家庭教師ブログ
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2023.04.15
こんにちは。家庭教師Campライターの杉浦です。最近、感染症に関して様々なニュースが流れています。
・5月8日から新型コロナ感染症が5類に移行する
・サル痘の感染者が100人を超えた
・鳥インフルエンザで卵が値上がり
細菌やウイルスなど、感染症の原因となるものは様々ありますが、それらにはどんな特徴があるのでしょうか。本日は、細菌やウイルスなどの小さな生き物・物質のお話です。
(中学生の理科、高校生の生物でテストに出る内容もあります!)
生き物の体は細胞でできています。細胞は2種類に分類され、細胞核を持つ「真核生物」と、細胞核を持たない「原核生物」に分けられます。
動物・植物は真核生物です。他にも微生物のうちカビ・酵母や寄生虫なども真核生物です。人間のように数多くの細胞からなる生き物を多細胞生物、ゾウリムシや酵母のように細胞ひとつで生きているものを単細胞生物と呼びます。
細菌は原核生物です。人間の体内で定着すると、細胞分裂で自己増殖します。有名なものは、ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌、緑膿菌、コレラ菌、赤痢菌、炭疽菌、結核菌、ボツリヌス菌、破傷風菌、レンサ球菌などです。細菌由来の感染症になったら、抗菌薬や抗生物質で治します。
厳密には生物ではなく、遺伝子とタンパク質の殻からなる構造体です。自分ひとりでは増殖できないことなどから、非生物とされています。人間など生き物の細胞に入ると、その細胞自体の力を借りて増殖します。
有名なものはノロウイルス、ロタウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス、HIVなどです。細胞膜がなく人の細胞に寄生しているため、治療が難しいとされます。抗ウイルス薬やワクチンが作られています。
真菌とは、カビや酵母などの真核生物のことです。動植物の細胞に定着し、菌糸を伸ばして成長します。白癬菌(水虫菌)、カンジダ、アスペルギルスなどが有名です。真菌の感染症になったら、真菌の細胞膜を壊したり、細胞膜を作ることを妨害する抗真菌薬を使ったりして治療します。
いかがだったでしょうか。一言で「菌」や「微生物」といっても、実はかなり違う特徴を持っています。その大きさも全く違います。細菌や真菌は1μm程(マイクロメートル)です。ウイルスはその1/1000から1/100くらいの大きさで、10nm程(ナノメートル)です。
ちなみに、
4月13日は新型インフルエンザ対策の日、
4月14日はピロリ菌検査の日、
4月15日は世界医学検査デーだそうです。
真核生物や原核生物、細胞膜や核の話は、中学理科の学習範囲です。ぜひ教科書や資料集で学習してみましょう! 生物や理科でお困りの方は、ぜひオンライン家庭教師の家庭教師Campプレミアコースをご検討ください。私、杉浦も授業を承っております!
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