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早慶受験対策コース

早稲田大学 人間科学部

早稲田大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、早稲田大学人間科学部の出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。

早稲田大学 人間科学部の概要

早稲田大学 人間科学部の入試概要

        
方式 科目 試験時間 配点 出題範囲
文系方式/
理系方式
文系方式 外国語 90分 50点 英語
国語 60分 50点 国語総合、現代文B、古典B
地歴または数学 60分 50点 ①世界史B
②日本史B
③数学
(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く))
理系方式 外国語 90分 50点 英語
理科 60分 50点 ①物理基礎、物理
②化学基礎、化学
③生物基礎、生物
数学 60分 50点 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
共通テスト+
数学選抜方式
大学入学
共通テストで
課す科目
国語80分 20点 国語
地歴・公民 60分 20点 世界史B/日本史B/地理B/現代社会/
倫理/政治・経済/倫理、政治・経済
数学 70分/80分 20点 数学Ⅰ・数学A/数学Ⅱ・数学B
理科 60分 20点 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎から2科目
または
物理/化学/生物/地学から1科目
外国語 英語:110分
その他:80分
40点 英語/ドイツ語/フランス語/中国語/韓国語

英語の入試問題傾向

英語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 長文読解
第2問 マークシート方式 空所補充(前置詞)
第3問 マークシート方式 文法問題(誤り指摘)

英語の出題分析

すべてマークシート方式であり、早稲田大学の中でも独特な出題形式が特徴的です。長文読解は、非常に短い文章8題を読み、それぞれの設問に解答する形式になります。文章のレベルは早慶他学部に比べそこまで難しくないものの、設問がすべて英語のため、正答するのは難しくなっています。空所補充は、短文の空所に入る前置詞または副詞を選ぶ問題です。同じ語を何度も使うことができ、「補う必要がない」という選択肢があるため、難易度は高いといえます。文法問題は、短文に下線が引かれており、誤った表現を含むものを選ぶ問題です。「誤りがない」という選択肢があるため、見かけよりも難しいですが、対策を行うことで最も得点しやすい大問といえます。

数学の入試問題傾向

数学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 確率・図形問題が頻出
第2問 マークシート方式 第1問と同様
第3問 マークシート方式 第1問と同様
第4問 マークシート方式 第1問と同様
第5問 マークシート方式 第1問と同様

数学の出題分析

文系方式・理系方式ともに5問構成であり、すべてマークシート方式となっています。全ての範囲から毎年バランスよく出題されますが、確率・図形に関する問題が頻出です。大問1つに対する小問が1~2個程度と少なく、1問あたりの計算量の比重が多いのが特徴です。また、試験時間60分に対し大問5問のため、時間制限が厳しく、スピーディーに解き切る計算力が求められる試験といえます。問題自体は標準レベルのため、いかに計算ミスを減らすかが合格のカギとなります。

国語の入試問題傾向

国語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート・記述方式 現代文
第2問 マークシート方式 古文
第3問 マークシート方式 漢文

国語の出題分析

大問3題構成であり、現代文のみ2問程度記述方式の問題が出題されます。現代文のテーマは「現代思想論」「人間と人間を取り巻く環境全体」に関するものが出題されます。傍線部の説明問題が主に出題されます。古文は、文章量はやや少ないものの、主語や背景知識が省略されているため、全体的な難易度は高めです。漢文は、知識問題以外はほとんど内容把握問題となっています。すべての大問において、本文の内容に合致するものを2つ選ぶ問題が最後に出題されることが最大の特徴となっています。過去問に目を通し、形式に慣れておきましょう。

世界史の入試問題傾向

世界史の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 単答問題
第2問 マークシート方式 第1問と同様
第3問 マークシート方式 第1問と同様
第4問 マークシート方式 第1問と同様
第5問 マークシート方式 第1問と同様

世界史の出題分析

すべてマークシート方式で、大問数は例年4~5問で推移しています。語句挿入と正誤問題の出題が中心です。正誤問題はすべて正解の選択肢を1つ選ぶ形式であり、他学部に見られる「正誤組み合わせ」のような特殊な形式は出題されません。全体的に易~標準の問題が多いため、教科書レベルの知識を徹底して反復することが重要です。また、年代整序問題が例年2題ほど出題されています。重要な出来事については、細かい年代まで把握しておきましょう。

日本史の入試問題傾向

日本史の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 原始・古代分野
第2問 マークシート方式 中世分野
第3問 マークシート方式 近世分野
第4問 マークシート方式 近現代分野
第5問 マークシート方式 テーマ史

日本史の出題分析

すべてマークシート方式で、大問1~4は年代が古い順に出題され、大問5はテーマ史が出題されます。正誤問題の出題が全体の約半分を占めます。正誤問題は、複数の選択肢から該当しないものを2つ選ぶ形式や、当てはまるものが存在しない場合は「該当なし」を選ぶ形式の問題が出題されます。また、大問5では必ず史料問題が出題されるため、有名史料は必ず押さえておきましょう。全体的に時間制限が厳しいため、難易度は標準~やや難となっています。教科書で基礎固めをしっかりと行い、過去問に取り組むことで正誤問題の形式に慣れるのがよいでしょう。

物理の入試問題傾向

物理の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 力学
第2問 マークシート方式 電磁気
第3問 マークシート方式 波動・熱力学・原子から1分野

物理の出題分析

すべてマークシート方式で、例年大問1では力学、大問2では電磁気が必ず出題されています。正誤問題の出題が全体の約半分を占めます。ほとんどの問題は標準レベルのため、基礎~標準の問題を確実に解けるよう、演習を積みましょう。問題のレベルに対してやや計算量が多く、マーク式のため計算ミスをしないことも重要です。力学・電磁気を中心に、基本的な問題については解法が瞬時に浮かぶレベルに到達していることが求められる試験といえます。

化学の入試問題傾向

化学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 理論、無機
第2問 マークシート方式 理論
第3問 マークシート方式 有機
第4問 マークシート方式 理論、有機
第5問 マークシート方式 理論

化学の出題分析

すべてマークシート方式で、大問1・2では知識系の問題、大問3~5は計算系の問題が多く出題されています。全範囲からまんべんなく出題されるものの、毎年出題される分野や深い知識が問われる分野があるため、傾向を把握しておきましょう。金属の酸化還元反応・有機の生活に関わる分野については教科書以上のレベルの知識が求められます。全体的に基礎~標準レベルですが、計算問題が解けるかどうかが点数を左右するため、公式と解法が瞬時に浮かぶまで演習を積みましょう。

生物の入試問題傾向

生物の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 遺伝、生体機能から頻出
第2問 マークシート方式 第1問と同様
第3問 マークシート方式 第1問と同様
第4問 マークシート方式 第1問と同様
第5問 マークシート方式 第1問と同様

生物の出題分析

すべてマークシート方式で、知識問題がメインの大問が多いですが、実験考察問題や計算問題を含む大問も出題されています。解答時間60分につき、40~50程度の小問が出題されるため、大問1つにかけられる時間は10分ほどとなります。そのため、知識系の大問を早めに解き、自分の苦手な分野や計算・考察問題にとりかかると良いでしょう。全体的に標準レベルの問題で構成されているため、教科書の理解を確実に行うことが重要です。

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