意外な由来を持つ都道府県もありましたね。
次回は【関東地方編】をお届け予定です。お楽しみに!
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