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東北大学 歯学部

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東北大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、東北大学 歯学部の2024年度までの出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。

東北大学 歯学部の入試概要

東北大学 歯学部の入試概要

入試方式 教科 試験時間 配点 出題範囲
個別学力テスト 数学 150分 500点 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B・数C
外国語 100分 500点 英語
理科 150分 500点 【物理基礎・物理】【化学基礎・化学】
【生物基礎・生物】から一科目選択

数学の入試問題傾向

数学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述式・論述式 微積分
第2問 記述式・論述式 対数
第3問 記述式・論述式 複素数平面
第4問 記述式・論述式 空間ベクトル
第5問 記述式・論述式 微分
第6問 記述式・論述式 関数の極限

数学の出題分析

大問6問構成です。「微積分、確率、ベクトル、複素数平面」が頻出単元となっています。東北大学の理系数学は標準的な典型問題から高い発想力を求められるような難易度の高い融合問題まで出題されており、難易度の幅が広く設定されています。そのため、完答を目指すという方針ではなく、典型問題は確実に解答していき正答率を上げる方式で取り組むのが得策と言えるでしょう。教科書や参考書の内容を徹底的に覚え、問題量をこなしていくことで基礎力を固めることを第一目標して学習を進め、それを基に発想力、計算力、数学的思考を養っていきましょう。また、正答率を高めることが重要であるため、確認や検算を行うことはもちろん、ケアレスミスを減らせるよう努めましょう。後半にかけて融合問題を中心に出題されます。定義、公式などの知識や柔軟な発想力、高い応用力などの数学的思考が要求されます。また、論証問題も多く出題されます。数学の採点は厳しいため、解答作成能力が問われる問題となっています。精度向上に努めるなどして論証対策を行いましょう。東北大学の理系数学では微積分と融合したような煩雑な問題にもめげずに計算を続けることや、論証問題に取り組む際にも完答することができずとも、部分点を獲得するために粘り強い姿勢で取り組むなど、最後まで丁寧に取り組むことが非常に重要であり、合否に大きく関わってくるでしょう。早い時期から標準レベルの問題を演習し、実践的なレベルの問題に取り組むことや、解答作成の練習をすることが高得点に繋がるでしょう。頻出単元に絞って学習していき、苦手分野を放置しておくことが命取りになるため注意が必要です。計算量や分析量の多い問題や過去問に積極的に取り組むなどして、しっかりと対策を行いましょう。

英語の入試問題傾向

英語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式・論述方式 長文読解
第2問 記述方式・論述方式 長文読解
第3問 記述方式・論述方式 長文読解
第4問 記述方式・論述方式 和文英訳

英語の出題分析

大問4問構成です。東北大学の英語は記述力を問われる問題を中心に出題されます。近年は出題傾向に変化があり、この大問構成も変わる可能性があるため注意しましょう。大問1~2の長文読解問題は評論文を中心に出題されます。ここで出題される評論文は合計で2,000語を超えるほど非常に文章量が多いことが特徴です。そのため、タイムマネジメントが非常に重要となります。過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えることが大切です。論説文を読む際には、筆者の主張や主題、文章そのものの構成などを把握し、文章中に散りばめられた様々な要素から重要な事を適切に見抜き、それらを論理的に理解することで全体の要旨を捉えることが重要です。また、専門的な用語が登場することがあるため、頻出単語についての対策は必須です。大問3では対話文型の長文読解問題が出題されます。対話文の文章中に空欄があり、それを補充しながら解き進めていくという形式が採られています。この大問のメインは80語の字数制限の下、その問題のトピックに対しての意見について述べるという問題が出題されます。語彙などの知識はもちろんのこと、自分の意見や考えを論理的に英語を用いて文章に起こせるよう、単語、文法を重点的に学習するなどして作文対策を行いましょう。自分では気づけない癖などを直すためにも添削指導などを受けることも大切です。字数制限付きの自由英作文であるため、非常に難易度が高いです。加えて対話文そのものの内容が難解であることが多いため、適切な語を補充することができたとしても、そこから作文に移ることは非常に困難と言えるでしょう。大問4の和文英訳問題は、大問3と同様に文章の空欄補充をしながら解いていく形式が採られています。また、元の日本語文に訳しにくい言い回しが見られるため、日英ともに語彙力を増やすようにしましょう。そのため、単語力、文法力の基礎を徹底的に固める方向に学習を進めていきましょう。東北大学の試験の特徴として、「本文からの忠実な読解」という考え方があるため、英訳の際には日本語の本文に即した文章にしなければなりません。東北大学の英語は総合的に非常に高いレベルで読解力や表現力などの総合的な英語力を問われる試験となっています。傾向がやや不安定なため、数年分の過去問を演習することで、今までの東北大学の出題傾向に慣れておきましょう。

物理の入試問題傾向

物理の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述式・論述式 力学
第2問 記述式・論述式 電磁気
第3問 記述式・論述式 波動

物理の出題分析

大問3題構成となっています。「力学」「電磁気」「熱力学」「原子物理」は頻出分野であるため重点的に学習すべき単元です。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は75分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は20~25分ほどです。東北大学の物理は設問数が多く、問題文も長文のものが大半であり、タイムマネジメントが非常に重要となります。過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えておきましょう。近年では易化の傾向がありますが、非常に難しい問題が混ざって出題されることがあります。標準問題を素早く確実に処理し、難易度の高い問題により多くの時間を割けるように解いていくことが大切です。そのため、過去問や問題集でしっかりと演習を積んでおきましょう。東北大学の物理では、複雑な設定、高水準の思考力・判断力を要する問題構成となっています。一つの大問で、同様のテーマを中心に、それぞれ異なる設定での出題という形式が採られています。そのため、いかに素早く状況を把握できるかが重要が大切です。しかし、問題には誘導が敷かれているため、問題の流れ、題意を読むことで、スムーズに解答できるようになるでしょう。論述問題に取り組む際には、物理の深い知識とその応用が必要となります。そのためには単に公式や法則を暗記するだけではいけません。公式が意味すること、適応条件、物理量の単位などの要素がどこに結び付くかを覚え、物事を論理的に捉えることで、暗記を理解に変化させることが大切です。また、自らの考え方を簡潔で論理的かつ採点者側に伝えるということを意識する必要があります。早い時期から基礎を固めて難易度の高い問題集に取り組むことでより得点を狙うことができます。

化学の入試問題傾向

化学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 選択式・記述式・論述式 理論化学
第2問 選択式・記述式・論述式 無機化学
第3問 選択式・記述式・論述式 有機化学

化学の出題分析

大問3題構成となっています。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は75分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は10~15分ほどです。東北大学の化学も物理と同様に普段からタイムマネジメントを意識して学習を進めていきましょう。過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えましょう。 標準問題を中心に高難易度の問題までバランスよく出題されているため、標準問題の出来で他の受験生との差がつきやすいです。そのため、参考書や教科書を活用し、出題範囲の知識を一通り押えるなどして、早い時期から基礎を固めておき、過去問や実践的な問題集を繰り返し演習することが大切です。有機化学は、基本的な構造決定問題が出題されています。この単元は知識問題が多いため、しっかりと学習し、深い理解と得ることで得点源にしましょう。頻出単元で配点も高いため、対策は必須で、捨ての選択はできません。しかし、近年はやや難化している印象があるため、しっかりとした対策が重要です。深い理解を得るためには物理と同様に、単に用語や働きを暗記するだけではいけません。その用語が意味すること、どの働きがどこに作用するかを論理的に捉えることや、日常の出来事や発見を結び付けて覚え、暗記を理解に変化させることが大切です。化学を選択する受験生は、化学により多くの時間を割けるよう、併せて選択する科目の学習も非常に重要となります。

生物の入試問題傾向

生物の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述式・論述式 酵素・代謝
第2問 選択式・記述式・論述式 タンパク質
第3問 選択式・記述式・論述式 遺伝子・生殖

生物の出題分析

大問3題構成となっています。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は75分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は10~15分ほどです。東北大学の生物は非常に難易度が高い傾向にあり、論述問題の出題が多いため、時間に追われる試験となります。そのため、物理と同様にタイムマネジメントが非常に重要となります。過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えましょう。前述のとおり、全体を通じて非常に難易度が高いことが特徴です。実験考察問題では、記述量、内容ともに高いレベルを要求されます。また、問題自体への理解力、読解力が要求される問題が多いです。論証問題では、厳しい字数制限の下、初見では対応できないようなものが毎年出題されています。また、他の大学入試では得点源とされやすい知識問題でさえも、難解なものが多い傾向があります。そのため、生物分野への深い理解が求められます。深い理解を得るためには、単に用語や働きを暗記するだけではいけません。その用語が意味すること、どの働きがどこに作用するかを論理的に捉えることや、日常の出来事や発見を生物と結び付けて覚え、暗記を理解に変化させることが大切です。参考書や教科書を活用し、出題範囲の知識を一通り押えるなどして、早い時期から基礎を固めておき、過去問や実践的な問題集を繰り返し演習することが大切です。

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